ジョンレノンが歌った

目を閉じれば生きるのはたやすい
開いても見えるのは誤解ばかり

それでもいいと思うのだ

何も知らなくていい
観念ばかりが先走りするよりは

いま見えるもの ....
空想の翼と妄想の足枷
境はあっても壁はない
空と海のように

神学と罪状を彫刻された
流木は風と潮に運ばれる
翼もなければ鰭もない

時折 鳥が降りて来て憩い
流木の節くれだった目を ....
何かを始めるのに
手遅れなどということはない
始めた時が
始まりのとき

手を伸ばした時が取り返すチャンス
足を踏み出した時が
新しいスタート

空を仰いで
深呼吸した時が
誕生 ....
私にとって秋は蟻ほどに明確な季節ではありません
私にとって秋は蜂ほどに運命的な季節ではありません
私にとって秋は鈴虫ほどに激しい季節ではありません


今朝。私の手のなかであまりに柔らかく容 ....
私たちは、壊滅したデパートのビルの地下へと海を見に来ていた。崩れた天井が手が届きそうな所で踏み止まっている。陥没や隆起の激しい足元には、黒い藻のようなものが生え、その隙間から切れ切れに見える白線が唯一 .... 百舌鳥に似た鳥か百舌鳥かはわからない 金色のにおいは6月の
花嫁御寮のかんざしで
紅いにおいは8月の
海がかくした桜貝
淡いはかない香りは10月の
踊るガボットの薄茶色
揺れてかすれて散り落ちる
北風のひとすじのままにさ ....
僕の<ありがとう>に
羽がはえて
僕の<あり蛾とう>が
飛んでいく

特製オムライスを作っている
君の左肩にふんわり
とまると思いきや
君の脇腹をつまんで
帰還する

<最近 ....
おしまいを
覚えさせたのは あたし
おしまいですか?
そんならしかたないですね、と
ちらり 上目づかいで見上げたって
もう おしまいだよ
これは
さいごのおしまい

おしまいがなかっ ....
修学旅行で出会ったバスガイドさんとの文通が途絶えた 詩の声が聴こえる

私が設定したのか された必然性の声

優しさはあなたの右に出る者はいないよ
私は微笑みながら左から見ている 戦ぎと凪の時空空間越え
声が聴こえる詩の

あなたの神秘 ....
なんだかなぁ
むずかしいはなしはよぉ
あたままわんないんだよなぁ
いきてるせかいがせまくてさぁ
のうみそちょぼっとつかってなぁ
しくはっくしてんだよぉ
しなぷすがさぁ
のびていかないんだよこれがさぁ ....
どこまでも続いている道
遥か彼方へ離れていても
青い鳥は心を通わす

いつか森に還るときまで
あなたと繋がっていたい

誰もいない部屋
写真の中の二人は寄り添い微笑んで ....
土踏まずの深い足裏で
たわわに熟した葡萄を踏みつぶす
たちどころに
赤紫の液体が
{ルビ箍=たが}で締められた
大きなたらいの中でほとばしる
秋の森は
少年と少女の息遣いで色づき
どこ ....
滴り落ちて返事もなくて水面の波紋がひとつ消えてゆくまま

滑らかな器にそって水は満たされやがてはそのかたちとなる

曇ったガラスになぞった文字は夜明けとともに透き通って読めない

瞳に映る ....
タバコの煙りでかすむジャズ・バーで

憧れを飴玉のように口に含んでは

恋人達のようにキスをしたがる

少年たちの夜更け

青林檎味がお好きなのねと

薄墨色にふけるドレスをまとっ ....
春の日に散ってしまいましょう
貴方を思い出すことも出来なくなってしまっ た

幻影の中飛び交う妖精 美しい思い出は駆け巡ってゆく
咲き乱れる花 旋律は艶やかに

誰かの唇と重なる ....
白露やジャンベ叩いて乾きし手 夏の空気に寄って立つ 少女はあざみの花
かな文字で記した遺書のような視線が
日焼けした少年のまだ皺のない心のすみに
紅い糸を縫い付けることは終になかった
四季が幾つ廻ろうと心の真中が憶えている ....
アズーリに塗り固められた一軒家
この家の長男は
原稿用紙を与えられると
原稿用紙に
“この物語は”という書き出しから書き始めて
“物語”という単語のそのものの蘊蓄などを書き連ねてしまって
 ....
MJの傾くダンス赤い羽根 話題が見つからない夜ばかりである ラブホの電飾看板の裏でコクワガタの雌
蜘蛛の巣に巻き取られて繭のよう
俺はデッキブラシでそれを絡め取って
指先で綿菓子のような蜘蛛の巣を剥がした

