口にするのは
事実だから
相対化してしまえば
加は被を語れない
被は加を語らない
口にするのは
それらが
事実だから
あなたが
「疲れてない?」
っていえば
Yesって答えるよ
ちょっと疲れててもね

あなたが
「焼き肉食べない?」
っていえば
Yesって答えるよ
あんまり乗り気じゃなくてもね
 ....
夏だというのに
窓も開けられず
あの密やかな 夜風も楽しめない

相変わらず 締め切った部屋
クーラーをきかせて

嘘のような 蛍光灯の下
仮想の君に読んでもらう為
キーボードを操作 ....
ようするに
私はひどい
おくびょう者で
「貴方が好きだ」
などというたった
七文字の音ですら
うまい具合に言葉に出せず
それを誤魔化さんとするために
長々と詩なんてものを書いているので ....
終わってしまった
はずなのに
それは密閉した
重いふたの透き間から
かすかに甘くたちのぼる


人知れず心の底に
埋めたはずなのに
かぐわしい記憶の薫りは
ゆるゆると漂い
真夜中 ....
列車のベルが鳴る


どうして

どうして

僕らは旅に出て行くんだろう

小さなリュックをさげた女の子が
泣きながら
走って列車に飛び乗った

大きな声で
彼女を呼ぶ声が ....
最初の 真昼の 星が

ことばの 紀元前に またたいて いる

やってきた 9月

地には ことしの 豊穣を

やくそく した 稲穂たちや 曇った空

透明な 稲びかり ....
とにかくの左
何をすべきかわからなくなったときこそ

強く 弱く 速く
距離を取り 入らせない
距離を測り 右へとつなげる
腕の上を 叩く
腕の間を 打ち抜く
サークリング
相手を ....
そこはかとなく、



北西から、遥か遠く。





足もとに見えた、紅い小さな花びら
を、

夕立が流して。


コート紙の上、並ぶ記号は、


 ....
あたたかな不誠実、
かいまみえる色濃い(恋、来い。)
世界の果てでなら あたしのかおは、
みたこともないほどの美人になるんじゃないかしら。
(だって世界の果てってきっと真っ暗よ。) ....
塩水を沸騰させていくと

綺麗な塩の結晶があらわれるように

なだらかな腰のラインをしたたる

あたしのためのその汗を

沸騰させて沸騰させて

もっと沸騰させて

そうや ....
白い 塗りかべの 建築や 小路を 抜けて

とまどいながら 最初の 一声が いまだ

はばたいている ように かぶさって いた

こちらがわの 無垢な 海砂の 地へ

いく ....
窓の外を見ると
宇宙だった

宇宙船に乗った船員が
私の姿をして
窓ガラスに映っていた



どうしようもなく
地球が恋しくなった



この景色を君に見せたくて
写真付きメールを
ここから送るよ
今日かぎり歌わじと思う心にはなにものもなしさらさらと水 見送る後ろ姿のせつなさは
一瞬で泡となった
困り顔
つたない「すいません」
バスに乗り遅れたことを
早鐘打たせながら
感謝する
この人に乗り遅れてはいけないと
粟立たせながら
ココロ ....
coda.
にかわるまで、


そこまでは、いいんじゃない。
いいんじゃない。



不安と、安心と、
よろこびとかなしみと…エトセトラエトセトラ。



色々な ....
「熱帯夜」





窓を開けても風がないから空気が留まっている
モンスーンが南方から官能や昏いものの香りを
運んできたのだけれどそのリズムはこの部屋で
止まって
澱んで
行き詰 ....
誰だって あって当たり前なんて耐えられない
誰だって なくてはならない存在でありたいから
互いを伝えあうんだよ それを 選んだんだよ

与える 与えられる その繰り返しなんだね
理想は気配を ....
アスファルトの道を歩いていたら
急に波打ってしまったので
なんだろうと首をかしげていたら
そういえばこのところの猛暑で
線路が歪んでしまったことを
思い出していた


