冬には冬のうたがあるように
きっと今頃にもあう うたがあるのだろう
知らないということは幸せなことで
季節にも うとくてすんでしまう
桜が咲いたら春だということにしている私にとっては
今もま ....
人は誰も
起算の町を持ちます

流されるまま生きて
それを誇りにしていた時代も
体の衰えと共に
終わりを告げるのでした

とらえどころのない世の中だから
漠然としていながらも
せめ ....
彩度が低下して冬
のような気がしている

けれど見上げれば鮮やかな
空の青

空っぽの空の青

透きとおるってどんな気持ちだろう
こんな空の下ではすべてを見透かされそうで

網膜 ....
事欠く人生うまいわ

たってゆくよう機微だんご

ふたりで食べた



まわり



わって

「みちはずれてしまったのって、うんめい、ごう、さが、なのね」
わたし云ったら
「ありた焼きだよ」
 ....
何となく君のことを思い出しては、
愛の唄を捧げたくなるのです。

東京だって星は綺麗に光ります。

だから貴男の事を思い出すのです。

政府の陰謀により高級品になった煙草。
マルボ ....
静かなまま今日が終わり
朝になってゆくことに慣れて
季節だけが変わってゆく

続いてる命の呼吸
私もどこかへゆくのね

変われないことに泣き
変わることを目指しすぎて迷う

ありの ....
弟ガイウ
母ガ癌ダト
マルデ命ヲツカサドル神ノヨウニ
母ノ余命ハ半年カラ一年
私ハワライナガラ
ソレヲ知ラナイ母ニ
来ルコトモナイカモシレナイ
来年ノ旅行ノ話シヲシタリスル
海ヲ渡ッテ ....
かわいい、こどもみたいなかなしさ。
いつかは別れると思ってた。
でも全部わたしになった。過ぎ去ってはじめて、わたしになった。
だからもう一度出会えるよ。新しくじゃなくて、続きじゃなくて、ただ ....
僕の中で何かが決壊するとともに
完全に終わった
真夜中は爆発して
ウルトラマリンの朝が始まる
その青さったらなくて
スコールのように
目にじゃばじゃば入ってくるんだもの

原色の獰猛な ....
あなたと次に会うときは、「いまの自分よりもちょっとは成長した自分でいたい」と切に願う。

だから、自分の心模様が荒れていたり、前の自分とちっとも変わっていないなと感じるときにあなたと会うと八つ当たりし ....
白、という色は感覚を鈍らせる。



粉雪が踊る
大地も空も空気さえも、息をひそめた世界で
ただ、そこに在るというだけで
乱暴なまでに視線を奪う
ただ一人の愛しい人

瞬きすら惜し ....
びゅう と風雪の中 てくん てくん 
雪ん子は 雪を踏まずに てくん と
滑って 凍らせながら歩く
やがて 着いたのは 雪の露天風呂

白くてキラキラした柔らかな雪が
やさしく降りそそいで ....
朝露が滴る蜘蛛の巣に
不思議な世界が見えたような気がして
顔を覗かせると君が居た気がした

「会いたい」と声を出すと
美しい蜘蛛の巣が僕の声を
一文字一文字絡め捕り
現実の世界に言葉 ....
ねえ 何を数えているの?
そんなにも 緑が眩しい庭で
蟻たちが運ぶ 死んだ虫の数?
オジギ草に悪戯しているのは
無邪気な蝿
チューリップの首を 切り落としたのは
ぼくだよ
雑草を刈る ....
黄色い帽子をかぶった女の子が

