路線名どおり
東京を東西に貫く電車
地下鉄のくせに半分近くが高架線で
快速電車も走る らしくない路線

学生のころ
思いたって全線を乗り潰してみようと
中野駅から西船橋駅まで
無意味に ....
わからない脚で
ほら歩くと 棒にコツリと
気を付けても 何かを知ろうとする脚は
…にごりの病む闇 体の中

遠くのところで生きようとすると
いるにはいるのに溶解に病む
月 街灯にふれると ....
あれが海


生まれたり

奪い去ったりして


やさしくて、こわいね



手を振るよ

さざ波の向こう


あなたが見つけられるように

いつか帰って来られる ....
思うところ
わたしにとって
手は、わたしの手


いつからか、この白い手が
小さいと知ったのは


知らなかった

やわらかな
ピンク色の

教えてくれた

血が通う
 ....
背伸びしてゆく町で

小さな家さえも失くした僕らは

エジプト行きの風に乗って

三日坊主の逃避行 
  
からみついた嘘を
   
口八丁できりさいて  
   ....
朝起きる。
バナナの栄養を信じて三本食す。
西荻窪、西荻窪、西荻窪、西荻窪、西荻窪、と、呪文のように呟き続ける。
そうでないと辿り着けない気がした。

ハーイ!

何を大事にしてる? ....
つまらないわがままの後
ふいに上向いた気分と
言葉を飲み込んでしまい
二度と口をきけなくなって
ずいぶん経った

元気ですか
姿なき車に怯えていたあなたが蹲っていた場所を
久しぶりに通 ....
ビーバップ・みのるが好きだ。
ビーバップ・みのるはAV監督だ。
ビーバップ・みのるはすこししゃくれている。
ビーバップ・みのるの声が好きだ。
ビーバップ・みのるはドMだから、
自分のしてほし ....
 
 
 
 
 
  生きることは

  死ぬことである



  出会うことは

  別れることである



  産むことは

  殺すことでもある


 ....
あなたの肩越しには
そっと燃やされた虫のひとみ
氷点下のやさしい冬の陽
夕闇すきとおる薄紫も
青白いミルクにできた膜が
弟だと教えられたまるい小さな手足さえ
やがてすっかり被い隠してしまう ....
あまりにも
光に満ち満ちていた
昨夜の夢のなか


日差しを浴びない
私の躰は
白く眩しく

小麦色の彼の躰は
誇らしげに
光り輝いて

やさしいキスから始まった
至福 ....
高崎線のドアは必ずしも自動じゃない

特急/快速の待避で5分停車ともなると
駅に着いてもドアが開かなくて
都心の電車に乗り慣れている人が戸惑って
ドアの前で立ち尽くしてしまう

開閉スイ ....
六花は冬に生まれた。
濃いグレーの背中に白い斑点が6つ散らばって
りっか と呼ぶ。

六花はすっきり背を伸ばして、両足を揃えて座った。
爪を出すような不様は見せなかった。
新しい水が好 ....
二週目の太陽に
準備中の札をかける
気ままな獣を蹴飛ばす

殺気立った喉をくすぐり
布団でまどろむ
豊かな溝を覗く
あまがみ あまがみ
犬歯による抱擁
つま先に空いた ....
ぼくらは夕暮れ
チョコレートを食べすぎた
赤いランドセル
黒いランドセル
へんなランドセル

長い影

おうちに帰る歌 べろんべろんにのびて
絶対音感ちがって 耳を切る

血がち ....
あかんべーということで
友達をあかんベーとけなすことにより
敵と味方。
敵を憎む気持ち。
あの子が欲しいと指名され
敵と味方が入れ替わることについて気持ちの整理がつかず
しかし、あかんべー ....
{引用=
あかもん行きーー 
 この電車は赤門行きです。ご乗車の方はお急ぎくださいーー}
がっちゃん と音を立てて路面電車が動き始めた。 
「あぁ、間に合った。車掌さんごめんなさいね。」
「 ....
木枯らしが吹いて 柳が鳴く
ぐるぐるネジを巻くと 明日が育つ

ダーツ遊びで 二の腕だるい
狙い通りには 上手くできないな

 時計が壊れても
 太陽は昇るよ
 無邪気に地球儀をま ....
凄惨な夢と
自分を見ているしかなかったことを
もしまた、誰かが慰めるかもしれない
だからどうしても
掛け替えがない なんてものは
あなたには駄目だ、
今は笑ったのだから
幸せで、
幸せ ....
あなたは、物事の些細な変化は、一見なんの脈略もなく飛散もしくは移動や変形し、それは意味をなさない現象だと思うだろうか…。

しかし、それが有機的に結びついているのだという説は面白い。たとえば、クリ ....
住む人の居なくなった実家
風を通すために帰省して
東京に帰る日の昼食は
味噌ラーメンが美味しいと
親父が通っていた店で食べる

 若いころ札幌で食べた
 味噌ラーメンの味に魅せられた親父 ....
{画像=080907104708.jpg}

神社の縁の下は雨宿りの場所で
みんなの隠れ場所だ
賽銭箱の階段の脇から入って
宝物を蜘蛛の巣の奥に隠した
捨て犬も捨て猫も一緒に連れ込んだ
 ....
人に聞くものでも
道に聞くものでもなく
恥じらいの衣を脱いだとしても
僕たちは凍えない


世界中のどんな子猫よりも
いたずらに柔らかくて
鳥にでもなってしまいそうな
かけが ....
〈とってもフロンティア〉で展開される使いまわされた陳腐な言葉の羅列が一日国家元首の発言集として販売されることになるのであろう。怒濤の如く拡大再生産される煮えくりまくった腸の酢漬けが憎しみなる内容を乗せ .... 延々回帰線をなぞって
大丈夫なのに、のどが咬めない
知らないの そう聞こえる、
逃げてきたセクターを端から閉ざされる
私が歩みを進めるほどに
故郷の地面まで
焦げてゆくのだと気が付く
( ....
だれかを見ている
だれかに見られている
 
そういう感覚
 
あるいは
だれも見ていない
だれにも見られていない 感覚

実はまわりは存在していなくて 私も存在していない
 
全 ....
電車娘がやってきた
今日も朝から大股歩き
黄色い線は彼女の勇気 
白い破線は彼女の正義
派手な格好で颯爽と
そんな彼女にみんなは釘付け

電車娘がやってきた
いつも手ぶらで乗ってくる
 ....
つよいびるかぜを
さけながら
まちのきっさてんにはいる
ぶれんどこーひーに
くりーむを
とかしこんで
そそぎこむとちゅう
ふたりになって
はなしていた
おんなともだちの
けいたいで ....
コンクリートにできた
水たまりに
魚が空を飛んでいた

僕はそれを無感動に見つめる

雨が止んだから
傘をたたんだら
空に虹がかかっていた

僕はそれらを無感動に見つめる

濁 ....
冬眠   の猿
の尻尾  の
揺れてる
木のうろ の口






(猿は冬眠しません、ええ、わかってます、、しないんですけど、、、)
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