もはやクワガタには重さが感じられない
外 ....
チェス盤の上に立っている僕は

ポーン、哀れな駒。

号令が響くたび一歩前へ出る。

白を踏むたび孤独が深まり

黒を踏むたび恐怖が増す

可哀相なポーン、それが僕ら。

 ....
当たり前なこと
書くの止めました
上から目線
そんな感じがしたからです

当たり前じゃないこと
書くの止めました
自分自身
枠から出れなかったからです

詩うこと
止めま ....
滑り込みセーフ! って言っちゃうあなたって 幸せ

だってね 明らかにアウトだもの

ほら 入口からセーフのアチラが観えない?



「ふーん」



(ふーん )は負 ....
「今日アッキー帰って来るって知ってた?」

「知らない」



わたしからメールをしてみると
近所のマックから
パパにメールをいれたよう
「突然で用意していないだろうから ....
薄紫色の大気はひんやりと冴え渡ってそこにあった
南天の赤がこじんまりと眼の端に映るそんな朝だ

生きることはそうわるくもないさときどき意味のとり方を間違えるだけなんだ
そうみんな生のかけらを交 ....
腐ってた

タマゴがさ
買ったばかりのタマゴがね
ケーキを焼こうと思ってさ
4個目のタマゴだったのよ
5個使うんだけど
パカッと割ったらプーンとね
くっさい臭いがしてきてさ
えー ....
想像してみて。
この柔らかな死体が
何を思って生きていたかを
たとえば
生きている理由とか
翼の意味を考えただろうか
空を飛ぶ機能が失われたそれは
時折はばたく真似事をするだけの
使い ....
吉岡ペペロさんのおすすめリスト(10515)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
苺畑のきのう今日- 梅昆布茶自由詩1413-11-3
空と海のように- ただのみ ...自由詩32*13-11-3
手遅れ- Lucy自由詩21*13-11-3
ゆく秋に- 月形半分 ...自由詩1013-11-3
沈没- 月形半分 ...自由詩213-11-2
百舌鳥に似た鳥か百舌鳥かはわからない- 北大路京 ...俳句313-11-2
枯れ葉- 月形半分 ...自由詩413-11-2
<ありがとう>- nonya自由詩25*13-11-2
【おしまい】_詩人サークル「群青」10月の課題「無」から- そらの珊 ...自由詩14*13-11-2
修学旅行で出会ったバスガイドさんとの文通が途絶えた- 北大路京 ...自由詩313-11-1
詩の声- 朝焼彩茜 ...自由詩12*13-11-1
ひとりごと- hiroto22携帯写真+ ...4*13-11-1
「命」- 夜月 こ ...自由詩213-11-1
葡萄酒- そらの珊 ...自由詩20*13-11-1
水滴- 梅昆布茶短歌1013-11-1
夜更け- 月形半分 ...自由詩213-11-1
「幻影」_- 夜月 こ ...自由詩313-10-31
白露やジャンベ叩いて乾きし手- 北大路京 ...俳句213-10-31
初恋- ただのみ ...自由詩20*13-10-30
ファミリアゾーン- ゴースト ...自由詩6*13-10-30
MJの傾くダンス赤い羽根- 北大路京 ...俳句313-10-30
話題が見つからない夜ばかりである- 北大路京 ...自由詩413-10-30
ラブホの繭- 和田カマ ...自由詩3*13-10-30
マリーアントワネット- 月形半分 ...自由詩513-10-30
止めました- ムウ自由詩513-10-30
普通人- 芦沢 恵自由詩23*13-10-29
おかえり- 鵜飼千代 ...自由詩11*13-10-29
うすむらさきの朝- 梅昆布茶自由詩1913-10-29
腐る- hiroto22自由詩10*13-10-29
鶏供養- そらの珊 ...自由詩2413-10-29

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