そらのないひろばにひびけきみのこえきみのかなしみきみのぜつぼう 僕は月だから
太陽がないと輝けない
けれども
どうして世界は回っているのだろう
ならば
蛇行する時計に日射しを与えよう

黙殺するな、今
黙殺すれば、過去
限りなく未来を{ルビ労=ね ....
んわ構もてっ喰 は{ルビ鳥=スカ} {ルビ豚=ケボ} {ルビ牛=ホア} いたり守 (もラジク)カルイい賢 てく愛可 (月を黒い種に、太陽を色彩の影のない輝きの雨にして)

ほんのりと甘い、果物の匂いがした
乾いた風が吹く緑の丘の上から
眼下に広がる果樹園を見下ろす
頭上の雲から誰かに見張られていて
けれ ....
                  100309




並四ラジオの整流回路
小さな容量のキャパシターに
少し大きすぎるインダクターが繋がって
交流をぎごちない直流に変えている
 ....
止まない雨だった

優しいままでいられるほど嘘つきではないから
まだあまり汚れていない窓ガラスに向かって
冷たい視線を送り込む
反射した感情の行方を知っているくせに
しばらくそこに立ち止ま ....
ガタガタ・ガタガタ
洗濯の音がする

奴が回している
あてつけか?



外から丸見えに
窓を全部開け放し

洗濯物をいっぱいに
ひらひらと闇夜に干している 


子供 ....
{引用=


愛なんてコンビニでも買えるって どれが愛だかわからんのやけど。


さみしくて漂流したくなったさかい、貯金おろしてロフトに行くわ。


星空をさんきゅっぱで買ってきて  ....
{引用=

さようならを二回いった
一度目はさよならっていった
くちびるの端で酸素よりかるく、さよなら、って
昨日の二度目のさようならは
きみの眼に沈むぐらい深く、さようなら、っていった
 ....
息を吸って吐く、ということが
ぼくにできる最大限の生き方だと思っていた

  *

雨だれを視線がおっかけている
その、
背中には哀愁の目が向けられてるから
不自由を強いられる体をごま ....
トント※1の笑い

遠くの空に一握の希望
RJのブルースに語る話はない。
近くの海に一片の愛情
SHのブルースに唸るフレーズはない。

ワクワクした空間に
言葉を埋めることが
唯一の ....
前職を辞めた理由はって面接で問われてもねえ
誰もが正直に答えられるのだろうか

いやらしい上司にセクハラされたからとか
お局様に村八分されましたとか
かくかくしかじかで辞めましたなんて言える ....
裸眼視力 0.1なし

コンタクトをやめてから
度の厚いメガネは
常に手放せずにいた

けど
この頃

ぼーっとした裸眼が気持ちいい

慣れた自分の家
裸眼でもつまずくくらいだ ....
夕となり妻の帰りを待ちつつもともに歩みし伝道の日々を

家を出でまた家に入り語りたる神の言葉は心をめぐる

目覚めてはまた起き上がり聖書を持ちて幾たびも共に忍べり

妻と共あたらしき湯沸か ....
何気なく続けてた趣味の一つは

晴れ間から降り出す恵みの雨に変わって

おざなりな仕草も気付いた時には才能へと姿を変えていて

また知らない人の心にオアシス与える

空色に染まる澄んだ ....
{引用=

眠っているあなたに ささやきかける
海峡の海鳴りがきっと
霧のような不確かな、消え入りそうな言葉を運んでくる
小さな螺旋の都に吸い込まれるように
淵をなくした深淵へと
言葉な ....
{引用=


まるで

宴のような
色あせた果実

慕情だけが

途切れがちに
遠くから叫ぶ



なまじ
与えられた喜びと苦痛に

絡められて
何も出来ない ....
月の光がやさしく降りそそぐ夜明け前
星のカケラのように
ぼた雪ふたつ みっつ
急な斜面の屋根の上
ひとつ転がり
ふたつ弾んで
みっつ溶けて泡になる

月の光に吸い込まれ
色を音を時さ ....
君がオールを漕ぐ
水色の湖にガラス底のボート。
ゆらゆらと
水面に浮かぶ午後の光が
君を映す柔らかな鏡になる。

水中にはいくつも
小さな白い花
手を伸ばして拾いあげる
頬と頬を寄せ ....
3月、無心な空でしたがそこに慈悲はなく
みな不寝の顔をして今日を倦み
姉はウィスキーのミニボトルと5号瓶を入れました
兄はマルクスの共産党宣言上下巻を入れました
私は書きなぐりの長い手紙を入れ ....
てけてけとんつかたんつかたんぺけぺけぴーとかつくとかつくぺけぺけぽー 髪を束ねた
まだ十代の古典的なわたしが映る
露わになる輪郭が湿らせる傷痕
二度と同じ過ちを冒さないために
今がある現実に撫でまわされるこころ

束ねるという行為は
過去を受け止めるという ....
 
