叫んだ声も消えてしまう

そんな深い夜の日は

グラス片手に夜明けをじっと待つ




 
とある宗教に誘われて断りました。
それで なんとなく宗教について考えています。
うちは 神棚と仏壇があり 毎朝 御水と御茶 ご飯などを
お供えして先祖を拝みます。実家も同じです。
嫁にきてから ....
ピアノの音
芝生の上
アリが歩く
ネコの声

まぶしい
太陽
麦の穂
犬と遊ぶ少年

そよ風と
木々のざわめき
午後の紅茶
ティーカップ
うちの孤高の戦士はいまベランダでひなたぼっこ
あえて妄想中とは言いますまい
ときどきかれの誇り高きぶた猫の本能が
のねずみやのうさぎの後姿をおもいだすのかもしれない
それとも昔の彼女の寝姿か
 ....
子どもの頃
夏になると
庭に母がとうもろこしを植えた
毎日水やりをするのは
弟と私の仕事だった

「これ、なんていうとうもろこしか知ってる?」
「とうもろこしに名前なんてあるの、おねえち ....
弱さを強さで
コーティングした
直立二足歩行の木偶の坊

愚かさを優しさで
マスキングした
なんとなく文化的な唐変木

心という
自滅回路の中で
思い上がっては落ち込んで

 ....
美術館の冷たい空気吸う 圧縮されたファイル
記憶という
過ぎ去った時間

遠くで花火の音
安全地帯からは
それをみることは叶わない

蒸れた熱が
蜃気楼のように、ゆらぎ
ここではない何処かへ連れていく
 ....
{画像=120721002547.jpg}



曇り空が雨になった
今日も外はたっぷりの湿気と
喉を締め付ける暑さだ
雨滴が大きくなって硝子を叩く

雫が流れていく
交差点は水煙 ....
読みつかれて ふと
雨音に包まれて

物思いに耽る蛙と
草むらに潜む

文庫の中は
土砂降りの文字
連なり意味成し物語り
意識下に滲み濾過されて

何を読みたいわけでもなく
 ....
CF制作の現場に於いて
誰も教えてはくれないが
絶対してはならない暗黙のルールがある

出演者の芸能人やタレントの
絶対に答えては貰えないが
プライベートな連絡先を訊くこと
そしてもうひ ....
美しい青年と見に行く約束をしていた。

「グレン・グールド27歳の記憶」というフィルム。

……スタインウェイ……1945年製CD318


……特製の椅子……

……チッカリング……

……歌 ....
西瓜の皮の饐えた
匂い

溶けかけたアスファルトの
執着

潮の香りで擦り剥けた
夜明け

逆光の中で振り返った
誰か

何処から剥がれ落ちたのか
皆目見当がつかない
 ....
ダーウィンは《種の起源》の中で
生き残るのは 最も強い者でも
賢い者でもなく
変化に適応できた者であると残したが

間違いなくそれは真理だと想うけど
変化に適応せず自然をぼくらに適応させよ ....
音楽が僕達を奏でる
詩人が世界を創造し
画家が世界を色づけし
僕達の意志が宇宙を膨張させる
科学はよくできた物差しにすぎない
だが、その物差しもまた
世界の拡張に一役買っているのだが
人 ....
カーテン越し
割れ目から漏入する
ジリ・ジリ

漂白の化学作用に
包まれた部屋で
全色素は失墜する

/them/
それは

のような
つかまえた! 石灯籠の丸き宇宙に

夏帯を解いて自由になる私

戻りたいサンズイ連れて涙梅雨

今だけを夏野にきざみ生きていく

あの頃は虹だけ見てればよかったね

ブロークンハー ....
夏を待つ間
透明な
ガラスのコップに
冷たい水を注ぐ

満ちていく
満たされていく
透明な入れ物に
透明の中身で

夏が来る頃
どこからともなく
水滴が現われて
コップの魂を ....
いま夏はどこそしてぼくの隣にすわっているのは誰

灯台へつづく道ひかりとかげの午後をあるく

ひまわりと話し続けたこの丘で幼い頃の夏をみつけた

エンドレスサマー潮騒にこころをのせてきくサ ....
忘れられた歌

幼い日の

遠い記憶と

優しい嘘


軽い眩暈と

心臓の鉛


どこまで潜ってゆくの

どこまで走ってゆくの


世界は等しく朝を迎えるけれど ....
うつが季節に負けそう
刺激を感じないのがカルチャーショック
昨日使わなれなかったモノに
何度トライしてもできなかったから
きれいに捨てるのってつれない
思うからできないのなら
「ロスト ....
もう引退を宣言された政治評論家の
三宅久之翁はある番組でこう断言なされた
『こどもに人権などないんだ。きちんと目上の
 ひとの言うことを聞いていれば好いんだ』
言葉はそこで留まらず
『こども ....
夏なのに雪を恋しがる

