魯山人みたいなメガネ曇らせてハフハフと喰う煮干しラーメン
消防車が大通りを埋め尽くす
けたたましく鳴るサイレンの音のなか
たくさんの赤いライトが点滅する
何事かと人集りの方へ行ってみると
一軒家が燃えていた
炎は唸り声を上げる
周辺だけ灰色の ....
プードルの風船が割れ帰る孫
天国はまいにちまいにちたのしくて善人ばかりのおそろしい国
使い捨てやいばばかりがふえていく捨て方だれかおしえてください
犬の背のオーストラリア大陸が明日も平和でありますように
明け方 ....
傷つけられて
救いを求めた時
ある人はこう言った
「救うべき苦しみの中にいるのは
君ではなく相手の方だよ」
と
私はその言葉に
救われた気がしたのだ
また舞う 雪に
Sidoro-Modoro
ふたり とろけ
ながれる 春 の
跳ね る
日差し は
音 ノヨウニ ....
大根一本 一〇〇円
ステーキ肉一パック 二、〇〇〇円
畑から引っこ抜いたばかりだという
昨日まで大地に守られていた命
まだ十分に死んだとはいえない一つの命 一〇〇円
高いのか 安いの ....
知的だね、と呼ばれてみたい宇宙人明日来るかもBOSS買いに
母ひとり、具だくさん
猫の手の嘘つき
周りますとも公転周期二万年意固地すぎますプラネットナイン
破瓜を超えても月ひと ....
ホッキョクグマの巣穴
数多のクマが使ってきた巣穴
彼女たちはこんな穴ぼこの中
助産師無しで出産するなんて。
数えきれない母熊が
この巣穴で子どもを産んだ
元気な子、病弱な子 ....
無い背筋を伸ばし
まな板の上にぬっと立つ
おまえの
下段から冷たく射るような
視線――まったく読めやしない
包丁を握り
ジリジリと
間合いを詰める
――突然
ながい触腕(しょくわん ....
どうしてか愉しくて
とても切ない
詩作に貧乏文学を
探し出すことは
決してけちな節約ではなくて
倹約のようにも思える
少しだけ美談が得意なことも
失敗談がずいぶん苦手なことも
干乾びた ....
生きることの最果てには
哀しいことだけれど
とても深い孤独さえあって
少しでも幸せに
生きることが
生きた証として
残れば嬉しいのだろう
それが人間の運命と云うもの
そう誰かに愛さ ....
手を貸そうか、なんて
わたしが必要としていないのを知っていて言うんだ
1530円をレジで払おうとして
財布にない10円玉を探すふりをして
冷凍庫で乾いてしまったような伝言を
今更思い出した風 ....
星々は瞬かず 月は今宵も新月
永遠のように夜は深く
宇宙のように果てなく
そして愛のように孤独だ
朝刊の放り込まれる音がして
偽善者のような眩しい陽が昇り
見えなくていいものまでも白日 ....
火葬がいい
わたしを構成していた炭素原子はリサイクルされ
その二酸化炭素が空へ散布されるのだから
私はマクドナルドの店員ではないけれど
いつもツナマヨおにぎりを買っていく彼に
スマイルを大サービスしています
あの日瞳に映った空は
きっと君のどこかに仕舞い込まれ
ときおり顔をのぞかせ驟雨となって
だれかに降り注ぐのでしょう
こころと身体は不可分です
ホイットマンが僕のどこかに
宿っていて欲し ....
元カレとラブホのロビーですれ違う私に似てる子を連れていた
じゃりじゃり、
雑踏をかみしめる。
私の口のなかは、
色々な音で異臭を放っている。
あなたの声は、
とっておきたくて、
まだ白いお皿の上においてあります。
あなたの声は影のように、
....
春の風イチニノサンでかき鳴らす16才のRock 'n' Roll
見つけられないものを探している
とっくに失くした何かを
例えば棚で眠っている本に挟まって
頭を覗かせる封筒
歳月に黄ばみ
だが秘められた部分は青白く
ほのかに
呼吸して
机の上で宛名を ....
脚の細い象の背中で
ユラユラしている私の
広すぎる糊しろは
饐えた臭いを放っていた
何も企てない午後を
ユラユラ生き延びた私の
丸すぎる背中には
錆びた罪が生えていた
心地 ....
