いままでで
いちばん
おいしかったものは何?と
質問した。

そうねぇ・・・

小さいころ
母とおばさんと
うみに行った
行きの電車の中で
おばさんがくれた
おにぎり

あ ....
月の画像を水が
砂漠に変えて行く

死んだ花の血を
餌と間違えた
共食いの魚達
顔が潰れている

思い出が苔になる
城跡の石垣の中
眠っている
人々の化石は
緩慢に割れていく
 ....
唯一が突き抜ければ

見届けてやりたい

其方が想いでしか届かぬ領域まで

見届けてやりたい

 唯一が突き抜ければ

無二に近かれ遠かれ

似た色合いを乗せて ....
こがね色の麦畑に群がる恋心 戯れる
少女を追いかける青年の瞳は 青い

少女が戯れるのは 恋を問えない みつあみ

何が嬉しいのか さやさや揺れる 麦の穂の温もり
何が楽しいのか 微笑む少 ....
親心を
揺らしながら
春の野に立ち尽くしている
子どもらは
既に
旅立って
再び逢うことは
叶わないというのに
心配の種はつきないのでしょう

親心を
揺らしながら
じっと耳を ....
つきましたら季節を短めに揃え
天然に液体化を試みる
執念より地割れのひきつけが裂く
泥水の底溜まり
髪は性質上二股は気化
すぎたのが逆切れて地肌が近い
哭く哭く、四六時中あたまを掻いて ....
            気をつけたまえ
            背中を向けて
            眠るとき
            寝首をかくかも
            しれ ....
     雨の匂いがする
      川沿いを下る道すがら

     梅も桜も木蓮もまだ閉店中
      一度に咲こうとしめし合わせているのだ

     雨の匂いがする
      ....
きみは暫々それは知ってると言う
きみは暫々これは知ってると言う

きみが博識だということを
ぼくは否定する気はない

でもきみが饒舌に語る話を聞いていると
何か絵画のない額縁だけを聞いて ....
穏やかな日常が
美しく思えるのは
嫉妬や、ねたみや
細かな不安の襲来と
絶え間なく
闘っているからかもしれません

ほかの
みんなはどんなふうに
生きているのだろう
何を心に
抱 ....
好き
嫌い嫌い嫌い


嫌いになれないくらいに
あなたが好きだから

やっぱりすごく嫌い


なんだか癪にさわる



もっと全力で
私を好きになってほしいから

鏡 ....
まず魂のくせを矯正します
今世のくせも後で清算する予定ですが...
とりあえずお世話になった想いの数々に手土産のひとつももたせて
さっと湯通しをします

その際肩をおもみしても構いません
 ....
見慣れる
聞きなれる
無感動

読み慣れる
人に飽きる
無感動

世界を倦んでみる

これからは
いつまでも
そういう風に
生きていく

竹の皮に
包まれた
人生に
 ....
客観的なまなざしで見つめてくる
霧に日があたり 乾燥を加えた
チューブから煙を立ち上げ

 瞳の笑わない中に 安心感を示し
   まなざしを 浴びせてくる 客観的に


 同性の皮膚が ....
空を見上げる君は
とても無防備だ
尖った顎先から
なだらかなカーヴを描いて
道が現れる
これから
戦いに出向くにしては
哀しいくらいに
無防備だ
それは
最後まで手放なせずにいた
 ....
ある日からぼくは命が呟くのを
耳ではなく心で直接聴ける様になった

命は言う ぼくが挫けるときに
誰だっても転けも挫けもするが
まだまだ俺もお前も大丈夫だからなと

命は言う ぼくが愚か ....
うとうとしながらうったメールは
夢の中のわたしに届く

夢の中のわたしは自信に満ち溢れ
非の打ち所がない

夢の中のわたしはとてももどかしそうに
寝ているわたしにメールを返す

目覚 ....
ウォータークラウンに無数の鳥が止ると雫の中の樹木から複頭の馬が飛び出してくる。その蹄はまるでジェラルミンの様だ。

幽霊の合唱に終わりが来ると花粉の匂いが鼻を突き、香水壜の化粧棚から倒 ....
欲しかったのは
そんなことじゃなかったのに
必要だったのは
そんな言葉じゃなかったのに
どうしていつも
間違ってしまうのだろう


