地下に埋設された暗渠の中には
一条の光も届かない
真っ暗闇の水路を
とうとうと水は流れていく

行くあても知らず
後ろから後ろから 押しだされて
暗渠の中を盲目的に進む水
ここから抜け ....
ねぇ いつまでも拗ねてないで
正直に話し合いましょう
嘘 誤魔化し 意地っ張りはダメだよ

どっちが悪いかじゃないの
ケンカはひとりじゃできないんだから
ふたりとも悪い所があったはず

 ....
若者たちよ
もっと?未来?に手を伸ばしておくれ
部屋の中に閉じ籠っていないで
広い世界で呼吸をしようじゃないか

君たちの大好きなゲームは
確かにリアルよりも安全で楽しい
何度死んでもリ ....
{ルビ汚=けが}れに{ルビ雪=そそ}ぐ
{ルビ咎=とが}に{ルビ雪=そそ}ぐ

{ルビ汚=けが}れは溶けて
{ルビ咎=とが}は溶けて
{ルビ垢=あか}は溶けて
一緒に溶けて

愛を注ぐ ....
たくさんの呼び名を持つ人がいる
あなた
あいつ
あのやろう
あの人
旦那
主人
名前で呼びたくなる時のあなたは
やさしい顔をしている
名前で呼ばれる時の私も
たぶんやさしい顔をして ....
三原色が肩を組む
交わり一つになったスクラムが
停滞した気持ちを動かす

真っ赤な嘘を
交わり一つの色が
忘却してくれる

フラットにしてくれる季節が
私達に接近してくる
春だ
 ....
 
詩とは何だろう
何を目的として書かれるのだろう
 
例えば僕は
 
もやもやとした気持ちを
整理しようとしてみたり
 
口では上手く言えないことを
代わりに文字で言おうとしてみ ....
子供の頃
ぼくは信じていた
何処か遠いところに
黒い湖があって
そこには首長竜が棲んでいる

(お父さん
 黒い湖はどこにあるの?)

ぼくが尋ねても
お父さんは何も答えずに
 ....
不幸の似合う女優さんって
近頃みかけないよね

それだけおんなが幸せになった訳ではなさそうだけど

ひたすら運命と向き合う生き方って
求められていないのかな




冬の日差し ....
買えません愛がどこかで売ってても お金が無いし働けないし

拾っては捨てる神しかいないのか次は死ぬまで愛されてたい

本なんて読んでる場合ちゃうかった正面の席美女座ってる

右腕にマリコ命 ....
早朝に
冷たい北風が吹き荒れて
庭の山茶花が散っていた
そこらじゅうに
真っ赤な花びらがてんてんと
血のように落ちている

家の鬼門には赤い色
魔除けに植えられた山茶花だった
色彩の ....
休んでる間に担当を変えられた
と嘆く彼女
突然だね というと
前から決まっていたらしい 一言もなく
休んでいるうちに外されたんだと激昂
おもしろくない と朝から大荒れ

だよね 嫌だねと ....
雪として残されるのは
なぜなんでしょう

花のように咲いて
ひとひらの暖かさだけにも

こぼれるしめりは
かすれていくだけなのに

白く つぶら なる 
雪の香り
暗いそらのした
森の樹皮質のぬくもりが、
重さをました広大な冬の夜をささえている


不思議な安寧をやくそくされ
みちびかれるように 生きる
神々しく 雪をいただいた山のうちふところで
 ....
僕はジミヘンドリックスになりたかった

ギターがまるでおもちゃみたいにね生きるの

きみにあえないときもギターを弾いている

シェリルクロウのように歌えてエルトンジョンのよ ....
愛する哲学者は『神は死んだ』と
我等に告げた 我等に教えた

その言葉は間違ってはいない
哲学者の言う通りすべての神は死んだ

そうでなければこれほどに
世界が無秩序で残酷になるはずはな ....
この箱庭を平和な場所にいたしましょう
雪の下には
クロッカスの球根を植えて
春がくるのを待ちましょう
小川を作り 犯した罪を流してしまいましょう

この箱庭を王国にいたしましょう
くさむ ....
 
ねえ、生まれてきた意味って 考えたことある?
 
ああ、あるね。
考えたってわかるもんでもないけどさ。
 
わからないことはわかってて、考えるんだよね。
多分さ、人は自分に価値がない ....