窓から覗く森がまだ霧に包まれている朝、
僕は一人静かに部屋を出る。
森の木々から聞こえてくる鳥達の囀りが、
昨夜聴いていたベートーヴェンの弦楽四重奏曲の余韻を少しずつ消してゆく。
....
真っ赤な薔薇に血の匂いを嗅ぐと、
私は過去を表現する雫で満たされた器となる。
そしてあなたの白い肌の内側に流れる真紅の清流は、
私の生きている理由そのものになる。
人はそれぞ ....
笑ってほしい
人がいるので
私は笑う
元気を出してほしい
人がいるので
私は元気を出す
私より淋しい
人がいるので
会いに行く
耳を傾けてくれるので
他愛ないおしゃべり ....
玄関に黒い服着た怖い人バレンタインがそこまで来てる
逢える日がたった1日あればいいバレンタインがそこまで来てる
海老で鯛チョコで鯨が釣れてまうバレンタインがそこまで来てる
160219
うんこらしょ
いつもの掛け声がします
それを合図に我が家では
テレビのスイツチを入れます
朝のニュースが見られます
タイマー付きのテレビってあったかしらと
....
ニュース画面に映る空はいつもあんな色だろう。それが青色だって即座に思い浮かべてしまうのかもしれないけれど、ふと気づけばもう夕暮れが終わりかけてる、なんて時もある。光が散乱された結果としての単なる色彩の ....
吉岡ペペロさんのおすすめリスト
(10515)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
魯山人みたいなメガネ曇らせてハフハフと喰う煮干しラーメン
-
北大路京 ...
短歌
4
16-2-29
火事
-
枝
自由詩
4*
16-2-29
プードルの風船が割れ帰る孫
-
北大路京 ...
俳句
1
16-2-28
世界の果てであやとりを
-
そらの珊 ...
短歌
12
16-2-28
救う人
-
しょだま ...
自由詩
1
16-2-28
白裂――WHITELOTUS
-
ただのみ ...
自由詩
13*
16-2-27
命の値段
-
イナエ
自由詩
10+*
16-2-26
第九惑星_2016
-
たま
自由詩
17+*
16-2-25
ホッキョクグマの巣穴
-
枝
自由詩
3*
16-2-25
活イカ
-
ただのみ ...
自由詩
19*
16-2-24
平成貧乏詩礼賛
-
りゅうの ...
自由詩
3*
16-2-24
花束の季節
-
りゅうの ...
自由詩
11*
16-2-22
春が立ちあがる音(ゴル投稿長考版)
-
高橋良幸
自由詩
7*
16-2-22
朝
-
HAL
自由詩
5*
16-2-22
空へ
-
殿上 童
自由詩
19*
16-2-22
三行詩『ツナマヨ』
-
しょだま ...
自由詩
1
16-2-21
ミッション
-
梅昆布茶
自由詩
21
16-2-21
元カレとラブホのロビーですれ違う私に似てる子を連れていた
-
北大路京 ...
短歌
3
16-2-21
こえ
-
あおい満 ...
自由詩
12
16-2-21
春の風イチニノサンでかき鳴らす16才のRock_'n'_Ro ...
-
北大路京 ...
短歌
2
16-2-20
ファントムペイン
-
ただのみ ...
自由詩
17*
16-2-20
ユラユラ
-
nonya
自由詩
19*
16-2-20
森の旅人
-
ヒヤシン ...
自由詩
8*
16-2-20
紅
-
ヒヤシン ...
自由詩
5*
16-2-20
そういう人
-
Lucy
自由詩
23*
16-2-19
玄関に黒い服着た怖い人バレンタインがそこまで来てる
-
北大路京 ...
短歌
2
16-2-19
逢える日がたった1日あればいいバレンタインがそこまで来てる
-
北大路京 ...
短歌
2
16-2-19
海老で鯛チョコで鯨が釣れてまうバレンタインがそこまで来てる
-
北大路京 ...
短歌
1
16-2-19
春が立ちあがる音
-
あおば
自由詩
7*
16-2-19
きみを溶かしたら、たぶん空色になると思う。(ゴル投稿長考版)
-
高橋良幸
自由詩
5*
16-2-18
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