あなたの顔がちらつく

思いっきり好きだと言い残したのは

ずいぶん昔の話だ

ぷよぴよした二の腕はもう恋愛など縁遠い

夏だとゆうのに海がにあわない女だな ....
それは水面の煌めき
スケート場のような所
(奇妙な父親および湿度A)
僕の記憶以前への旅

創世の海洋を行く
大浴場のような所
(母親の抱擁の前の祝福B)
僕の記憶以前への旅

 ....
癒えなかった

云えなかった

ことばたちよ!
月のといき
天の川の星のながれに
指をふれる
星のしじまのつめたさに
寂しさを 手づかみする



そんな夜には、
なぐさめの亡霊が やってくる
小さなベッドにすべりこんで
私の ....
なないろのおもちゃのくにへつれてって いっしょう恋に傷付かないよう


つま先を並べたベッドに月明かり優しく熱を帯びてゆく夜


潔く決意することいきものは愛することで生きていること

 ....
ゆるやかな稜線は日々の通奏低音と
重なって光や風の渡る今日を彩ってゆく

痛くなかったかい
首もげちゃったけど
どこまで転がってゆくんだろう

僕の通底器は結びつけることに疲れてしまって ....
孔雀の団扇羽のような5時30分の夕焼けを

舌いっぱいに転がす

きみの顔もわからなくなるこの空で

おれは遥か彼方の宇宙を眺めて

ただ、立っている

右足で

ずっと吼え続 ....
わたしが哀しみを好むのは
ほんとうの哀しみを知らないからかしら

わたしが淋しさを辛く感じないのは
ほんとうの淋しさを分からないからかしら

外は土砂降りの雨
窓を叩く音でそれは分かる
 ....
吉岡ペペロさんのおすすめリスト(10515)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
深い夜の日- 殿上 童自由詩19*12-7-22
宗教_みたいな?- 砂木散文(批評 ...13+*12-7-22
昼下がり- ペポパン ...自由詩15*12-7-22
ベランダの猫- 梅昆布茶自由詩2312-7-22
とうもろこしを茹でながら- そらの珊 ...自由詩19*12-7-21
ジブン_(_ヒト_)- nonya自由詩21*12-7-21
美術館の冷たい空気吸う- 北大路京 ...俳句7*12-7-20
夏の鍵- そらの珊 ...自由詩15*12-7-20
夏の雨_/_浸透水- beebee自由詩27*12-7-20
雨読物語- ただのみ ...自由詩34*12-7-19
暗黙のルール- HAL自由詩2*12-7-19
「グレン・グールド27歳の記憶」- 阿ト理恵散文(批評 ...4*12-7-19
鈍痛の南側の季節- nonya自由詩22*12-7-18
進化の悲しみ- HAL自由詩5*12-7-18
スペース- yamadahifumi自由詩512-7-18
- 和田カマ ...自由詩2*12-7-18
夏の恋- そらの珊 ...俳句4*12-7-18
初蝉- そらの珊 ...自由詩23*12-7-18
岬の午後より- 梅昆布茶短歌812-7-18
心臓の鉛- 永乃ゆち自由詩15*12-7-18
廃」「廃棄物- アラガイ ...自由詩11*12-7-18
人権- HAL自由詩5+*12-7-17
アイシテル。- じじ自由詩13*12-7-17
記憶以前への旅- 和田カマ ...自由詩2*12-7-17
いらっしゃ〜い- 阿ト理恵携帯写真+ ...3*12-7-17
ナウシカ- 月乃助自由詩19*12-7-17
恋をしていた- 永乃ゆち短歌6*12-7-17
線分上のアリア- 梅昆布茶自由詩1212-7-17
1億年先までも存在するこの空は- きや自由詩212-7-17
土砂降り- HAL自由詩4*12-7-16

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