この星の基本的法則
物は上から下へ落ちる
リンゴも雨もテレビ欄も
いつだって片想い

用意された万物で
世界は回っていく
神様という人は
えらく凝り性なのだろう

この星の基本的法 ....
朝露の滴る草むらに横たわり
私の身体はがらんどうなのに
脈を打っていた
温もりもわからず

コロンカラン コロンカラン

流した涙は
冷たい石のような音を立てて
深い井戸に落ちた
 ....
棒人間は今日も黒い涙を流す

言葉よりも大きな気持を

整理整頓する

嘘っぱちな深夜通販番組を

薄目で見ては誉め称える

貴方は死刑と言われたけれど

そんな証拠は何処にも ....
恨み尽くして血に染まり
幽霊花だ、地獄花だと忌み嫌われて
墓場の隅まで追いやられ
歯噛みしながら散る曼珠沙華

お前憎しと今年も咲いて
わが身は白い彼岸花
恨みはいずこ、血の色いずこ
 ....
ヒトはトリに憧れるが
トリはヒトのことを相手にすることなど断じてないだろう
ヒトは見上げ トリが舞う空に向けて想うのだ 例えば

 A picture ---この言葉を唇に乗せるヒトは、
  ....
やわらかい陽射しは
私に優しく寄り添う
飛ばした
紙飛行機の行方を追って
昨日は空の果て

私のまるい横顔を
秋風が優しく触れる
ごあいさつしましょう
もう秋ですね
囁く言葉が昼の ....
たちのぼる炎も踊る こよい
生けるものたちは、みな □
豊饒のよろこびにみちあふれている ※
誰もが 誰であるかを忘れ 
みだれつどい  ●#л★дб
星に興じるすがたは、廉恥をすてる
 ....
なんとなく泳げるようになって
なんとなく跳ねるようになって
なんとなく鳴けるようになって
なんとなく強気になってみたりして

小さな世界で生きてきたから
小さな生き方しか知らなかった
小 ....
I がない一日でした
アイがない一日でした
自分が留守な一日でした
ただ流されていくばかりでした
土左衛門なのでした

いくつもの橋の下をくぐり
今更ながら橋の憂鬱を知り
壊れたが ....
明日

急に友達で

無くなるくらいなら



また明日って

交わした最後に

次は僕だと教えてほしい






誰かが
 ....
うちから少し歩いたところに住宅街があった
大通りから出る七本の細い道で構成されており
それぞれの道には一号通りから七号通りまで
安直な名前が付けられていた


小学校に上がって通い始めた書 ....
で、ひとつ終わりを迎えたところでまだまだ私は生きています。

終わりをひとつ終えたって、そんなものですね。

こんどこそ本当の終わりだ、って時に
気づいてみたらまた新しい自分だったりして ....
風に揺れて彼岸花
真っ赤に燃える花びらは
貴方の魂に似て
私の胸を揺らします

寂しいですね
優しかった貴方に
もう会えないなんて
暑さが和らぐ
この季節に
冷たい風に乗って
い ....
四ツ葉のクローバーの出現は
一万分の一の確率らしいね

あなたと巡り出逢えたことは
それ以上の確率だろうけど

手にした瞬間の幸せの確信は
過去の三ツ葉と違ったからね

僕らが生み出 ....
遠くばかり見てるね。

秋の夜空はとても澄んでいて
僕の焦点の合わない目でも
うっすらと星が見える

遠くばかり見て歩いてたら
石に蹴つまづいた
気付くと
隣にいたはずの君がいなかっ ....
戻るものなのだと 思っていた
         想っていた
         想ってきた
   そこに   いた


  90゜ 歩きだして
 180゜ 振り返って
 270゜ 見失っ ....
左手くすりゆび
おじいさんとおばあさん
とれない なんごう
思い出をかたる

いいこにしてるのに
いやなことばっかり
かみさまは宅録に夢中
ビートルズのカバーに夢中
 ....
昌平橋から万世橋へ
川面に揺れる提灯の
その先にある柳橋
ゆらりゆらゆら秋の宵

ガード下には赤提灯
ほろ酔い加減のカラスが数羽
家に帰らず蜷局(くだ)を巻き
その先にある止まり木に
 ....
レンズ越しに見える葬列
蛙の鳴き声に包まれて

猫背のわたしは
足跡のない欠けた部屋にいる
栗の木が窓の方へ手をのばして握手を求めるけど
押し出してくる風のせいにして逃げ出した

さっ ....
 
