強靭な歌声に溶け込み 楽器がバックヤードからも響かす

母国語の発音 制限なしに 全世界共鳴の音 夢制限

 感じる自由 感嘆の記号の華火
 表現の自由 暗証コード斬る アンプラグド

 ....
             明滅する赤や緑の光を浴び
             暗闇にしまうまは横たわる
             静けさの中でざわめきだけが
             息 ....
葉は寄り 毛の尾に嗅がれる
伏せる喉 痩せた土 はぎ

噛みすする 親不知
木の根に うずくまり

こごと と舐める 
石の蜜
花火に行った
明るいうちに待ち合わせをして、商店街を歩いた
明日のお祭りの準備をする人たち
今夜の花火の場所とりをする人たち
古本屋に寄ってみる私たち
数百の単様な飾り

「シーモア序章 ....
風伯の寝息 漂う 夕暮れ時

初夏から紅 瞬き 繰り重なる あの色に

今は今宵は 主に朱を ためておく

 いづれ 朱く染める 染め上げ称える

 終わり良ければ 酔いしれる
   ....
桜の最前列は

そろそろ 奥の細道へと趣く

 遊牧民族のカルマを受け継いだ 彼女は

 初めての転校生は 杜の都だった

縦長の豊かな6県は

そろそろ 桜の最前列に手招きする
 ....
上り坂が続く

坂道が
「ごめんね、坂道で」
という

ギアなんてついてない
ママチャリですので
傾斜が上がるたびに
スピードが落ちていく
ペダルが
どんどん重くなる
後悔が
 ....
どこまでも拡がる宇宙の果てから
針のその先のずっと奥までが見通せる眼がほしい
火や水や風
どんな重力にも耐えてゆける変わらない筋肉と骨
未知の細菌には負けない内臓器官
見えない放射 ....
ある日ふっと気づいた
言わなくなった言葉がある
忘れてしまった言葉がある

『おはよう』
『いってきます』
『ただいま』
『いただきます』
『ごちそうさま』
『おやすみなさい』

 ....
誰も助けられないから

誰も悪くないことにする。



お金が欲しいから

需要を要求する。



視聴率にならないことは

テレビで話しちゃならない。


 ....
あるひめざめたら
さびしいにんげんが
さびしいにんげんのあしを
ひっぱっていた

高級なこどくが秤にのって
じぶんの重さをはかっていた
うしろすがたをみるとかみさまだった

あるひめ ....
新聞紙の同じページに
震災への追悼が行われた事と
つい先日 襲撃された
日本大使館などの記事がのっている

犯人グループ 36人の死による鎮圧
犠牲者 11人 中に 民間人も含むらしい
 ....
焼夷弾爆撃によりアメリカは10万匹の天使つくった / 
「君だけを幸せにする! お返事を待っています♪」とメール爆撃 / 
繰り返し画面に映る商品は眼から脳への爆撃である / 
爆撃機ふたつ購入 ....
世界の最果ての部屋で
無音のテレビが瞬いた

鬼が私を探しに来る
緋色に染まった夜の海から
シルクの魚雷に跨って

鳥は巣で寝返りを打ち
子供は母に抱かれて眠る
夜の付き添いに疲れて
人気のない待合室の
ソファでうつらうつら

窓際に置かれた
ヒヤシンスの根が
くねくねと
夢の中まで伸びてくる

先端の脈動に
病院のすべての機器が
 ....
【確信犯】
 
 ちょっとづつちょっとづつ間違っていく伝言ゲームのように、今日も


【からかい】
 
 本気かと問えばするっと逃げていき 遠くの空で春雷が鳴る


【三面記事】
 ....
青い瞳の中に
沈みかかる方舟

手を振れば
手を振り返す
遥か彼方から

震えた体を
異人の言葉が抱きしめてくる
温め合う心と心

黒い瞳の中から
ありったけのサンキューを
 ....
揺れながら
曖昧な記憶

鞄の中にもないのでポケットに手を入れる
鉛筆を落としたらしい
グチュリと音が響く
電車のなかで落花生を踏みつぶしてしまった
席が二つ空いていた
酒臭いお ....
01 目覚め 


ひかりを集めた 蛍雪時代は ほたるのひかりまどのゆき
ありふれたひかり啓蒙時代でもあった 蒙には盲の意味もあると聞いた
ひかりがないことを盲ということに怯えた人との ....
{画像=080302220223.jpg}