ある日の深夜

僕をじっと見る
餌の器をじっと見る
再び僕をじっと見る

知らんぷりして
パソコンに向かっていると
いつの間にか後ろに回り込んで
爪が出ていない肉球で
僕 ....
イマドキの女子にとって
バレンタインデーは
好きな男子にチョコレートを渡して
愛を告白する日では
もはやないようである

友チョコといって
親しい女子同士で
チョコレートを贈り合う日で ....
  おばあさんが 一人
  風に あたっている

     何もなかったように


 日曜日
特になし。私が在るだけ。


 月曜日
遠回りなのか、近道なのか、そもそも行先はどこ ....
ぼくはかつて猫を飼っていた

あるいは飼われていたのかもしれないのだが

いつも隅っこの居場所で僕をみている

そんな猫さ


何も言わないけれど何もも求めないけれど問いかけてくるの ....
欲求不満熟女料理のタグはカレーライス
エヴァーノートウェブクリッパー同期して
外れやすそうな蝶つがいのようだ 僕ら
じゃがいもとにんじんとたまねぎとお肉を
キリリしイタメルルしニララして
お ....
何度も何度も
すべり降りた
体育館の屋根の上
つばめの弟
やってきて
もう帰ろうか
額をつけた
横断する春の粒子
ずっと眺めていたけれど
探しにいこうか
遠い昔に流された
小さな ....
何かが{ルビ蠢=うごめ}くのを背中で感じた
後ろを振り返れば
モゾモゾと動きまわる

何一つ微動だにしない筈の
心の虫は笑いながら蠢く

痒さは手では届かず
イライラで集中できない
 ....
夜に心があったなら
きっと淋しい心でしょう
闇夜になるのが
淋しくて
誰かを想わずにはいられない

星に心があったなら
きっと淋しい心でしょう
たったひとりで
何億光年旅をして
誰 ....
ぼくが来た道に横断歩道はあっただろうか
君はちゃんとぼくを渡れただろうか
傘を畳みながら
石段を踏みしめる

雨の日に投函した手紙は晴れの日に届くだろうか
花束に深く沈んでいった君
曇り ....
 
今を頑張るための
エネルギーに変わるキモチとは
何なのだろう
 
褒められる喜び
理不尽な世への怒り
空っぽの哀しみ
週末の楽しみ
 
あの人への愛や
失敗への恐れ
過去の ....
 よく晴れた夏の日の朝、私は海岸沿いを走る電車のシート
に座っていた。ふいに砂浜のぬるい風が窓から吹き込んでく
ると、私が飲み干したペットボトルの中に、しゅるしゅると
渦を巻きながら吸い込ま ....
 私は苺を潰して食べるのを無上の喜びとする女です。完全に潰すのではありません。
 いうなれば半殺しです。苺を半殺しにするのです。
 半殺し、などと、物騒な言葉を知ったのは、お彼岸の時だと記憶してお ....
吉岡ペペロさんのおすすめリスト(10515)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
【_暗渠_】- 泡沫恋歌自由詩20*12-2-16
【_仲直り_】- 泡沫恋歌自由詩7*12-2-16
【_"未来"に伸ばす手_】- 泡沫恋歌自由詩6*12-2-16
雪ぐ- subaru★自由詩11*12-2-16
プレゼント- そらの珊 ...自由詩6*12-2-15
- subaru★自由詩8*12-2-15
詩とは- 次元☆★自由詩212-2-14
首長竜- 壮佑自由詩24*12-2-13
Shadow_Dancing(向き合うひと)- 恋月 ぴ ...自由詩24*12-2-13
データがありません- 北大路京 ...短歌27*12-2-13
【_山茶花_】- 泡沫恋歌自由詩11*12-2-12
なるようになる- 砂木自由詩13+*12-2-12
端雪- 砂木自由詩6*12-2-12
わたしごと_冬の先- 月乃助自由詩24*12-2-12
ミュージシャン- 梅昆布茶自由詩912-2-12
『神は死んだ』か- HAL自由詩512-2-12
箱庭- そらの珊 ...自由詩812-2-12
生意- 次元☆★自由詩212-2-12
鳴かない猫- nonya自由詩27*12-2-11
カレンダーに建国記念日と記されている日に思うこと- そらの珊 ...自由詩7*12-2-11
無題の日々- 空丸ゆら ...自由詩1612-2-11
さびしさというなの猫- 梅昆布茶自由詩1312-2-11
t_o_m_o_f_a_n- ともちゃ ...自由詩5*12-2-11
方舟- 日野自由詩6*12-2-10
心の虫- subaru★自由詩20*12-2-10
星月夜- そらの珊 ...自由詩18*12-2-10
余韻との対話- 空丸ゆら ...自由詩1312-2-10
エネルギー- 次元☆★自由詩5*12-2-10
ぬるい風- 壮佑自由詩11*12-2-9
シークレット(散文詩)- そらの珊 ...自由詩7*12-2-9

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