ぼくは きみの手に 導かれ
太陽に 触れる

太陽が輝いている まだ 何色でもない 
太陽が 沈む ぼくに 
巨大な 火 焔
太陽が 沈む ぼくに

太陽の 中の ぼくの 中で 太 ....
星の群れのつながりをちいさく真似て
思いをつらねる青い花たち
生ぬるく雨がふるたびに
ふくらんでいく
胸いっぱいに
いとしい
かなしい

思い出を捨てにきた旅路で
思い出をいくつもひ ....
飛行機が頭上を飛んで行く
被災地へ向けたものなのだろう
カタカタと揺れる余震が十日たっても続く
少しくらいでは慣れて逃げなくなってしまった

今年は大雪で 果樹 建物 いろんなものが倒れ
 ....
本当に大切なのはなにか



なんて質問されたって



わたしは答えられません。






親とか財産とか酸素とか
名誉とか有名だとかなんとか


 ....
 
愛ってやつは

○だったり□だったり、ときに△だったり

そんなもんだろ、なぁ



 
握りつぶしたグラスが紅く染まる
砕け散った欠片を投げつけ
黒夜が悔しさを呑み込む

舞い上がる幾粒の星が
私を紅く照らす
掌の紅が悔しさの証

見えない包帯
ビル風の手当
今夜だけ ....
 従兄の長女の挙式当日、寝不足づらを塗りたくってホテルから訪ねる
と、沖縄らしくのんびりと従兄夫婦はネクタイの相談中で、嫁がせる日
のひと時を混ぜ返すまいとせいぜい私も口を慎み、リハーサルのため先 ....
地に立つ生には背負うものが重すぎる

思考の止まった生卵を
無表情な月が唆す
いや全くその通りだと
小さく頷き、動悸とめまいに身を投げた

母が、母が、
重たい私を水銀の泉から引き摺り ....
{画像=080726153050.jpg}


君は背比べをしたことがある?
一度は家の柱に背中を付けて、
頭の高さのところに傷をつけた思い出があるよね。
高い人、低い人、色々だと思うけど ....
大海原を望む丘の上で安らいでゆく魂が一筋の輝きを放つ。
しばらく見なかった太陽がその魂をさらに照らす。
緩く弧を描く水平線が真実を浮き彫りにする。
目をそらしてはいけないのだ。
こんなにも自由 ....
だれのものでもない
できた橋を
わたる
生き物には足があるようだ
二本あればわたれるようだ



いままでどおりなら
唄い酒場のような居場所があり
(どこか)わたってきたところ ....
泥沼 
暗い泥の中 うずくまる 
わたくしの想いは 気泡になって
ゆっくりと のろのろと 浮き上がる
底のない 沼から ゆっくりと 浮上する
ドロドロの水圧に 耐えられるように 螺旋に
 ....
跡形もなく過ぎ去った過去は
過去の栄光ではなく日常のホームドラマで
思いやりのある家族とお節介な隣人
歴史好きの親父とミーハーな娘
東京に行きたくて
髪の毛を染めたキャサリン
着ている ....
カセットコンロが 家族の顔を照らす
真っ暗闇 手さぐりで 求め合ったぬくもり
ただ いっしょに
居られるってことだけで
こんなにも 幸せ 感じられるんだね


私たちの すべてを ためし ....
機械どもの産声を聞いた
静電気の金切り声を聞いた
真空内部のわななき
コイルの唸り声
セロトニンのうねり
超伝導
磁性の旋律
粒子の加速音
思考は人間の内部的産物
そもそも  ....
透明な絵本を
じっと見ている子供がいて
クレヨンを持って
かがやいた笑顔をみせる
 (これは何色なの?
としきりに尋ねてくるので
答えに困って
好きな色で塗ってごらんと
うなず ....
夜の次には
朝が来ますように

春風が貴方のもとに
届きますように

空が晴れていますように

温もりが涙が笑顔が
貴方と共にありますように

そして何より


どくん ....
全てが終わった暁には
菅直人の脳天にガツンと一発くれてやろう

遠く離れた安全地帯から罵声を浴びせる事しか出来ない
あの無能な総理大臣の脳天にガツンと一発くれてやろう

不眠不休の枝野官房 ....
{画像=110315220914.jpg}


*


黒い身体をください。

身体に暗い闇を纏い、
心を閉ざし目を瞑るのです。
黄色い帯を体中に塗ってください。
真っ赤な星をそ ....
星であふれる空
肉眼でみつめすぎた
つぶれた心は
唾液で癒して
ぬるくてあたたかい
それは探していた光

