ブラウン管に映る天皇裕仁をテンちゃんテンスケと嘲罵するほど軍国少年
であった父は明らかに左翼で、党から除名されても宮本議長(当時)の不
撓不屈や不破書記長(当時)の才気煥発に敬服やまず、一般紙の他 ....
逃げ惑う足首に
絡みつく春の鬱
転ばないように地面を
踏みしめているのに
白い鬱が生えてくる

小さな芽が双葉を広げようと
隣で眠る鬱に声を掛けた

まだ孤独であるうちに
秘密の儀 ....
ぼくが
何をしてきたとしても
何を望んできたとしても


今の
ぼくの心を 信じて下さい
ぼくの心を 許して下さい


もし 
あなたに信じて貰えないのなら
あなた ....
椿の葉は 硬い

椿の葉は 強い

花は落ちて 屍をさらす


強く かなしいものたち
           その

           せんじょうを 
           ゆるやかにたどる

           双葉にゆるりと
           人さし指をひとつた ....
チューリップ         チューリップ         チューリップ
人差し指で          人差し指で          人差し指で
かき回し           かき回し       ....
大阪に引っ越してきてから
足元を注意深く見るようにはなったが
以前のように、空を見上げることは少なくなったかもしれない

目まぐるしく流れていく時間に憧れて
気付けば270円の足に依存してい ....
パンクした ぼくの可愛い自転車 
引きずって 帰り道
墓地の門の前で佇んでいた 女の子
荷台に乗せて ガタンゴトン


タイプライターのキーだけが不満の吐け口
「ぼくは大詩人にな ....
充電中の星たちは
プラズマにあとを任せて

光らない速度で
都市と都市をつなぐ

その間にあるのは
エベレストナイルの船団

誰もたどりつけない海に浮かぶ
この辺で
消えたはずなの
テレパシー
直接言えば
いいことだけど


霧に包まれた類人猿の咆哮は
全ての言葉を包み込んだ
異様な振動を部屋の中に持ち込む
全ての言葉は何の目的で語られているのか

不明

類人猿は苛立 ....
林檎のかおりがする 天の河
もう随分と走ってきた
星へのひとり旅

白十字も恐竜の化石の海岸も通り越し
鳥を獲る人は、とうに降りてしまったし
銀のすすきの野をみるために
列車の窓を開 ....
深海の
砂一粒が
目を閉じて
魚の夢を
透明にする
蓋【おお】い被せるものが

哀しさならば

優しい雨露【うろ】に打たれよう



今も 

痞【つか】えた 闇は


いつか 晴れると

信じて



瑞樹【みず ....
空蝉【うつせみ】に見えし

我の心鏡は

棚引く煙霞【えんか】なれば

一夜の夢の如く 


砂時計が刻む瞬間【とき】も

また 

永遠とも言えよう


流れ 流され ....
宿題のない私は
上り坂の頂点で飛行機と出会った
青と白のきれいな紛争に
足を止め目を細め 見上げた
この旅はすぐに終わるだろう
私よりも早いだろう
この空にはとんびがいない
もういない
 ....
ノートに「ごめんなさい」と書いたら

そのページを破って

紙飛行機を作ろう



夕日に向かって投げれば

しょっぱい気持ちで一杯だ







 ....
頭の薄くなった友人が
車の後部座席に老いた母親を乗せて
交差点を右折していった
すれ違う僕の車に気づかずに
ひさしぶりの幸せな笑みを口元に浮かべて
わからないことを後ろの席に語りかけて
そ ....
勤め先近くに珍しい衣装を扱う洋服屋さんがある
どんなのかっていうとお笑いの人とかが舞台で着るようなやつ
スパンコールちりばめられた真っ赤なベストが店頭に飾られていて

開店直後らしい午前中の早 ....
白い肌 キスした小鳥 鳴いている ここに居ると 横顔の君に



本を取る 左薬指に光る指輪 君は別の人のもの



うわべだけの話じゃ 近付かない距離 僕と君は 店員と客


 ....
口移し 卵の黄身を 順番に 我慢しきれず 君がつぶした また今日になる
また今日になる
あしたはずっとやってこなくて
あしたはずっとやってこなくて
いつも今日になる
今日は昨日になる
昨日はずっとあしたにならない
昨日の再現はありうる
 ....
春に迷い込んだ赤とんぼが
ゼンマイをキリキリとうたわせた
ブリキのおもちゃのその中の
ブリキでできた心臓の

あんまりとんぼが赤かったから
ブリキはとんぼに恋をした
おもちゃであ ....
私は幼なじみに高校生の頃までO型だと思われていたA型だ。
いわゆる、ざっくりとした、そんなに細かくないA型だ。

私は、好きな人にはキャンキャンしっぽをふり付いていく戌年だ。
雷がなると家のな ....
冬が目を覚ます
もうそこまで来ているの
あたしたちを抱きしめて
変わらないことはないって
言うために だから
道端の葉っぱを眺めては
50年前のこの幹と
30年後のあたしを思って
「寒 ....
涸れた港を見下ろす丘の上
にある廃墟のような酒場で
俺は飲んだくれている
のかすら分からない

ただまどろんで

きしむ壁をすり抜けて
吹き込んでくる風に
震えているのか

スト ....
語義 ; ありふれた、つまらないものの意。転じて自我の喩え。


英語ではたわごと、下らない事象を喩えて「牛の糞」と言うが、あれは農業国時代に
どっさり在ったものであって、現実的な経験則にして ....
浸して上下に揺さぶって
美しい皮を被る
どれが本物なのか
私には分からない

裂いて千切って放り込んで
醜い器を満たす
どこが狂ってしまったのか
私には分からない

粘着帯でも貼っ ....
私はどんどん、どんどん
回りを気にしちゃあ
1人で被害妄想フル回転。
繰り返して、回して



一番嫌いな人間に、

一番なりたくない人種へ。


今日も明日も
育っ ....
その舗道の影は
拾えそうなくらいに黒いじゃないか

お前さんのチョコレートの髪は
このカンザスの太陽で溶けちまわないのか

荷物のなかに
傘がなくても平気か?

あっちはもうカンザス ....
吉岡ペペロさんのおすすめリスト(10515)
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メーデー- salco散文(批評 ...14+*10-4-29
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C館の窓辺より- 中原 那 ...自由詩510-4-28
Smith_said_nothing_/_****'99- 小野 一 ...自由詩6*10-4-28
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aquamarine- mizunomadoka短歌610-4-27
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In_apart_from_others_-----_孤高の ...- tomoyan*自由詩210-4-27
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春の- オイタル自由詩7*10-4-26
待ち続けるひと- 恋月 ぴ ...自由詩24+*10-4-26
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また今日になる- ぽこぽこ ...自由詩3*10-4-26
ブリキと赤とんぼ- しろう自由詩11+*10-4-25
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私とあの子は- サワメ自由詩210-4-24
kansas- mizunomadoka自由詩310-4-24

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