何も考えずに済む   静かな日々が待っている
それが望んでいたこと        筈だった

月明かりの下を歩く      潮騒が流れ込む
満たされた音を抱え    胸の奥に滴る情動を
なぞ ....
お晩でがんす

むじな似のおんな魚選る夜五つ
閉店後精肉売り場よぎる牛頭
三叉路で人待ち顔の地縛霊
お嬢さん背中に手形ついてます
タクシーが女客拾わぬ上り坂

ウシガエル田んぼあぜみち ....
ひとめぼれをして買ったお護り代わりのパレッタが
一年程見当たらなかった
こどものゴムや100円ショップのクリップで間に合わせていたけれど
落ち着かないので 誕生日の自分へのお祝いに
昨日 新し ....
バケツをひっくり返したようなって言われても
ピンとくるわけじない

ひところ軒先で騒がしかったツバメの巣はいつの間にやら静かになっていて
育ち盛りと餌を催促してた雛たちは
ハーメルンの笛の音 ....
きのう手紙がとどきました。ふるさとのこころの箪笥から。
【前略 私は あなたの本当の母です。あなたは 親に「橋の下でひろってきた」と言われると喜んで、高貴な産まれを夢想するような娘でしたね。卵が先 ....
君に回帰する青空
新しい道具を手に入れて
揚揚と胸を張り進む
紫外線もものともしない

砂漠と草原とステップとツンドラ
悲しみの緯度が増し飛行機の窓が割れ
近く遠く自転しつづけては公転す ....
超BIGなミルクプリンを
すくっては丸飲みする

輝き始めた友人たちを
プリンの中に沈めてやる

甘すぎないその味に
小さな嫉妬が奥行きを与える

明日は呪詛のように
私をコンクリ ....
 狂女の独白

いつもそれは夕刻よりも暗い夜明け
一日は、東の地底で死んだ胎児のように
いつ迄も、紫色の胎盤にまみれて
暗黒の硬い産道に引っかかっている
胎児の頸には硝子のつららが刺さって ....
仕事柄前かがみになることが多くて
いつも腰のあたりに爆弾を抱えてる
過酷な作業 割りに合わない給料
サービスの笑顔に心は込もらない

私生活でもストレスは溜まる一方
スーパーのバイトに去り ....
霙雪の降る夜のこと

夜の夢がそのたおやかな小さな手に接吻すると
まどろむ女の子は口をつぐんだ。

妹の手を握り続けていた兄はその額を優しく撫でて、
火照った熱気を感じて手を止める。
兄 ....
自分の
決めたことを
やり通すのに
実行に移すのに
正しいことなのか
正しいことじゃないのか
私は
時々
考えます

社会のルール
今は本当に
役に立っているのか
どうなのか ....
鬱との戦いに疲れ果て、また、仕事についても悩み、
やっと気分的に落ち着いてきたので、
いま思う事を率直に書いてみようとおもう

ラーメンを食べ過ぎるとウンチが固くなり
肛門が悲鳴をあげる
 ....
産まれ生き苦しみそして死んでゆく
 たった一行闘病短歌

日赤の病棟入り口掲示板
 嘆歌とあって朝顔も書く

これからは口語短歌の詩人です
 出来損ないの痛みを堪え

銀色に輝け外科 ....
     若)まろがふたり でそろった!
     いまからね、バチバチッと
     かっこいいとこ見せあうからね
     その間に 逃げるんだよ

     面白そうだからって見ていて ....
         



経糸の波が島に打ち寄せ
砕けた珊瑚の欠片が筬の羽の隙間を通る  
浜は白く織り上げられ
降っては降りてくる日射に
転がる岩岩は奪われた影を慕っていたが
素足 ....
             



淡い夢をみる夜がある
夏休み庭に植えたブーゲンビリアに
いつの間にか背丈を追い越され
生い茂る葉がどれだけ季節を重ねても
記憶は夏しか残らなかった
 ....
大人なんか大嫌いって



いなくなればいいのにって










言ってはみたものの









後五年もすれば
自分もあっさ ....
初々しく純粋な目 
心輝かせた稚い微笑みの 
幼きあなた

あなたの微笑みが
あなたの目の輝きが
私の胸を愛の歓びで貫く…

あなたのことを想うと
我が胸は甘い切なさが溢れ
心に温 ....
少女が腰をかける
やわらかき光が
屈折して
一人二人三人

1時20分
私はスケッチをしている

桃色の土はしめりて
昼間の太陽はなし
 
お茶の水橋を医科歯科大学の方向に渡る と
すぐ聖橋の下を潜って秋葉に抜ける道へと右折する。
途中、神田明神から降りてくる坂の方向に左折し、
秋葉の方向へ右折する 
と いつもの明神下の路 ....
  申シ訳アリマセン。
  ココニ[本文]ハ、アリマセン。

   何故、コンナ面倒クサイコトヲシタノカ?
   ソレハ、本題ノ想定シタ者ト、同ジ平面デ
   遣リ取リガ、シタカッタ為デス。 ....
眠いから寝た
疲れたから寝た
悲しいから寝た
わかんないから寝た
水たまりみたいに寝る
昼間に寝る
ずた袋みたい
粘土

つまんないから寝た
寂しいから寝た
頭痛いから寝た
覚 ....
{引用=


今すぐにあの憐れみが欲しいの、と わたし揺れてる 吊革みたいに



不特定多数のからだは湿ってて乾いた肌を忘れそうです



あおむけで爪先ぴんと伸ばしたらさみし ....
怒りと憎悪は人の世の兄弟
胸を灼く荒廃は人間を苛める

胃の腑から沸き上がる痛みは全てを呪い
何より最も強く己自身を呪い苛める

血生臭く罪悪に満ち溢れ
復讐と怨恨が全ての理の神たる人の ....
ダイエット目的にはじめたジョギングだったはずなのに
夢はホノルルマラソンなんて張り切っている

フルマラソンって42.195kmも走るんだよね

あの子の精神構造ってどうなっているんだろう
 ....
          羅漢頭をペコリと叩きゃ 大人の漫画の声がする



        1998.04.07.     YIB01036 Tamami Moegi.
     ....
七夕なのに雨模様
願い事を見透かしてしまう僕には
あまり関係のない事実

笹を(と携帯に打ち込んだところで、稽古が終わった娘が車のドアガラスを叩いたから、作業を中断をせざるを得ない)

※ ....
              わたしたち たぶん
              ふたりとも

              相手のひくつさを感じるところに
              身を置くことが ....
眩い光りは衣を重ね
いつまでも消え去らぬ 
それは人知れぬ
夏の海峡の 輝きを増した陽炎
落ちてきた 数知れぬ星達をあつめた天の河のように
静かによこたわる
無数のきらめきは、時を惜しみ
 ....
夕暮

赤い信号が消え
青になる
辺りはうすく、たそがれて
私たちの車は、角を
曲がる
ふとしては考える

幸福、幸福
吉岡ペペロさんのおすすめリスト(10491)
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