低いほうへ
もっと低いほうへ

流れていこうとする本音を
どうしたものかと
眺めるばかりの今日この頃

後ろ向きは
好きじゃありません

斜め上45度に向けた建前を
たまに誤 ....
 知らない言葉を知ることは楽しい。
 わたしの知らない世界でどんな言葉がリアルに使われているのか、体感出来るのは嬉しいし、大変なご馳走だ。

 最近、「御作品」という言葉を知った。他者の詩に対し ....
  .
あどけない顔の長躯の青年が扉を開けた
「アルゲブリアへようこそ」
肖像画で見馴れた下町{ルビ=シテ}の不良児がそこにいた
違うのは一糸纏わぬ背に大振りの翼をふたつ
  .
つけてい ....
            ハーモニカの小さなキーホルダー
            
            これ 読んでみない?
            と
            「クリームレ ....
              ロリじーは
              赤ちゃん言葉を話す

              ロリじーは
              いい年をして赤ちゃんに
     ....
水仙は冬の空を貫く
凛と、静かに、美しく

瞳に白い花弁を溶かし
鼻孔を黄色く染めた
それは幾分の幸せを香らせる

桃色のスニーカーには
柔軟な葉と真っ直ぐな茎が映る
それは気分を優 ....
ここ数日来の寒波で凍てついた地下鉄の連絡通路に
場違いとも言えそうな親子連れの姿

乳母車を押し歩くお母さんの脇には小さなおんなの子
お母さんの手助けと押すのを手伝っているようにみえるけど
 ....
人は永遠から切り離されている
果て無き空虚

いかにして虚しさに抗うというのか


空の花びらは散り
痛みにも似た深淵の間隙だけが穿たれる

無限に沈みゆく中心核は
黒い底で何を感 ....
彼女から発せられる
ことば、旋律は
街中を彷徨う

歌声は力強く魂を揺さぶる
六〇年代ニューヨーク
カフェで行われた
ビート世代の詩の朗読会
擦り減った石畳の路地裏にあるガスライトカフ ....
綺麗事はいい
この場合のいいは もういいのいいでなくて
よいの いいなのだ そういっているそばから
よくないことが起きる

私の恨みは凍らせる

君の隣があいているね 座っていいかな
 ....
今夜もお風呂に入れてあげる
一緒じゃないと危ないからね
眼鏡をはずしてあげよう
シャボンでブラシとシャンプーも

手ですくってかける
温かいしずくは
バスルームに響く魔法の音
湯気の向 ....
風がつんざいて
熱量をうつして
新しい季節がやってくる
しがみつく指を
切り落としながら

方角をなくして
こごえる鳥
さみしがりの
喉いっぱいに悼む
星をめざして進む歌が
 ....
満天のような雪の舞いに
魅せられてひとり
またひとりみあげてる
夜のはじまりのとき

雪は
意志をもって降るのです
挑むようにわたしたちを
飲み込もうとする

生まれた頃が懐かしく ....
にちようびのち







(2011・1・16mixi)
君と歩く朝方の冬の道
気の遠くなる距離感
吹雪け

そして、凍死してしまえばいいんだ


自殺願望は甘いドーナツ
君を想うだけで
真ん中に空いた穴に
ダイブしたくなる

ゆ ....
三年は居ると思ったのに一年で帰ってきて

高校を卒業して都会で寮生活をしながら働いて
帰りたくて故郷に帰ったけど 親は怒った

だからお前には無理だから行くなと言ったのに
どこまでも行くと ....
いろんな言葉を
吸収して咲く花になる
その花は
黄緑色の呼吸をするの
太陽をいっぱい浴びて
かえすため
蟻の憩いの場になればいいな
小さな安らぎになりたいな
首すじに張りつくものが本音さ
俺はいつでもそのことを知ってるさ
首すじに張りつくものが本音さ
うわべでどんな言葉をもっともらしく並べていたって


絶望の塊のような ....
「ただいま」君の声
「おかえり」と返す
伸びてくる君の手
掴む僕の手

それが光さ 君の目に映る
それが命さ 僕が知っている

不機嫌な君の声
知らない顔でいよう
伸びてくる君の手 ....
きょうの
わたしの
脳層
そとの喧騒をしめだす
システマチックなロマンチック
コンビニエンスストアはルンルン
肩寄せあう
住み分けの商品たちは 屋台骨
あきないをしっかり支えている



出生証明書
 ....
咲いては花 咲かずとも花

ツボミのまま 枯れても

きっと 美しいだろう

高価な種は 始めから持っていない

穏やかさなども知らずに

ただ ひっそりとあればいい ....
今は昔、夢の物語

彼女と共に照らされた
瑠璃色に輝く朝焼け
世界の区切りを見た

彼女と共に感じた
大きな大きな空の青
果て無き青の光
そのとき、とても幸せになった

彼女と手 ....
山間から 金属的な反響音が聞こえる
ブランコのきしみのような音だが大きすぎる音だ
山に反響し どこから 背後から聞こえる気もするし
前方から聞こえる気もする
川岸に下りると クレーンが ....
  .
真理を目の当たりに見ることは危険だ死すべき人
には許されぬ業{ルビ=わざ}裸眼では目
が潰れてしまうという気高き Mont Blanc
万年氷の巓{ルビ=いただき}に散る朝日を見るよ ....
窓の無い、心の底
重苦しい空気に
自身を溶かしていた
光すら届かない場所に
気分を沈めていた

魂の存在を五感が感じている

あまりにも暗いから
目醒めているかもわからない
胸だと ....
昨日さがし

今朝、起き抜けに
自分は右左が分からず
(ほんとに)
今朝、目覚めたとき
自分は表裏が分からず

自分の仕事が何なのか
すっかり惚けてしまって

濁った頭の中を
 ....
脳梗塞で少し不自由になったお父さん

いつも笑顔を絶やさない明るいお母さん

産んでくれてありがとう

ずっと見守り支えてくれた皆様方

育ててくれてありがとう


周り ....
  .
三日続いた吹雪が上がり谷筋に三角の青い空
けものたちの暖かな匂いを捜しに行った
うずたかく吹き溜{ルビ=だ}まった雪はまだ乾い
て柔らかい今朝空から降りてきた天使の膚{ルビ=はだ}
 ....
伝統の中で
裏切りから始まった20年は
三日天下のようなもの

暫く触らずほっておけば
後世に検体の価値を成す

パクリーマンは
自爆連発のネズミ花火のようで
中国の祭典かと思わされ ....
吉岡ペペロさんのおすすめリスト(10491)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ぬらりくらり- nonya自由詩11*11-1-18
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ストーカー- 鵜飼千代 ...自由詩13*11-1-17
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美しく、心に- モリー自由詩16*11-1-17
いそぐひと- 恋月 ぴ ...自由詩35*11-1-17
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ガスライト- ……とあ ...自由詩8*11-1-17
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断面図- 阿ト理恵携帯写真+ ...5*11-1-15
コンビニ_なう- 乾 加津 ...自由詩6*11-1-15
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沈降- モリー自由詩6*11-1-13
二日酔い- ……とあ ...自由詩10*11-1-13
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雪のち晴れ- Giton自由詩3*11-1-12
あぁ五月蝿い- 鵜飼千代 ...自由詩4*11-1-12

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