ダーウィンはロンドン動物園の小さなジェニーがお気に入り
彼女は言葉を理解しおやつをおねだりし公爵夫人に自分の可愛いドレスを
見せびらかしたり本当に人間の子供のようだった

1832年にビーグル ....
休日に早朝起床 毛布洗うが為に 気性は晴天

下の住民に気づかれないよう 忍び足の洗濯機
静かに泡をふく

そして ベランダの手すりを拭く二往復 

準備完了 気象は陽陽

 夏以外 ....
ななめの線は おめめ
口が にっこり
点は よだれ
いや 指って事で

心 って
にっこりマークみたい

コンロの上に鍋があって
コトコトと

音 って
お料理しているみたい
 ....
美しい指を
持つものがおりました
絶望の夜
静かに瞬く
光と光をつなげて
星座をつくりました

美しい指を
持つものがおりました
歓喜の朝
深く広がる
闇と闇をつなげて
瞳をつ ....
真っ白な心に色を付けるなら
何色の鉛筆が必要だろう

赤は 情熱
青は 冷静
緑は 安心
紫は 思慮
桃は 幸福


だけど小さな空白だけは
どんな色を付けようとしても
埋めら ....
目覚め 
悪意が芽生える その刹那

化粧 
七色の砂嵐は旅人の死を覆い隠す 

時は
ナイフのように刻みまた削る 皺を 記憶を
残された心拍数を

図書館で
昼過ぎまで文字たち ....
ただよう空気のようにここにいる
今の自分はただそれだけだった

決まり事に疑い持たず信じてきた
自分で考える事をしなかった
疑問を持とうとすると
何もかも驚く事ばかり

見えない何かが ....
人間も焼けば油が出るわねと腹まわりさする君のしこ名は

妻曰く健診は品質管理の第一歩

ラブレター誤字と誤解は付き物か

懲らしめに柱に吊るした藁人形なれてみればチョット可愛い

五 ....
鳥の囀りが
風に乗り
詩になっていく

花の分身が
風に乗り
詩になっていく

雨の音符が
風に乗り
詩になっていく

ここで
みんなが
風を待つ
わたしの言葉も
風を ....
磨かれた空に足跡つけていくいたずら小僧のような雲たち

なんにでもなれる人がやわらかく五月の樹々の若葉となって

この指をアンテナとして建てました心のスイッチ押して下さい

まなこから鱗は ....
    
過ぎさった苦しみを
時々 舌の先で転がして
ピリッと刺すような
痛みを味わう

血の味は嫌いじゃないんです

この痛みが
私の静脈を流れていく
悲しみが青い血管に滴る
 ....
愛しさをこじらせた朝
うらぎるように街は香り
なにも
知らないようなふりを
続けるほかになかった

押しだまる人びとのかげに
花水木がしらじらと開いている
空が太陽でいっぱいだ

手のひらが透けていた

こんな日がたまらなく好きだ




もういないロックンローラー

目の見えなくなる祖母

もういないロックンローラー
 ....
野良猫が生垣から顔を出して
じっとこっちを見ている

  /かけとび
  あやとび/
  /ステップとび

去年はできなくて癇癪を起していた
ふふふ、まあ頑張れよコワッパ と思った ....
ぼくたちはことばの国のたびびと
遥かな源流から
ひとひらの花びらが流れてきてそれは
あらたななまえを与えられて言葉となる

