わが一歩 一応は一歩進む
道に穴だ 二歩さがる
すこしずらして 一歩進む
空気がない すごすご引き返す
しゃがんで一歩 こっそり出す
いきなり水の中だ 鰓がなくて溺死

科学は日進月歩  ....
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突然の雨に読みかけの新聞を掲げ
歩き出すと
ポタポタ
新聞紙に残る雨痕は
不思議に一定方向に跳ねが伸びて
跳んで
僕は誘われて歩いて行 ....
月面に地球がのぼるのを見たことがあるかい

虹彩異色症の奥菜惠ちゃん デビッドボウイ

片目が金目でもう片方が銀目の猫

ちょっとだけちがうものが無数に存在するが

有限個ならば統計学 ....
電車の
先頭車両の
運転席の
後ろに陣取って
景色の中に
割り込むように
のびていくレールを
眺めるのが好きだった

クハ モハ クモハ サハ

駅に
着くたびに
一息入 ....
暗闇の中に
包み込まれた
オレンジ色の
シャーベット

じわじわと
味わいながら
黒い舌が舐める

勢い余って
こぼした雫は
三日月になった
美人にもブスにも無言皐月富士

軸足に体重のせて茄子の花

ケータイが鳴らないままで梅雨入りす

焼酎を焼酎で割り狭い部屋

ビードロに息を吹き込む人魚姫

境内のいたるところに蝉 ....
愛する雨 自由を解釈させる雨

掘り下げても 憂鬱になんてさせない 自由を解釈させる

愛する雨

問えない芸術が化けてる細胞の核 

幸い瞬きに 遅いと感じる瞳

愛する雨 物語 ....
静寂の中に落ちる 一滴の夢を
両の手ですくいあげる 私たち

温まって行く互いの胸の何かを
言葉に写すことの出来ない
このもどかしさを
愛という祭壇に捧げる朝


目の前に起きるすべ ....
日傘を差した女の影が


歩道の凹凸を滑って行く



            踵を返す青い熱帯魚
            フルートの鋭い閃光
            アイスピックを ....
優しいだけで十分だ 窘めを含んだ雨よ
優しすぎる
それだけで 十分だ

怒りの下らなさにだけ 煩わしさを感じる

年輪の結界に守られている
層が優しさの環になって 窘めを含んだ雨よ

 ....
 
思い出の国に目覚める眠り姫

映画を観たり、キスしたり、

その度、僕の胸はキュッと痛くなる



 
水飛沫だけは一人前の
まるで推進力がないバタ足で
取り付く島を探し回る毎日

学校の水泳授業を
見学してばかりいたツケが
今頃回ってくるとは思わなかった

後輩の回遊魚達には
軽 ....
ジャポニカには謎がたくさん。

みんな騙されたまんまだ。

政治家は賢こくって、卑怯なんだ。

人が捕まって、人が死ぬ。

そうすると会議で頑張るんだ。

みんなが嫌な事を ....
汚れちまった悲しみに……
中也の悲しみは
なんだったんだろう?

彼は孤独人
人を欲っしながら
人を拒絶していた

誰にも理解されない
運命を受け入れた
その引き換えに
神から創 ....
どうしてと聞かれることが苦手で
常に受け入れてきた。

他人を先頭に持ってきてしまう癖が
いつの間にか本能となって
軟体動物のように私の隣で呼吸し ....
優しさが欲しかったが愛が欲しかったわけじゃない




笑顔が見たかったが微笑んでほしいとは思わない




なにもいらないなにもいらないなにもいらない



 ....
カレンダーを捲ると標語が書いてある
『向上する意思があれば道は拓ける』
自信たっぷりのその言葉に釈然としない

テキトーに世間ではそう言うけど
さも正しい事みたいに言い切れる
その根拠は ....
泳ぐ風 太陽の粉を砂鉄の様にくっつけて

煌くの

雨天に割り込んだ泳ぐ風 まるで子供

ケラケラ ケセラケラ笑う 

痛みを泳がし癒すの 子供のくせに

何を悟っているのさ

 ....
私は


地球上で
唯一無二の私。


他の誰にも
代えられない
たったひとりの存在。

でも



あなたには

たくさんの中の
たったひとり。

なくなって ....
トラックのエレメントとオイル交換をしてもらう
33万キロも大地をかけぬけた偉大なポンコツだ
いきつけのスタンドの早川さんとちょいしもねたジョークで
あいさつして笑いあう

こんな日常もいいか ....
私が知らない大人とSEXしても

あなたは大人なので気付かない。



お金をもらってしもうた。

そんなことを考えてて。




小さい猫の鳴き声がする。

蛙 ....
 
