四十万キロ越え視線を反射するあたしが決めたい月の満ち欠け




前髪がするりと頬をなぞります無いものねだりはまだつづきます


おもいでをつよくなぞってみたけれど濾過をするにはまだ足 ....
狂人のフリをしてみたけど 至って冷静だった
詩人のフリをしてみたけど あくまで現実的だった
幸せなフリをしてみたけど やっぱり後悔は消えない

春になると エネルギーが 湧いてくる
春になる ....
桜咲いて
笑顔でゆこう
新しい日々
歩いてゆこう

久しぶりの雨
途切れた雲の隙間
薄暗い街に明かり射す
待ちに待ったBrand-new day

春一番にコートがなびく
上昇気 ....
桜舞う水底に佇む魚
たゆたうひとひらを
尾鰭で弾く

開ききった瞳孔で
仰ぐ空は
こみあげる白一色

こぽり、泡が漏れる
どこからか
漏れ続けている

ゆるい水流にもたれれば
 ....
さあ
一歩前へ

春風がそう言いながら
桜の花びらを携えて
背中をそっと押してくれた


さあ
踏み出そう
鳥籠の中 鎖に繋がれながら自由を夢見るいけない小鳥

ある時神は鎖を外した

いけない小鳥は飛び立った

無我夢中に飛び続けた

花を知り

星を知り

雨を知り

そして ....
まもなく夕焼けが訪れる
傾く陽射しが街を玉子色に染めると
空の木々の道路の色が深くなって
陰影を纏いながら豊かに発色するのだ

 図書館で見かけた風景学の本が気になって
 娘のミュージカル ....
月曜日
地面に並べられた各種弾頭のことを考える
打ち上げられたスペースシャトルの存在を信じながら
リリシストたちの高い志をリスペクトし
雨上がりのひんやりとしたゼリーのような空気の中を  ....
君の、記憶の色をたどり始める


少し暖かくなってきたね、と
それでもふたり半分ずつ
かさなりあって歩いた

はや足のきみに
半歩だけ遅れる、わたし

つないだ手と手


暖 ....
ひどく病んでいろづいた花は
あたしをただ焦がします

鮮 烈 、

ほんとうはいらなかった
べつにどうでもよかった





曖昧なものは
曖昧であるうちは永遠です
曖昧 ....
夫の着ていたワイシャツの
袖口や襟元の生地が擦れてしまい

これで会社に行ってはいけないと
わたしが云い
名残惜しそうに夫はそれを差し出した

紺地に白チェックのワイシャツは
今日から ....
その涙
その歯ぎしり
その震え
向かうはいずこ

こいつを逮捕しろ

箱の中に移るひとかげ
お偉い人が指さすものの
指の一本で
そこは黒に
空に 浮かぶ

心臓の ひとつひとつ は燃焼して

その光の 落穂 から 聞こえる リズム

確かに 囁き 唄う 

あたしは  あの声を 聞いていた

一 ....
焼けてきたお肉を器用に裏返してくれる
横の物を縦にもしない性格だと思っていたのに
どうやらそうでも無さそうで

アルコールの度数は低いからと
ビールの飲めない私に勧めてくれた
甘くてとろり ....
お腹が空いて動けないよぉ

「どないしてん?」

あっ アソパンマン

「まいど アソパンマンでっせ」

お腹が減って動けないんだ

「ほな 救急車呼んだるわ」

えっ あの  ....
いつもの東京が今日は

こんなに綺麗

こんなに切ない



大きな景色の前でまた

同じ場所を探してる



こんなに近いのに遠いんだ…



でも涙の誘惑には負 ....
ればならば にらればなりて らばならぬ
にらにるなれど らばなりがたし
ひとひら
  ふたひら


黒い水辺の
むこう岸


藍色の闇に
ふわりと浮かぶ


燈籠のような
花明かり


ひとひら
  ふたひら


うろこのような
 ....
疎まれた鳥が飛ぶ。


三月。
ランゲンハーゲン。

いまさらどうにもなりはしないのに。


疎まれた鳥が飛ぶ。
横傾しながら。


冷気に翼を浸し、
思いつくままにかたち ....
からすは桜の枝に留まらない

花が落ちてくる
花びらではなく

雀たちが花を切り取り
蜜を吸い落としている
くるくると
くるくると

花は 回り 回る
 幾つも  幾つも

 ....
ねえ君は
どうしてそんなに喋り続けるんだい

何かから逃れるかのように
何かを一時でも忘れたいかのように

その身体を
いま/ここに繋ぎ止めるために喋り続ける

軽くなる言葉

 ....
なりたい
なりたい
小学校の卒業文集
車掌さんになりたかった

なりたい
なりたい
中学生の頃のタイムカプセル
音楽家になりたかった

なりたい
なりたい
高校の進路相談
高 ....
打ち寄せる波が
群青色の夜に輝く頃
誰かが届けた二枚貝


時を刻み

異国の景色を

映し出す
ねぇ今どれくらい悲しい?

時が去って
過ぎ去って
失くなって
うずくまって





ねぇ今どんな風におもう?

甲斐なくて
隙間なくて ....
シャチのショーを見ました。ショーが始まる前、久しぶりに会ったオスカーが水槽のヘリに寄って来て、私の顔をまじまじと見ています。「おまえ、もう海に帰りたいのね?」と話しかけてみたら、オスカーが頷いたように .... 飛び立つ後ろ姿を
どこかで見た
 


の記述を
探して


黒く浮かぶ
記憶の島を探し
脳内を辿ってゆく



ほの明るい
Cellの海の
上空に浮かび
 ....
頼りなく緩やかに
指し示した指先から
また、ひとつ
こぼれ落ちる

まるで
時間をかけて浮かび上がる
あぶり絵のよう

そっとのぞき込む君に
また、ひと雫
オレンジを搾る

 ....
………

ブクブク…

  ブクブク…

……

ねえ、ワタシタチ生きてるの?

たぶんな…


 ブクブク…
人んちの猫を
眺めるのはいいな

溜息で吹き飛ぶ薄給だというのに
ある日袋がずっしり重くて
慌ただしくぶちまけて
猫がキョトンと転がったら
がっかりしてもいいな

孤独という状態を
 ....
昼下がり
のほほんと
うたた寝をしていた

ぴよっ、ぴよっ、ぴよっ
どこか
近くで声がする
ぴよっ、ぴよっ、ぴよっ
もしかして
頭の中
左のほうで
ひっきりなしに鳴いている
お ....
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