道の両側には並木
薄いピンク色の蕾が
枝枝にたくさん付いて
陽の光を透かしてピンク色の靄が
いま少しで満開の桜のトンネルになるが
しかし道の先は断崖だ。

そのまま並木を眺めるのは ....
  元サーカス団員、元俳優。自称哲学者、思索家、表現芸術家。
  1917年12月25日(出生届では同年8月3日)イタリアのジェ
  ノバに生まれる。2003年7月2日没。
  母親は巡業劇団の ....
何もかもが無意味に思え

何もかも信じれずにいる辛く切ない夜

考えないで感じて

確かな答えなんて見つからないでいい

曖昧なまま形を変え続けるその行方

少しずつ確かめていけば ....
高崎線の電車はスローダウン
ターミナル駅にゆっくりと進入する

携帯電話から窓の外へ顔を向けると
常磐線の線路上をこちらよりもゆっくりと
白地に赤帯の見慣れない電車が
高架ホームに進入しよ ....
たい鳴てっンーボ とすら揺子り振 のな計時 もとれそ?体死 君い白 小さな後悔を
ひとつずつ折りたたみながら
冷たい雨の中を歩く

しつこい雨音を
ことごとく無視しながら
答えをクシャクシャに丸める

痩せた街路樹は
桜並木になろうとして
つれ ....
2010年
わたしの21回目の春で
年が明けてからどうにか
一粒の睡眠薬と二粒の精神安定剤を飲まないままに
すこしずつ
からだのなかに春が沁みていく

2010年
きみに出逢ってから八 ....
ああ・・・ きみと 
ぼくの絆が 常世にあることを
罌粟が流す 白い血 その血判として ここに記そう 


そう
自我を 神秘化学的に汚辱しよう 
そして溢れて落ちる 自我の原子 
 ....
吉岡ペペロさんのおすすめリスト(10515)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
こえ- sh短歌9*10-3-9
あさやけ- within自由詩4*10-3-9
DISCRIMINATION- ハイドパ ...短歌4*10-3-9
果樹園- 楽恵自由詩1710-3-9
- あおば自由詩10*10-3-9
同心円状のバルコニー- 中原 那 ...自由詩1410-3-9
開け放たれた窓- 森の猫自由詩4*10-3-9
いらんもんしかあふれとらん。- あぐり短歌16*10-3-8
だから、さようなら- あぐり自由詩5*10-3-8
降りしきる、雨に触れてみた- 窓枠自由詩8*10-3-8
トント- ……とあ ...自由詩9*10-3-8
理由(わけ)ありなひと- 恋月 ぴ ...自由詩24*10-3-8
裸眼- 森の猫自由詩4*10-3-8
妻と一緒に- 生田 稔短歌3*10-3-8
パズル- ☆くるみ ...自由詩110-3-8
ウミネコの部屋- 月乃助自由詩17*10-3-8
保護- 真島正人自由詩2*10-3-8
ぼた雪- ルナ自由詩610-3-8
ガラス底のボート- 楽恵自由詩1410-3-7
川流し- salco自由詩310-3-7
ぺけぺけ- sh短歌5*10-3-7
『束ねる』- あおい満 ...自由詩3*10-3-7
見るまえに跳べ- ……とあ ...自由詩7*10-3-7
アルフォンソ・サノヴァビッチ4世についての覚え書き- salco散文(批評 ...2*10-3-7
- ☆くるみ ...自由詩310-3-7
5分だけ鉄ちゃん- kauz ...自由詩7*10-3-6
HALL_CLOCK- ハイドパ ...短歌7*10-3-6
桜前線- nonya自由詩15*10-3-6
沁みていく春- あぐり自由詩7*10-3-6
酔歌_-_2_/_****'04- 小野 一 ...自由詩5+*10-3-6

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