かなしみの
青が降る
透明、
ただ透明に
なっていく
己の体
幾億もの幾兆もの者達通った道
途、未知、溢れ
枯れ果て、移行する
闇の光の奥の
ふるふる震え揺れ
時の間隙縫い
開 ....
つながらない電話
部屋の隅のディレクターチェアーで
幾本目かの煙草に火をつける

どの時代の便りがこの暗所に届くかはわからないが
いま結像しているものの光源に想いを致す

混合オイルでし ....
{ルビ理由=わけ}もなくかなしい時がある
理由はあっても 不明なのだ

本当は 
居場所の見当はついている

古い古い付き合いの 理由を
引っ張って来て 座らせて

またも千日手を繰 ....
きっと夜空に映る
君に宛てられた
ひとつの恋とは
すべての愛のことだろう

きっと青空を想う
君に宛てられた
ひとつの運命とは
すべての宿命のことだろう

そっと静かに
君に奇跡 ....
ふっ

って
知らないうちに
ほら

君のにおいがする



そんなの気のせい
って
ほら

君の声がする


忘れましょ
って


通りすぎてく
 ....
「おとうさん、わたし、お話かいたの」
きらきらした目をして、澪は、大好きなおとうさんへ、書き溜めたお話の束を両手いっぱいに持ち走り込んできました。

にこりと笑むと、薄い眼鏡の下の目をやわらかく ....
ゴミが接近して来ると
地獄の業火に彩られて
アンの娘リラが現れる
私語が多いリラは当然
理系進学コースを選ぶ
対戦相手は東大総長で
墨を吐かれて飛行機が
広い田圃に落ちリラは
負けるが ....
搔くな といわれれば 搔く
掻きまくる むしろ 血が溢れ出すまで
搔き尽くす その痒みが 痛みに変わるまで

欠くな といわれれば 欠く
欠きまくる むしろ 満たされるまで
欠き尽くす そ ....
身についたものは
とっさに出てしまう
顔に 身なりに 行動に

身につけるということは難しく
人は生涯
良いにつけ 悪いにつけ
身についてしまったものに
支配される

この歳になっ ....
荒れ狂っている
闇が光のなか
光が闇のなか
灼熱の上昇
灼熱の下降
闇が光のなか
光が闇のなか
荒れ狂っている

燃え盛る壊ノ力、、受け容れ飛び込む己、、
せめぎ合い切り刻まれては ....
神の恵みを思い出しました

赤子が母の愛を

ただ受けるだけの存在の様に

私もからだ全体で

神の愛を受け止めます

喜びがあふれてきます

賛美があふれてきます

恵み ....
色あせたポインセチアの様に

私の心もくすんでしまった

愛も 喜びも 感謝もなく

日々をやり過ごしている

禁欲主義に陥り何をしていても

罪悪感に苛まれる

神の恵みに目 ....
在るべきものは
在るがままに

移ろうものは
流れるままに

人がひとり
岸辺で時を掬っても

何も変わらないことを知った
 
たとえその胸に
抱えきれない想いがあったとて 
 ....
現実から

逃げて

放置ばかりしているから

どうしようもないところで

現実につかまる

子供のころ遊んだ影鬼のよう

私が私の

影を踏む
食物には、皮や種子により豊富に栄養が含まれているものと、強い毒性が含まれているものとがあります。

たとえば、良い例で言えば、(ピーマンの種子やワタには栄養が豊富であったり、人参や大根の皮には食物 ....
――切り刻む
思惑/意図/動機//詩情/詩法?/詩論??//詰め込んだもの//
読み漁ったもの/捻り出したもの/スケスケのもの//
レゴ並みの理論武装/生まれや育ち/時代精神/文化/思想/神学/ ....
視界に
光の粒子
飛び跳ねる
無数無数戯れ
我、
物という物
破壊し尽くす、
己内底の混沌恐怖
絶えず生動する力に
呑まれ対峙シ呑まれては

砕いていく砕いていく
喰い破られた ....
仄か香に埋もれてしまいました
夢うつつのなかに
鬱々と引きずり込まれてしまいました
湯に足を取られたかのように
ゆるゆると絡め取られて
沈んだ湯のなかから、見上げたそらは
金の産毛 母さん ....
氷のように冷たい指先
ステンドグラスに描かれているのは真夏の太陽で
収穫の喜びを謳ったきっと
昨夜見た夢の中で
黒鳥は白と黒の羽をひろげた
湖の中にできた波紋はいくつも音に触れるたび
ふる ....
かさり かさり
 と