君の心はシャボン玉のように

フワフワ飛んでは パチンと消える

僕が君を守ろうと

そっとのばした この手のひらで

君の心を壊してしまう

どんな優しく包もうと

パチンと消える 虹色の ....
右手には紺のカバン
僕の大事な持ち物を
詰めていつも持ち歩く

左手には君の手
僕の大切な人の命を
握りながら練り歩く

気温は徐々に下がり
町に雨が降ってくる
左手は傘に変わり
 ....
どれだけ
つまらぬ嘘を聞いたら
あなたを嫌いになれますか
さびしがり屋の
つよがりをみせに やってくる
そんなあなたを
待ちくたびれ

生きていれば
いいこともあるさって
一緒 ....
 あ、

鈴虫が鳴いているぞ

 あ、

夜空には、まんまる。――お月様だ

 あ、

庭の草むらが揺れた

 あ、

眼の光る、狸が一匹。

 あう、

あぐらを ....
海原を望める楼閣から
富士を眺めていたその人は
貴人の家宰だった。
相模の山中の湯屋で
騙し討ちにあって
死んでしまった。

楼閣から海原を眺め
歌でも詠んでは酒を飲み
富士を望んで ....
遠ざかっていく
7号線は直線
夜道の逃亡には
最短距離

妻が遠ざかる
我が子が遠ざかる

僕は何から逃げたいのか
流れるラブホテル群から
静まる暗い森から

明るくなってイン ....
のびやかな風の指先が
大地のたてがみを
慈しむように撫でつけると

さわさわと歓声をあげて
きんいろのうねりが
遥かな山の麓まで駈けていく

約束は果たされた

澱みない自然の ....
 

過去の自分に 縛られて

身動き出来ない 時もある


過去の自分を 消したくて

嘘を重ねた 時もある


過去の自分が 虚しくて

殻に籠った 時もある



そんな過去でも 僕 ....
かならず 
抜け出してみせる
それが
やすぼったい紙ひこうだろうと
この手で とばすだけ
歯をくいしばって立ちすくんでいた
こんな街から それしかなかった
脱出/逃亡/降参/妥協…
 ....
君は彼女じゃない

そう自分にいいきかせても
彼女の欠片を
そこかしこに見つけてしまう

喜んだ顔とか
ふとした仕草とか

そんなことから
7,8年前の
ほろ苦い思い出が甦る
 ....
普段のわたしは
ほとんど笑わない 笑えない
そんな自分に気づいて久しい

だが!
好きなお酒が入ると変!

楽しい。
何がなんでも楽しくなる

耳に痛い言葉でもスルーできてしまう
 ....
吉岡ペペロさんのおすすめリスト(10515)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
気配り上手- 葛西曹達自由詩409-9-27
Eve- within自由詩19*09-9-27
棒人間は今日も黒い涙を流す- こめ自由詩1109-9-27
曼珠沙華- 西天 龍自由詩6*09-9-26
トリに私は憧れる- N.K.自由詩5*09-9-26
私と秋- ミツバチ自由詩7*09-9-26
「収穫祭の夜」- 月乃助自由詩6*09-9-26
かわず- 葛西曹達自由詩409-9-26
愛がない一日- nonya自由詩14*09-9-25
【_イジメの当番_】- 豊嶋祐匠自由詩14*09-9-25
いちご通りの話をしよう- あ。自由詩15*09-9-25
Fin.- 瑠王自由詩2*09-9-25
彼岸花- ミツバチ自由詩8*09-9-25
幸福の連鎖、願って- 邦秋自由詩6*09-9-25
かすむ星々- within自由詩10*09-9-25
spiral- 伊織自由詩609-9-25
ジョン- ともちゃ ...自由詩509-9-25
昌平坂から- ……とあ ...自由詩11*09-9-25
火葬- 佐藤章子自由詩709-9-25
‐シャボン玉‐- ‐弘‐自由詩1109-9-25
右手- 葛西曹達自由詩409-9-25
naked_lie/嘘- 月乃助自由詩16*09-9-25
あ、- atsuchan69自由詩18*09-9-25
江戸の楼閣ーすけきよのこー- ……とあ ...自由詩9*09-9-23
インターチェンジ- snowworks自由詩109-9-23
実り- nonya自由詩6*09-9-23
‐夜明け‐- ‐弘‐携帯写真+ ...1109-9-23
黎明/Airport_limousin- 月乃助自由詩4*09-9-23
君に似た人- kauz ...自由詩8*09-9-22
楽しい酔っ払い- 森の猫自由詩5*09-9-22

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