白く獰猛な太陽は
月面の果てしない砂(レゴリス)に生命を吸いとられるように沈み
僕の銀色の船は水のない海(マーレ)を
宇宙の闇夜に揺られながらゆっくりと航行する。


僕は今、雨の ....
わたしの彼は駆け出しミュージシャン
現代の若者と言えばロックバンドで
例にもれず彼はボーカルを務めてる

週末になれば仲間を集め
小さなライブハウスで叫んでるけど
スタンドは冷めきって ....
私のかいた詩が

読んでくれた人の心に

ちゃんと届いたかな


やっぱり、詩をかくのは難しいな

だけど、何でだろう、かいたあとはすごくスッキリするんだ


だから、やめられ ....
 何がなんだって
 疲れて寝るときほど
 いいものはありませんね
 世の中嫌な奴さえ
 いなければ
 いいのですがね
 それがそうはいかんので

 寝て醒めた時は
 気分のいいもので ....
痩せて行く月を眺めながら
君はにこやかな笑みを魅せ
二人っきりの時間はそんなに無いはずなのに

黒猫は二人の間を取り持つように
しっぽを足に絡み付け媚を売り
君はそれににこやかな顔で応 ....
都会を知らないじゃがいもは
わけもわからず大阪方面の電車に乗り込み
その行く先を疑いながら
車内アナウンスだけを頼りにしている
スポーツ新聞の大きな見出しは
仕事とばかりにこちらに笑いかけて ....
Hug me.
Hug and kiss me.
Hug, kiss and love me.
Hug, kiss, love and feel me.

想いの
道のとちゅうを
あるき ....
  橙に染まることはあっても
  緋の季節は 彼方へと去り
  空はただ 紺のトーンへと落ちていく
  ロイヤルコペンハーゲンブルーに暮れる今日は
  やがて三日月の窓の明かりを際立たせる
 ....
彼女のための約束なのに
あたしに押し付けたりしないで
あたしだけのものにならないくせに

髪型もメイクもネイルも
あなたが嫌がるように派手にしているのに
可愛いとか言わないで

ねえ本 ....
お母さんが

近所のスーパーマーケットで





福まめを買ってきた。




この家に鬼なんかいやしないのにね。




お母さんが恵方巻きを買ってきた。
 ....
ようやく身長が

5万キロメートル、だからつまり

50メガメートルくらいになったので

宇宙のはしっこから

地球にめがけて

精液をぶっぱなして

地球を受精させた ....
ミミズはミミズクと音素を共有しながら
このように馴れ合っている場所では
すべてが熱死に向かっていると悟って
突如北北西に進路をとる

そのような映画があったのか小説だったか
詳しいことはわ ....
(貴女は、だんだん、眠くなる。)


欲望はいつも、最後に瞳孔をひらかせる。

深く閉ざされた眼をもつ者の数だけ、暗い夜の、虹をみる。

荒野を疾走する犬の群れ。


 ....
「あなた」

あなたは歩み
わたしに残されたものは
ただの影法師


「ひみつ」

そっと、唱えてみた
遠い昔の
あなたとわたしだけの呪文


「ひとりぼっち」

時が ....
日の丸は燃えていた
戦時も戦後も戦前ですら
ふらつく狼煙
靡く先に迷う国旗
ただ
真っ赤に


(神風は讃えるべきものなのか)

 神々しい名の裏
 数え切れない人柱

 ....
{引用=
赤くて甘い熟れた先端よりも白くて硬くてすっぱいお尻を
齧ったときのほうがずっと春に近づけるんだってさ。
朝から晩までへたのまわりに齧りついたのに、今日の天気は雪です。
舌がただれて痛 ....
今度こそ 今度こそ
何度も同じ言葉を繰り返してきた
そしてまた 同じ言葉を吐く
今度こそ

自分の中の甘え 怠惰
肉と一緒にそんなものたちを
洗い流してしまいたい

他人の視線も気に ....
『あのね、お魚さんがかわいそうだから、たべれない』



・・・・はぁ?
なに言ちゃってんの?
仲間と切り離されて、卵も産めないまま
勝手に釣り上げられて、市場でてきとーな値段で売られて ....
とある学校の とある教室。

キーンコーンカーンコーン、キーンコーンカーンコーン。
チャイムが鳴り、これから国語の授業が始まろうとしている。
席に座る生徒、教壇に立つ教師。

A(生徒A) ....
厚い一枚板のカウンターに2杯目のカクテルが運ばれてくる。   
君はウエイターに軽く会釈すると、すぐグラスに口をつけた。
鮮やかなライムグリーンのカクテル。グラスのふちについた唇
のグロスの跡を ....
雪の上に残る
踏みしめた足跡
一つ増えるごとに
私は素直な心を
取り戻していきます

小さかった手が
だんだんと大きくなるにつれ
大きな愛情から
逃げるように
離れた強がりの私は
 ....
               奇数行 萌木 碧水
               偶数行 奥主 榮

  この先を曲がりいる
   だらんとぶら下がった
  はたとしずまり
   くもの し ....
月光輪は白く
外灯は虹をかがやく
世界は青く
白い道をしめす
道端に手向けられた花は
誰をしめすでもなく語りかけ
僅かな戦慄と蜘蛛の糸のような
儚い残存を与える

あぁ、夜だ

 ....
疲れてきたのかな?

女子マラソン観てたあの人がつぶやいた

どれどれとテレビの画面を見やれば
折り返しまで先頭グループにいた選手が何度も後ろを振り返った

背後に見えるのは何なんだろう ....
冬の終わり、夕暮れの川原に

少しさびしそうな背中をした旅人がひとり


その背中を今日も

夕陽がじんわり染めています


雨の日も雪の日も

夕陽はいつも

旅人の ....
白い指が花びらをちぎる

好き 嫌い 好き 嫌い

痛いのは

細く尖った指と

あなたの眼差し

好き 嫌い 好き 嫌い

怖いのは

冷たく濡れた指と

あなたの思 ....
世間では今枕絵が熱いらしい

見たことのない景色みしてよ

わがままだけどいいじゃないか

こんな広い宇宙の中なら一つくらい

夢物語りの世界が合ってもいいじゃないかな

通り魔は ....
昼時をちょうど過ぎようかという時間
決して長くはない行列の最後尾で
ただぼーっと店内を見ている
忙しなく揺れるエプロンと
食べ終わった食器のガチャガチャは
去年のマレーシアを思い出させる
 ....
てのひらに乗るくらい
小さな桃色の巻貝だけ
あなたに送ったのは
あなたがくれたお手紙が
あまりに優しすぎて
どうご返事してよいのか、思いつかなかったから


その貝は、私が小学生の ....
夜光の界隈は大人の情事
そんな恥ずかしいこと
言えるはずもなく


わたしの
視力が役立つ範囲は狭い
それにしたって
腰をおっことしてまで
見る ものの価値ほど
十二分にも
役目 ....
吉岡ペペロさんのおすすめリスト(10515)
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