クヌギの林を彷徨えば
拙い過去を思い出し
涙腺開いて
幼い心が閉じてゆく

北風に
こしかた巡らせ
今は亡き人の
想う方々
まなこに浮かぶ

ほとり ....
「ぺらりと捲れたノートの裏側に僕の嘘つき地蔵は眠ってる。目は閉じてるんだけど、口は開いてるの。ちょっと不気味な絵なんだよね。僕が描いたんだけど。あんまりにも愛着が有り過ぎて、嘘つき地蔵をアニメーション .... 汚い汚い汚い汚い汚い汚い汚いきたないきたないきたないきたない
この皮膚もこの髪もこの手足も爪も指も何もかも
全てを洗い流してしまいたい
剥がして清めて穢れを取って何もかも初めからやり直したい
 ....
「瑠璃子、鋏を取ってくれないか?」
そう言って、祥太郎は、白い、青白く血管が浮き出ている手を差し出した。傷付いたことの無かった筈の滑らかな皮膚が、テラテラと脂汗で光っている。
瑠璃子の視線の先には ....
  
そんな風にときどき
ためいきをつきたがっている
ぐらいなのに
そんなところへ
Mさんのお話なんかされるものだから

まっ
    しろ

になってしまって



いつ ....
月見草
銀に揺れている
透明な水流になびき
引き寄せられ
傷んだ身体
俺は引きずっていく
引きずられていく
寒風吹き荒ぶなか

青、蒼、碧

陽光余りに眩しいこの真昼

俺の ....
俺か
って
嘆いて
頭を垂れたか
それとも
土下座したいのか
かつての自分勝手よ

誰に向かう
その冷えた眼の先
湧水の空
荒涼たる雲を捉えようとする矢は

己に滾る赤い涙は ....
粘土の
少し油臭くて
押せば形を変える
素直で
拘らないところが
好きで

柔らかいけど
ちょっとだけ固く
抵抗する素振りを見せて
ふにゃりと
沈む
そして
どこまでも受け容 ....
あのひとが脱皮するのを見た

鮮やか
に細く磨き上げた手
の甲
の上を走るふくよか
な血管
に見惚れた
美しさ
が屈託なく笑う声
に蹴散らされ
刹那
するり
と剥けた

 ....
空にはもう
手が届かない



真夜中、
潤いが消失した部屋で
繰り返し観たものは
果てしない砂漠での蜃気楼、の夢

瞳を覆う
色が無い眼鏡の、曇りをふき取っていく
余分なもの ....
望まないものを食べて
ふっくらと肥えた鳥達

心はやぶれ、夢を違えて
雪はこんこんと降りしきる


温かい巣にいられないから
誰もかれも震えて
つめたい石の灯りを頼りに眠り

ど ....
吉岡ペペロさんのおすすめリスト(10515)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ハレル- ひだかた ...自由詩15*17-1-22
つながらない電話- 梅昆布茶自由詩517-1-22
かなしい- ただのみ ...自由詩18*17-1-21
遠い夜空に炎を灯して- りゅうの ...自由詩5*17-1-20
- AB(な ...自由詩317-1-20
創作童話詩- 水菜自由詩5*17-1-20
スクールランブルの視聴- 間村長自由詩317-1-19
かけ_かけ_かけ!- 末松 努自由詩8*17-1-19
かたち- 星丘涙自由詩2+*17-1-19
壊ノ力〇宇ノ声- ひだかた ...自由詩11*17-1-19
我が恵み汝に足れり- 星丘涙自由詩4*17-1-19
色あせたポインセチア- 星丘涙自由詩3*17-1-19
砂鳥- ガト自由詩4*17-1-19
影鬼- ガト自由詩6*17-1-19
毒にも薬にもなる_積み上げていくもの- 水菜自由詩3*17-1-18
あると仮定して- ただのみ ...自由詩11*17-1-18
根源悪ー続き- ひだかた ...自由詩5*17-1-18
仄か香り、人- 水菜自由詩18+*17-1-18
めまい- 水菜自由詩7*17-1-18
寒中- レタス自由詩417-1-17
嘘つき地蔵- 水菜自由詩2*17-1-17
濁り- 水菜自由詩2*17-1-17
はさみ- 水菜自由詩1*17-1-17
生まれながらの血の不足- AB(な ...自由詩15*17-1-16
病巣- ひだかた ...自由詩12*17-1-16
覚醒し、獲得せよ- 末松 努自由詩5*17-1-16
やわらかに酔わせて- 末松 努自由詩617-1-15
もののあはれ- 末松 努自由詩717-1-15
微熱砂- 小林螢太自由詩16*17-1-15
それでも絶やさずに- 印あかり自由詩6*17-1-14

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