ミニィは
アス ....
あの日見つけた

二人の道


先に諦めたのは君

でも、君の手を離したのは僕


迷って
悩んで

それでも
二人
ずっと一緒だと 思ってた


いつからだろう ....
空を見上げて

「綺麗…」

とつぶやく人を見た

つられて空を見上げる

雲ひとつない空は真っ青で

「悲しみの青」

そんなことを思わせた

下を向いてため息をつく
 ....
小さなうみねこが
街灯の上で恋をする
おもちゃみたいな波の音
テトラポッドにぶつかって
消える


苦しみのない海に
貝殻たちは寝転がる
わたしは桃の果汁を
うすい雲にわけてあげた ....
昨日の喧嘩で

あなたに 冷めて

そのことを思い出して

思わず目が 覚めて




私よ  さめて

こんな 色が褪めた現実なんて

きっと幻なんだって


気 ....
あるいは儀式のある世にて
貴方と向かい合って誓った
として
何を?

恐らくは
くるぶしが溶け合って生まれた
ということ

を誓う何に?
分かたれた孤独に
もしくは
私という資 ....
パンの いる 午後

滑るように わたるように 遠投...

その 距離は 長く 零の領域で 黙秘 して いた

コバルトの 蜃気楼の むこう から

泣きながら 出て い ....
耳元で囁くように
一番遠いところから
叫ぶように
声は、聞こえている
 
土の上に横たわった
私の頬に、そっと
それは静かに目を閉じながら
ひとつ
口付けを交わす
 
 
限り ....
ねえ
皆から離れちゃって
淋しくないの?

もし、君の上に
生命体が存在していないのなら
正真正銘の独りぼっち

ねえ
皆から離れちゃって
怖くないの?

もし、君の先に
生 ....
遥か、遠く。

資格を剥脱された冥王星、
よりも、

遠く。




耳をつんざく衝撃で、閉ざした心を叩く。
空を超えて届き、
パンドラの箱を開こうとする、
振動する衛星。
 ....
 
見上げれば 猛暑の獅子が じりじりと

路面から 陽炎あがり 蜃気楼

心から 想う人では なかったが

遠い日の 記憶のままの お爺ちゃん

幻は 儚く去った 夕暮れに

 ....
真夏の日が差す。
私の膝小僧は燃える。
車の窓から視線を投げると、
擦れ違った自転車マンの背中に
一抹の懐かしさ。
吉岡ペペロさんのおすすめリスト(10515)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
つぶやき- FUBAR未詩・独白5*07-9-10
Yes- 風音自由詩4*07-9-8
夜の罪悪- アハウ自由詩307-9-8
言い訳- 亜樹自由詩3*07-9-8
記憶の薫り- 渡 ひろ ...自由詩8*07-9-8
Image- 瀬田行生自由詩807-9-8
天国の子どもたち- モーヌ。自由詩16*07-9-7
ゴールデン・ボーイ- FUBAR未詩・独白3*07-9-3
赤いサンダル- やまぐち ...自由詩207-8-27
夜のこない日曜日- 哀詩自由詩3*07-8-27
今夜の結晶- a/t自由詩207-8-27
夏の終- モーヌ。自由詩10*07-8-24
宇宙船- 小原あき携帯写真+ ...17*07-8-23
今日かぎり・・・- 生田 稔短歌807-8-23
遭値- FUBAR自由詩6*07-8-23
祈。- やまぐち ...自由詩207-8-22
「熱帯夜」- ソティロ自由詩7*07-8-22
あいことば- 蒼穹自由詩12*07-8-21
波打っている- 小原あき自由詩20*07-8-21
見_失う- 蓮未自由詩6*07-8-19
青い空- riebuu自由詩107-8-19
夏のまぼろし- アヅサ自由詩4*07-8-18
さめる- 森下 流 ...自由詩3*07-8-18
青くさいけれど- naho自由詩207-8-18
モノクロームな_セリスモス- モーヌ。自由詩10*07-8-18
- 山中 烏 ...自由詩6*07-8-17
流れ星- 緋月 衣 ...自由詩5*07-8-14
サイケデリックロケット- やまぐち ...自由詩307-8-14
大陽と月と私- 秋桜俳句4*07-8-12
金色夏日- むくげ自由詩207-8-12

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