  手を伸ばせば届いた
  いまは幻にさえ触れられない
  漂う粒子は
  ....
ぼくは誰からも
愛されていると感じたことが無い
付き合っていた人は何人かいる
好かれていたことはある
求められていたことはある
何人目かの君は 愛していると言ったけど
その意味 ....
海原をぎらつかせ 燃えている タンカー
空をぬるぬると鈍らせる 採掘場は炎の上
砂漠の皮膜を滑るように撫でるのは
水汲みの女 干乾びず 永い時間をかけて染み込む
水滴の艶 丸み なんて美しい女 ....
笹を切り ( 橋を渡る
)春過ぎて)風は方舟 )木漏れ日に(うねる瀑布の堰
それは、幾度か荒波を乗り越えてきた稜線
回顧する遠来の砂」
光、深く、奥へ、
奥へと足跡を辿れば
 ....
青空ってさ
手の届きそうもない遠くにあるから
青空と言うのかな




何ができるのか考えてみる
誰かが
とかじゃなくて

わたし自身でできることを考えてみる



 ....
それは梅の花が咲き誇る故郷の地で 粛々と静寂に包まれ冷厳なる現実として訪れた

桃の花が咲く頃にはいられないだろうと 誰もが知っていた いや わかっていたはずなのに


庭の至るとこ ....
それはもうどこまでもはてなく

雪の原なのか それとも 雲海なのか

もう わたしの目には、区別がなくて

光をもとめれば

中空にむかうほどに 罪をとう青天は

くるしいほどに  ....
咀嚼した
ことばを
吐き出せないでいた
ゆうべ
君に向かって
ガラス越しにキスをした
みたいに


あ、てんしょん


知らなかったよ
飽和した
夜に浮かんだ月ひとつ
な ....
 編者は泉鏡花文学賞受賞者で、童話や詩も書くマルチ作家の寮美千子さん。そして掲載されている詩の作者は当然ながら実名を避けて、標題にある通り少年刑務所の〈受刑者〉となっています。

 なぜ、この詩集 ....
{画像=110307010254.jpg}
{引用=アカハチ}
 ....
枕元をつつく 小さな唄は
屋根に注がれる 滴の仕業で
霞んでいく内側は
靄の色に染まっていた

劣情の欠片はハンマーで押しつぶし
青年の思い出は埃を払って棚へ

綺麗に整頓していれば
 ....
吉岡ペペロさんのおすすめリスト(10515)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
月と太陽と夜に_/_****'02- 小野 一 ...自由詩4*11-3-20
さんがつ- 橘あまね自由詩711-3-20
十日めの思い- 砂木自由詩5*11-3-20
トマト- サワメ自由詩211-3-20
愛ってやつは- 殿上 童自由詩16*11-3-20
黒夜と紅と包帯- subaru★自由詩2*11-3-20
黒船- salco散文(批評 ...2*11-3-19
朧月夜- モリー自由詩7*11-3-19
背比べ_/_柱の想い出- beebee自由詩4*11-3-19
感謝- ヒヤシン ...自由詩2*11-3-19
わたる- 乾 加津 ...自由詩10*11-3-19
言二葉_/_****'04- 小野 一 ...自由詩5*11-3-18
DESOLATION_ROW(廃墟の街角)- ……とあ ...自由詩8*11-3-18
『光よ届け』- 座一自由詩10*11-3-17
経過_/_****'99- 小野 一 ...自由詩4*11-3-17
透明な絵本- かんな自由詩33*11-3-16
願いゴト- 三奈自由詩1211-3-16
暁の出撃- 只野亜峰自由詩1*11-3-16
実証するもの_/_伝えたい想い- beebee自由詩711-3-15
君のいない国- 百瀬朝子自由詩6*11-3-15
笑い話_/_****年不明- 小野 一 ...自由詩6*11-3-15
マーチ_/_****年不明- 小野 一 ...自由詩4*11-3-15
史跡を巡る__‥Ⅱ- アラガイ ...自由詩6*11-3-15
たいせつなひと- 恋月 ぴ ...自由詩20*11-3-14
冷厳なる現実_【未完】- ポー自由詩3*11-3-11
光のなか- 月乃助自由詩11*11-3-10
アテンション_プリーズ- かんな自由詩4*11-3-8
【批評祭参加作品】空が青いから白をえらんだのです_奈良少年刑 ...- 石川敬大散文(批評 ...8*11-3-7
合作「冬虫夏草」- 楽恵自由詩17+*11-3-7
雨降り- 向 奨吾自由詩3*11-3-6

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