カツカツと鳴るウインカー
中央道
八王子、第一インターを降りたとこで
無作為であるはずのその音が
ラジオCMのリズムと重なる

続く曲は
クロマニヨンズ『スピードとナイフ』
スピードの ....
風が強くて

きみがくれたシュシュと共にあたしの長い髪を揺らした。



新宿のイルミネーションは

前を歩くふたりを包んでいた。




つい今まで

別れ話をしていた ....
冬枯れの木立のつづく泥濘の道、
小さな水溜りに爽やかな青空を映して
名も知れぬ誰かの、
虚しく残した懸命な足跡を
突然、山の麓から軋む音ともに登ってきた
四角張った黄色い一匹の獣が、
鋼鉄 ....
私がまだサンタクロースを信じていた頃
父方の祖母と同居していて
私たち兄弟の面倒をみてくれていた
今にして思えば幼さ故とは言え
彼女には随分と理不尽ことしでかしたものだと悔いる

それなり ....
毎日 自分が最低な人間だって確認するためにパチンコにいく
何かにすがるような思いでバックに詩集を入れて持ち歩く
喫茶店の前で立ち止まるけど中には入れない

友達がひとり去って 
またひとり去 ....
あのことばも

あの優しさも

嘘だったんだと

思いたかった





そう思った方が

きっと

きみを想わないでいられるから






夜になって ....
駅のホームでマフラーをほどきました。
きつくひっぱって、ピンと伸びた毛糸が 指から指へ。 
一本の毛糸のレールがするするとのびていって地球を一周します。

「メーデー・メーデー ガラス細工の雲 ....
小学校に行ったよ
山奥の
廃校になった

なにもかも小さくて
洗面台なんかほんと低くて
でも何でも揃ってて
まだ、ひとの気配がした

あんまり陽あたりがよくて
運動場も広いから
 ....
無邪気に笑い
あるがままに笑い
自分の思うままに悲しみ
ヒトを見ない 気づけない
それでもなお
傷つける

個性が溢れない
誰もが普通
隣を気にしている
そのくせに 誰 ....
寒くて凍えそうな
北欧のはじっこのほうのみずうみの湖面が
鏡みたいにつめたく凍って
そのうえを
女の子がひとりすべっていく
かわいらしいカーテンみたいな
スカートをひるがえし
髪 ....
夜のアーケードを駅へと急いでいた

落ちていることを認識できない間隔で
落ちて来た水滴が太ももを濡らして
驚いて足元を見ると確かに路面は濡れていて


朝の路地を駅へと急いでいた

 ....
 まずは、アマモリトオルさんのテキスポ詩集「夜はいつも旅のはじまり」を紹介させてください。(少々宣伝込みで申し訳ない)
http://texpo.jp/texpo_book/toc/2822/

 ....
悠久のときはあった
はるか昔

それは 千年前か 百年前か
それより前か

今夜も 月は昇り沈んでいく
目が暗闇に慣れてしまって
見えなくなった

ヒカリ
人の事。

手のひらに咲く。

金色の花びら。

私の生命と


似ている。
愛しさ。
送電塔の下のスフィンクス
草むらの中にペットボトル
少し目を 離した隙に
そこにあった意味
そっと動かして
首をかしげては
石のほほえみをなげかけた

うずくまる女の子
ゆっくりと流 ....
きみは少し気付いていた。

もう、あたしがきみに恋してないことを。





久しぶりに部屋にやってきたきみは





うちの壁に飾る

シャツや写真や手紙とか

 ....
?                       ?

いつだって馴れないんだ         駅を降りて
麻痺していく            牛飯屋に入って
フェイドアウトしていく感覚     ....
過去にどんな人がいただろうか

過去にどんなことがあったのだろうか

そんなことは知らない

知りたくもない

ただ ユメを見ている

狂っていても

それが 今で ....
実はたいしたことなど言っていないのだ。
言っていたとしてもそれは言っていただけであるのだね。
決定力と説得力が伴わなければ誰もだあれも惹きつけられないし、傷つける事すら出来やしない。
逆にそれさ ....
幸せをもたらす 光さえも
今日も僕を
照らしてはくれなくってね
夕日に向かい 飛び込んでいくよ

でも 今から
思えば 幼いような日々です
夢見心地の真ん中で
でも あの日 ....
(祈望)


ひとみに焼け着いた君の故郷も
見知らぬぼくの
澄み渡る戦場も最早ひと巡りして
帰る場所はみな同じ
なのになぜ、こんなにも唇は乾き喉が
二度と会えないようにつかえるのだろう ....
一日の勤めを終え
宿舎に帰る
窓を開け放ち
外気を誘う


青き空 山々を眺め
麦酒を飲む
微酔四肢を巡り
暫し憩わん


前山に流るる白雲
益々風情を深め
山水ここに極ま ....
るるるるる
るるるるるるる
るるるるる
崩壊するる

保育園のオルガンは息があらい
足踏みがねばついている
牛乳をこぼした
園児は花とともに卒園して
入学する前に死んだ

夜のこ ....
或る大学教授
「神話みたいな世の中なのです
私たちが生きた証も
いつかは神話に変わるのです」

すべて実際のことが本に記されてるって云うの?

或るビルの清掃員
「いつか地上に戻れると ....
わかってんの お宅
俺の方が立場が上なんだよ?
舌撃ちを噛み殺し
回らないろれつで飲む酒は
ストレス性の発疹を腫らし
切り揃えられた爪は
シラフからの警告
明日も仕事 明日も仕事
差し ....
鮭よ 鮭よ
幾多の艱難辛苦を超えて
生まれた川に帰りつく
この寒い川に帰りつく

君よ 君よ
傷つき鱗の剥がれた君よ
私のところへ帰るがよい
君の布団はいつでも空いている


鮭 ....
動物はゴミを捨てない
手にゴミを捨てない 足に
土を蹴るだけ 動物は
捨てない 何も 自然の中で

人間はゴミを捨てる
体じゅうからゴミを捨てる
青いトラックの巨大な後ろから
幾千数も ....
ゴトっと落としたエレクトリックギターで
緩んでさえぎられた肩掛けに
白く鳴った譜面に気づかなかった
流れる視線をした瞳

長方形のシングルジャケットたちが脳裏に
並ぶ 年内に必ず
オリコ ....
+ うららかな午後 +

体温が地熱と交わる午後に
ミントチョコをくわえるケダモノは
あたためたミルクを一口飲んで
青ざめた頬をバラ色にそめる


+ キラキラの夜 +

遠くのイ ....
買い物に出かけた初冬の街角で
あのひとの姿を見かけた
両の手のひらをパンツのポケットに入れ

開店前のパチンコ屋に並んでいた
私の姿に気付くこと無く

他愛も無い夢と引換えに大切なものを ....
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