ぼくたちは森を抜け荒れ野を辿り
大地から漏れ出た溶岩流に閉じ込め ....
  わたしはイヤホンから流れるノイズだと思っていた。

わたしは息を深く吸って
眠ってしまわないように
勢い良く吐き出して
むらさきの煙になる

  わたしはイヤホンから流れるノイズを聞 ....
他者の背中を見るように
自分の背中を見ることはできない

他者の背中を見送るように
自分の背中も見送られ

雨あがり
洗濯したばかりの
地球の匂いに包まれる午後

無風、時々背中
 ....
赤い春に風が吹く

布を巻いた草刈り鎌の把手に

にぶく光るロザリオをさげて

うっかり天使の羽を踏まないように

七色の川を越えてゆく

町外れの停車場で

白い椀に銀貨を受 ....
大惨事が起こるその瞬間
世界は目を閉じる
そして
後からくる絶叫の前に
世界は耳を閉ざす

やがて
時間という距離を経て
世界はそれを歴史と呼び
記念碑を建て記念日を定める
見もし ....
YESを放とう

 だだっ広い肯定の中に否定は
 美しく豊かな皇帝の中に すっぽり納まる

YESを放とう

 瞳に映ってしまう 止むを得ない
 瞳の縁を辿って刹那にこぼれてゆく涙も
 ....
じゅわわ じゅわじゅわ
じゅわわ じゅわじゅわ
じゅわわ じゅわじゅわ

ヘリウムお呼びでない 低い低い声
モザイクも不細工も お呼びでない

じゅわわ じゅわじゅわ
じゅわわ じゅわ ....
世界が揺れはじめる
そして
ぼくたちは
気づくのだ

ここが
氷山で
わずかに海面から
突き出した
ほんの一角にすぎないことに

世界が揺れはじめる
そして
ぼくたちは
知 ....
道路に落ちた雨粒たちが 車が走る度 ドレミだけしか必要ない

 耳慣れした淡白な音色を走らせる

空中に住んでる雨粒たちが 着地する場所に迷わず ストレートに

 本能に従い澄んで魅せる
 ....
かくも罪深い被造物

千の波に洗われ

万の夜を越えてなお

腐敗しきった臓物の臭いを遠くまで漂わせる。

黄ばんだ太陽はデブでよろよろ

側溝に落ちることも出来ないまま

へ ....
気配りも目配りもして落花かな

春装のプラネタリウム高いびき

仔猫飼う育って欲しい健やかに

猫を抱く女装少年芽吹くなり

姉の歳こえてしまって石鹸玉

ナミダよりサクラが ....
季節の変わり目に窓の外を眺めている。
外は雨 外出

細い両目から差し込む光の筋だけではイメージの光量が足りない。
そのため、頭蓋骨の内側を照らすプラネタリュームは暗く星の光は毛穴ほどの大きさ ....
無口な果実は震えた声でこう云う
「果てで殺して」
泥の味が地べたに横たわっている部屋の空気
ベッドに寝そべったあなたはこう云う
「憎くって仕方ないんだ」


生憎愛想のないわたしはもうち ....
  切れ長の目
  切れ長の唇
  くっきり彫られた鎖骨

渋味 紫色の打ち掛け模様は 男華の菖蒲

 側室に成り上がった時
 生きるのをやめた

政治の星の字も心得ぬ 丸みの弱い女 ....
里にくだると
花の咲く共同湯がある



音をなす早瀬の
そのほとりで 今は、椿がさきほこり
三ぶ咲きの桜たちが 
うらやましそうに 見おろしている



昼間から入りにくるの ....
愛という甘美な束縛に身をゆだねることで
ひとはみずからくるしみを選ぶのかもしれない

虚ろな自由よりは五感を満たす快楽が
存在の証となることを
本能的に知っているのかもしれない

国が侵 ....
吉岡ペペロさんのおすすめリスト(10515)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ダーウィンの愛したオランウータン- 梅昆布茶自由詩1812-5-6
毛布殿の晴れ姿- 朝焼彩茜 ...自由詩4*12-5-6
かわいい絵_- 砂木自由詩15*12-5-6
美しい指- そらの珊 ...自由詩9*12-5-6
色鉛筆- 春仙自由詩6*12-5-6
毒の香水- ただのみ ...自由詩13*12-5-6
丸くおさめて- 加藤自由詩612-5-5
美しき日々- 梅昆布茶自由詩812-5-5
風待ち峠- そらの珊 ...自由詩7*12-5-5
離岸流- そらの珊 ...短歌712-5-4
【_静脈_】- 泡沫恋歌自由詩11*12-5-4
五月- はるな自由詩412-5-4
見えなくなる時- 携帯写真+ ...412-5-3
なわ跳び- 壮佑自由詩28+*12-5-3
言葉の旅人- 梅昆布茶自由詩1812-5-3
ノイズ混じりの朝- ブロッコ ...自由詩3*12-5-3
晴れ、時々背中- そらの珊 ...自由詩17*12-5-3
麦角の幻夢境- 高原漣自由詩3*12-5-2
遠く逆光を浴びた背中からは- ただのみ ...自由詩11*12-5-2
肯定の華刀- 朝焼彩茜 ...自由詩4*12-5-2
解海- 朝焼彩茜 ...自由詩1*12-5-2
アイスバーグ- そらの珊 ...自由詩812-5-2
雨粒に寄せて- 朝焼彩茜 ...自由詩7*12-5-2
汗と涙とアルデヒド- 高原漣自由詩2*12-5-1
俳句2012_4月中旬- 北大路京 ...俳句17*12-5-1
体調不良- ……とあ ...自由詩10*12-5-1
首_Ⅱ- マーブル自由詩3*12-5-1
側室と菖蒲- 朝焼彩茜 ...自由詩3*12-5-1
椿の湯- 月乃助自由詩11*12-4-30
卒業- 梅昆布茶自由詩13+12-4-30

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