おいらは鈎にぶらさがったあんこうさ
口からいっぱい水を呑まされて
ぶらさげられて
身を削ぎ落とされる

皮も
鰭も
胃も
腸も
 ....
眠る前に まじないを 眠る前に カフェインを

呟いたとしても まじないを
ごくり と飲んだとしても カフェインを

影響など されない 隙間だらけの 想いまつげ

働き者の蟻さんが入れ ....
生きてゆくちからが 愛するちからがいまもあるならば
笑い転げたあのジョ−クを 思い出してよ

僕の最初のまちがいは 生まれたことだってね
いちばん不幸なのは 君と一瞬も離れることができないこと ....
四月病ってあるらしい
さりとて年度替りの初々しい賑わいとは
とうに縁遠くなっているのだから

花散らしの雨もあがり葉桜と化した桜並木を
これでよいのだと独りごちながら歩む




 ....
不器用な詩人を撫でる桜まじ

花篝燃えてくれるなまた泣ける 

哲学の道を流れる花筏  

散るまでの夢と知りつつ桜酒

高瀬川乳飲み子抱いて花の雨

岡崎の桜回廊象の声

 ....
大きな声で叫んでいると
段々、自分がしぼんで遂には消えてしまう
一人、沈黙していると
再び僕が現れて蘇った
世界は大いなる言語に包まれて
それ故、人はどこにもいない
・・・僕は君の素顔が見 ....
一緒に生まれてきたはずなのに
生きていた痕跡が何ひとつ残っていない
私と同じ遺伝子を持つ {ルビ方割れ=かたわ}
誰の脳裏にも浮かぶことのない
母が亡くなった 今は……
私だけが知っている  ....
犬の足が血にまみれてた。

うさぎの目が見えへんくなった。

ネズミから耳が生えた。

猫が子供を産んで殺された。


みんな人間に夢中だから

なんにもできないんや。


 ....
静かにあなたを愛していたい
決してはげしくじゃなく
そっとあなたを愛していきたい

愛に力などをこめずに
ぼくはあなたを抱きしめたい

そのときあなたの好きな
ディオリッシモの香りにぼ ....
インターホンの向こう
奥さんの返答が聞き取れなくなる
営業妨害の嫌なサイレンだ
気がつけば風にのって煙の臭いが満ちてくる
ますますサイレンが近づいて来た

    火事だ!

道路向か ....
湿った空気
それはイメージだけのもの
なのかもしれない
けれど好きなんだ

曇り空のもと
太陽を見失ったまま生きている
それでも十分すぎるくらい
明るいのが不思議で

どこから来る ....
吉岡ペペロさんのおすすめリスト(10515)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
音楽家に捧げる- 朝焼彩茜 ...自由詩6*12-4-19
夜を仰ぐ- 石田とわ自由詩8*12-4-19
けもの道- 砂木自由詩10*12-4-18
past_away- mizunomadoka自由詩112-4-18
風伯の朱色- 朝焼彩茜 ...自由詩5*12-4-18
杜の都の桜の候- 朝焼彩茜 ...自由詩2*12-4-18
自転車でいこう!- そらの珊 ...自由詩23*12-4-18
プロムナードⅡ(新しい血)- アラガイ ...自由詩10*12-4-18
忘れ言葉- HAL自由詩10*12-4-18
こんなにも悲しい- 自由詩412-4-18
うたのはずれのうた- 梅昆布茶自由詩1512-4-17
おやすみなさいな_よき夢を- 砂木自由詩11*12-4-17
#poem24_爆撃(140文字縛り)- 北大路京 ...自由詩15*12-4-17
- 壮佑自由詩17*12-4-17
病院- 壮佑自由詩15*12-4-17
春雷- そらの珊 ...短歌11*12-4-17
サンキュー_ベリーベリーマッチ- subaru★自由詩18*12-4-17
自動再生可能装置- アラガイ ...自由詩5*12-4-17
- るるりら携帯写真+ ...16*12-4-17
あんこう鍋_/_悪食賛歌- beebee自由詩25*12-4-16
眠る_まじないとカフェイン- 朝焼彩茜 ...自由詩6*12-4-16
こいのうた/2012- 梅昆布茶自由詩912-4-16
口ずさむひと- 恋月 ぴ ...自由詩27*12-4-16
#桜2012_#京都- 北大路京 ...俳句18*12-4-16
君の素顔- yamadahifumi自由詩312-4-16
【_ペルソナ_】- 泡沫恋歌自由詩20*12-4-16
今日のこと- 自由詩412-4-16
口づけ- HAL自由詩6*12-4-16
その笑顔が忘れられなくて- ただのみ ...自由詩14*12-4-16
曇り空の空気感- kauz ...自由詩7*12-4-15

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