俺なんてこんなもんだって思えたら、おめでとう

所詮、俺なんてこんなもんだ

そう、俺だけなら



 
 頭の中で魚が跳ねた
   ぴしゃんと深みへ姿を消した


 黒い子猫が静かに見てた
   風がぱらぱら捲っていった


 時間は長くも短くもない
   人の物差しはいい加減だ
 ....
褪めた月で明日を占いながら

ひび割れたスピーカーの帰り道で独り

ラプソディーが夜の虹を創っている
 
{画像=120608223742.jpg}



何もないが降った日に


季節はもう初夏だと言うのに
空から何もないが降ってきた
何もないは初夏の街並みを埋めてしまって
僕は降り ....
封印の切れ間から解き放たれた
過去の残照

触れることの出来ない 誰かの眼差しが
導線を伝って呼び覚ます 同じ痛み

掛け違いのボタンが全部 床に散らばって
ようやく向き合えた私たちは
 ....
♪その壱

ぞうは木の上で鳥の卵をかえせるのか?

こたえはホートンが知ってるよ

♪その弐

橋の上から、犬は川面に映る自分の姿に吠えて、くわえた肉を落とすのか?

こたえはとなりのジョンに聞い ....
今日もあせをかいて老母と
子供たちと彼女のあしたのかてを用意する
支払いが間に合わないことなんてたいしたことじゃないさ

金星はゆうゆうと太陽面を通過して
菊地直子もつかまった
消費税も上 ....
僕の家は
坂道の上にあるので
坂道の下から
生えている木の
てっぺんの部分を
ちょうど
一階の窓から
見ることが出来る

鳥の巣や
枝に突き刺さった
蛇の干物や
デリケートな部 ....
「きゃりーぱむぱむって噛まずに言えるもんね」 
『言えてないやん』 
「言えてるもん」 
『言えてないやん』 
「言えてるもん」 
『言えてないやん』 
「言えてるもん」 
『きゃり ....
吉岡ペペロさんのおすすめリスト(10515)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
無駄な一歩か否か- 木原東子自由詩19*12-6-24
雨にあるこう- beebee自由詩25*12-6-24
地球照- 梅昆布茶自由詩2212-6-24
クハ_モハ_クモハ_サハ- nonya自由詩24*12-6-23
シャーベット__スカイ- 和田カマ ...自由詩4*12-6-22
俳句2012_6月中旬- 北大路京 ...俳句12*12-6-21
雨連なる- 朝焼彩茜 ...自由詩15*12-6-21
Beginning- 南 さや ...携帯写真+ ...8*12-6-21
白昼夢- ただのみ ...自由詩25+*12-6-19
結界- 朝焼彩茜 ...自由詩7*12-6-19
眠り姫- 殿上 童自由詩20*12-6-18
バタ足- nonya自由詩23*12-6-17
ニッポン国- 自由詩312-6-15
【_プラスチックな夜_】- 泡沫恋歌自由詩14*12-6-15
雨音- 中山 マ ...自由詩312-6-15
遠く遠く- 永乃ゆち自由詩4*12-6-14
【_標語_】- 泡沫恋歌自由詩10*12-6-14
泳ぐ無邪気- 朝焼彩茜 ...自由詩6*12-6-14
唯一無二の私- 日向なつ自由詩312-6-14
古書店- 梅昆布茶自由詩20*12-6-14
女とゆうやつは- 自由詩212-6-11
俺なんて- 殿上 童自由詩20*12-6-11
釣りには良い日だ- ただのみ ...自由詩20*12-6-9
ラプソディー- 徘徊メガ ...自由詩512-6-8
日本橋のイタリアンレストランで_/__2012.05.27- beebee自由詩25*12-6-8
Corundum- 南 さや ...自由詩312-6-8
♪こたえはやってみなくてもわかる動物実験- 阿ト理恵携帯写真+ ...5*12-6-7
夕餉- 梅昆布茶自由詩2512-6-7
飛ばない鳥の目- 和田カマ ...自由詩4*12-6-7
#poem24_揺れる- 北大路京 ...自由詩12*12-6-7

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