笹を切り ( 橋を渡る
)春過ぎて)風は方舟 )木漏れ日に(うねる瀑布の堰
それは、幾度か荒波を乗り越えてきた稜線
回顧する遠来の砂」
光、深く、奥へ、
奥へと足跡を辿れば
 ....
青空ってさ
手の届きそうもない遠くにあるから
青空と言うのかな




何ができるのか考えてみる
誰かが
とかじゃなくて

わたし自身でできることを考えてみる



 ....
それは梅の花が咲き誇る故郷の地で 粛々と静寂に包まれ冷厳なる現実として訪れた

桃の花が咲く頃にはいられないだろうと 誰もが知っていた いや わかっていたはずなのに


庭の至るとこ ....
それはもうどこまでもはてなく

雪の原なのか それとも 雲海なのか

もう わたしの目には、区別がなくて

光をもとめれば

中空にむかうほどに 罪をとう青天は

くるしいほどに  ....
咀嚼した
ことばを
吐き出せないでいた
ゆうべ
君に向かって
ガラス越しにキスをした
みたいに


あ、てんしょん


知らなかったよ
飽和した
夜に浮かんだ月ひとつ
な ....
 編者は泉鏡花文学賞受賞者で、童話や詩も書くマルチ作家の寮美千子さん。そして掲載されている詩の作者は当然ながら実名を避けて、標題にある通り少年刑務所の〈受刑者〉となっています。

 なぜ、この詩集 ....
{画像=110307010254.jpg}
{引用=アカハチ}
 ....
枕元をつつく 小さな唄は
屋根に注がれる 滴の仕業で
霞んでいく内側は
靄の色に染まっていた

劣情の欠片はハンマーで押しつぶし
青年の思い出は埃を払って棚へ

綺麗に整頓していれば
 ....
おい いくらだ

会社帰りのバス停で 偶然会った女友達と
ご飯を食べて帰ろうという話しになり

田舎から上京して道もよくわからなかったが
あまり混んでいない小さなお店で食事を楽しみ
会計 ....
ペルー産のルビー求めて外国産ピル飲んでビル街越してナバロンからアバロンヒル越してバビロンまでビローンとひとッ飛びするワイドな足どりワイドなニッカポッカ似合うワールドワイドな鳶っぷりポッカポカのポカリス .... 広東の狂ったホンカン腐ったポンカン投げつけられてカンカンに怒ってポン引きのオッサンに引鉄引いちまって後に引けなくなって焦ってるポリ公ったらポリバケツ漁って浅ましく明後日の朝飯ゲットしてる中華ゲットーの ....                   
             男は単純にうそをつく
             あなたは人にうそをつかないため
             自分にうそをついてしまう ....
※詩という創作活動はどのあたりから始まるのだろうか。

 詩と散文を作る手段全般についての情報と意見交換の会議室で「あなたの詩の書き方をステップをおって説明してください」とういうテーマの時がありま ....
濡れた光を放ち
不気味なぬめりをもつそれは
触感を刺激し
全身を収縮させる

彼女は悲鳴をあげ
パニックに陥る

痙攣の営利な波は一瞬にして伝わり
心臓を震わせた

音叉の片側
 ....
白い雲を丹念にめくってゆくと
そこには地球があるのでした
青いのでした
私の指先についている雲をひとなめすると
口の端から一筋の液体が(ヒトの想いといふものではないか)
こぼれおちた

 ....
どうかあの人の
本当の願いが成就して
幸せになりますように

どうか私の
本当の願いが成就して
幸せになりますように

山あり谷ありの人生だけど
私は既に勝っている
一歩一歩が私の ....
林檎の皮むきをしながら
ラジオに耳を預ける

流れるのは
老介護の身の上相談

※人が呆けるとは死の瞬間を
少しでも麻痺させてくれる。
だから、呆けることを
決して恐れることはない。 ....
愛された娘は
でていった
ちいさな鞄と
痛みを持って

途方もなく美しい世界に
挑むことをやめれば
いくらか楽にはなるだろう

愛された娘は
しっていた
なにもかもが
既に ....
 前号の「どんな本読んだ?」に、わたしは辻征夫の『貨物船句集』をとりあげ、詩のフィールド・ワークの領域拡大に寄与する俳句表現という捉え方で一文を書いた。しかし、辻征夫の試論という視点で書く時、その延長 .... マリアさま
800円で買った

塗りたての爪で触れると
つよくなれる

かれにもらった
ブラックダイヤは
マリアさまみたいには
魔法をかけてくれない

わたしよ
強くあれ
いつでも
うちにうりぼうがきた
祖父が猟師から安値で買ってきた

うりぼうはかわいくて
姉と私はこっそり
うり うり と呼んでは
かわいがっていた

うりぼうは決して私たちの
声に喜びはしなか ....
チャイナから阿片中毒のターンテーブリスト呼んじゃいなブリストル経由でやって来た眠れる獅子は四肢痺れたまま決して罌粟なんてヤってねぇヨっつって痙攣したまんま曼荼羅絵皿をスピンすっぴんだと顔面凶器のガ .... 多くの
多くの望みを
かなぐり捨てた

手に入れたものは
あっけないほど
光り輝いた

{引用=
この手からこぼれおちたものを
もう私は覚えていない

たった一つのものがほしか ....
それは突然舞い降りてきた
何の前触れもなく歌もなく
楽しさの全てを食い尽くすため、
僕の身体に入り込んだ。
それは少しの疼痛で
全て揃った腰のパーツの
どこかにスーッと入り込み
きっとど ....
ガラパゴス諸島に行かなくてはならない。
彼が生きている間に。


彼はきっと、清潔なゲージの中でキャベツを食べている。
その眼が私を映してくれる間に、私は彼に会いに行かねばならない。
聞か ....
とうとうお亡くなりに。

ヤクセキコウなく

お亡くなりになりました。



薬石効なく

の意味を急いで調べた。




治療や薬の意味もなく
とゆう ....
お父様と お母様の 夜の営み
その 家族計画の 失敗により
私は 部落の 長屋に 生まれました

つぶれた魚屋の生臭い あばら家に住んでいた
私よりも 貧相な 子たち
何故か その子たちが ....
雨も忘れるほど唇を求め合った夜

そこに忘れてきた傘一本

今も時々探してみるけれど
もしかして

CO2の削減が遅れているのって

僕らのため息が多いからじゃないか

人口もべらぼうに増えているわけだし


昨日

3円でレジ袋をお願いしました

クーラーの ....
 流星のごとき放物線を描いて降った、20カラットはあろうというその
ダイアモンドには指が付いていたのです。と言うより寧ろ、それは20カ
ラットはあろうというダイアモンドの指輪をつけた指なのでした。 ....
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