お母さんに手をひかれて

ちょこちょこ小走りに

横断歩道を渡っている


いくつまでお母さんの手を

握っていられるのだろう

無邪気な笑顔 ....
おはようが
はいる
からだ
さかあがりが できないころ
さかあがりのあいまに
けんかした
さかあがりのあいまに
学校へ 行った

おまえんちの家の前の空き地に
むかし なまくびが ならべら ....
ゾロリ
色のない
貧血の頬を
滑るカミソリ

ピリリ
痛みのような
微弱電流

プクリ
鼻の左下
盛り上がる
赤い液体

チッ!
煩わしいだけの
日常茶飯

ゾ ....
キレイ、と。
キミの呟く声


茜に染まっていく
青の下

僕の右隣
キミの笑顔も茜に染まる


揺れる緑の葉
浮かぶ月は白
雲に混ざりゆく灰


鮮やかなキオク

 ....
頭の中で 鳴るんだ

音を飲み込む音 音を噛み砕く音
音を叩く音 音を破る音
音を切る音 音を捻る音
音を削る音 

それらが それぞれ七色に発光して
カウントダウンが始まる
サーカ ....
荒く乱暴に削られた悲しくも不真面目な凹凸のある石畳は、煌めくルビーがさんざん泣いて叫んだあとのように、まだ温みのある紅い夜の涙でびっしょりと濡れていた。
蒼褪めた馬の首を被った人を殺したおまえたちが ....
それは男が汚れた靴下を脱ぐ時
それは女がきついガードルを脱ぐ時
みじめに軋るベッドの上で
広い背中を白い手指が所在なげに抱く時
愛はそれぞれに
互いを壊し満たそうと足を引きずり
見栄えのし ....
横はいりなんかしてないのに
ちゃんと並べと咎められたことがある

トラウマになってしまったのか
また文句言われてしまうのではとオドオドしてみたり

私って気が小さいのかな

それからは ....
いきる
燃えさし
あがってくると

            ( こころは バイパス
爛れた
くちびる
あてがいながら
眼窩(すかいらいと)
から
入水

          ....
唄われることのない楽譜
合唱曲の楽譜
一人では唄うことの出来ない楽譜よ
ただ読むためだけに
部屋の机の上にある楽譜
その悲しさはどのように深いものなのか
間違って作られてしまった悲しさか
 ....
「明日の情」


優しく蛇行して
適度に濁って
こそばゆく岸を撫でながら
僕の根底を流れる
情の小川は

ときおり
なす術もない豪雨に
のたうち回って

 ....
そこを曲がると、雨が降る

ずぶ濡れのふたりが駆けてゆく

それは遠い昔のこと
道路も屋根も電信柱も

みんな銀色に覆われてる

子供たちは喜び

雪合戦をしている


君と過ごした冬は

寒いけど暖かかった

今年は一人で子供たちの

歓声を聞いて ....
ひどく清々しいわ
この青い青い空を蹴り飛ばしたいぐらい

ねぇ、聞こえている?
赤い赤い花が似合うって言ってくれたわね

私の嫌いな、赤
貴方が残す、赤

愛しさと憎しみの色だとでも ....
どんよりとした空
気分が優れない
早くワイパックスを飲んで
寝てしまいたいけれど
まだ仕事中なのでそれも叶わない

無個性なビルに囲まれた
谷川のような道を
僕の乗る営業車が
押し流 ....
吉岡ペペロさんのおすすめリスト(10515)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
知らないこと- 朧月自由詩211-2-27
起算の町- 三条麗菜自由詩4*11-2-27
寂色の冬- kauz ...自由詩8*11-2-26
ふたりきり- 阿ト理恵自由詩2*11-2-26
スター・サウンド。- 菊池ナン ...自由詩111-2-26
おかたづけ- 朧月自由詩311-2-26
- 月乃助自由詩1211-2-26
好きだよ- はるな自由詩411-2-26
2012- 真山義一 ...自由詩2111-2-26
気づいたこと- つゆ携帯写真+ ...3*11-2-26
白に沈む- 涼深自由詩411-2-25
雪ん子- 砂木自由詩7*11-2-25
蜘蛛の糸- 影法師自由詩411-2-25
庭_/_****'99- 小野 一 ...自由詩4*11-2-25
幼い日に- 橘祐介自由詩7+11-2-25
扉のむこうにあるもの- 阿ト理恵自由詩9*11-2-24
そらおそろしい- るるりら自由詩31+*11-2-23
- nonya自由詩14*11-2-22
茜空、通り雨- 涼深自由詩5*11-2-22
サーカスがやってきた_/_****'04- 小野 一 ...自由詩6*11-2-22
形骸_★- atsuchan69自由詩7*11-2-22
合一- salco自由詩15*11-2-21
並ぶひと- 恋月 ぴ ...自由詩22*11-2-21
とうえい_(幻肢の砦たち)- 乾 加津 ...自由詩9*11-2-21
忘れられたもの- ……とあ ...自由詩511-2-21
ヒーローズ_(昭和編)- nonya自由詩8*11-2-20
ふたり- 殿上 童自由詩14*11-2-20
雪の街- 橘祐介自由詩611-2-18
カラーズ- 涼深自由詩5*11-2-18
ミツバチのアルツハイマー- 和田カマ ...自由詩8*11-2-18

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