わかってほしかったのは
そんなことじゃなかったのに ....
我を張っている
我を忘れて

  集める炎の中心に 焦りに煮た冷や汗
  額から離れぬ 汗の辿り 焦げ匂いがする

我を張っている
我を呆けて

  ピンポン玉が姿に似合わず 人々の ....
メダカは気弱な小魚だって
それが定義だと
それが憐れだと
勝手な思い込みが押し並べて

それがあまりにも{ルビ酷=むご}いと
両手で包み込もうとする
君の余計な優しさが
彼等の胸まで押 ....
砂の中の太陽
失敗の方へ
音はオレンジ

青い穴
青い炎
白い紙

眼は消えない
昼の北斗七星


タ 
    チ
       ケ 
     ....
{画像=120424111111.jpg }

【帰還】

 声帯を飛び出していくコトバ達コマクを抜けてワタシに戻る

【流行り病】

 時節柄恋には注意下さいね 四月の空に青いエアー ....
大きな蓋がひとつあれば
こと足りる
あれは
実に包容力のあるヤツだから

けれど
ここには
とても小さな蓋しかないのだ
あろうことか
私のキッチンには
小さな蓋しかないのだ

 ....
ホンマに? 
ホンマに。

ホンマにホンマ?
ホンマにホンマ。

これ、
エンドレスです

美しい季節を
嘘だと思うから

哀しい現実を
嘘だと思いたいから

ホンマにホ ....
あかるい雨の夜に



空を見あげて

ボウッと明滅して加速して
加速して
それから、加速して

笑って、鼓動を数えて、目を細めて

空へ

飛び立つ
タンクローリー
 ....
遠い思い出
青い海

浜辺でお昼寝

鯉の甘露煮

砂だらけのシャワー室

赤い車

もう戻らない
ふたりの時間
向い風が吹き荒れて
わたしを白線へ押し戻す
もがけばもがくほど
重くなったコートは
身体から熱を奪っていく
向い風いつの日か
そよ風に変わるだろうか

向い風が容赦なく
わたしを地 ....
何故ひとはひとを殺してはならないのか
これは人類に対する未だに未解決の問い

ある学者はこう言った
『殺人は誰も幸せにしない』

これは解答でないと想うけれど
解答に辿り着くまでのひとつ ....
刹那花ひらり乱れる春の風 脳裏かすめる君の幻影 

週末は桜吹雪になるのかな君の簪姿を見たい

桜散る頃に逝ければ葬式に付き合う子らも寒くなかろう  

満開の桜の下に捨てられる悪い ....
吉岡ペペロさんのおすすめリスト(10515)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
今まででいちばんおいしかったもの- うめバア自由詩612-4-26
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蒲公英草子- そらの珊 ...自由詩912-4-26
鬼の根- アラガイ ...自由詩7*12-4-26
背中枕- 石田とわ自由詩11*12-4-26
_いつかは虹を見るだろう- ただのみ ...自由詩12*12-4-26
落差- HAL自由詩7*12-4-25
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お馬鹿さん- 舞狐自由詩512-4-25
魂の浄化のレシピ- 梅昆布茶自由詩1912-4-25
竹の花- 和田カマ ...自由詩1*12-4-25
性のまなざし- 朝焼彩茜 ...自由詩5*12-4-25
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無題の為のコラージュ・2- 高濱短歌112-4-25
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メダカ- subaru★自由詩18*12-4-24
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メビウス- そらの珊 ...短歌6*12-4-24
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明るい雨の夜に- 投稿者自由詩412-4-24
海坊主- 舞狐自由詩712-4-24
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マイル・ストーン- HAL自由詩4*12-4-24
桜散る2012- 北大路京 ...短歌13*12-4-23

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