枯れた朝顔に巻き取られてゆく昨日

遅い昼寝から目覚めたくない

風鈴が溶かす熱

大人に成り過ぎた私には

もう新学期は来ないのに
いつか 夏を 見たので 夏のことを ものがたり

旅を したので 旅のことを ものがたる...

やまと 吉野の 山なか で

灼熱した 午後 数刻の 焦点は ひび割れて

 ....
夕凪にざわりと
ちいさな君の髪
真っ赤にしたその表情の下に
たくさんの宝石を隠して
 
何度かの孵化を繰り返しながら
その心を美しく成長させてくれれば
それは私を
百年眠らせてくれる
 ....
退化を始めた水掻きの
薄い膜が、そっと
私の身体を動かしては
その感触を
柔らかくしていく
 
反射した光と
屈折した光の交点は
ゆっくりと揺らぎながら
ただ、全てを
受け止めてい ....
気が付けば ポイント減ってる 辞めないで ご機嫌斜めの横隔膜と 瞼の重そうな君を横に
見上げる夜空は格別で でも素直になれなくて
まだ ちゃんと 見つめられないでいる

幸せになる方法 愛の確かめ方
平和への方程式 煩悩の消しかた
 ....
 
 
太陽に顔向け育つすくすくと私を抜かして伸びるでないぞ


落ち込んで下向く君の哀愁漂う姿に目を奪われた


君の名を忘れた人に出会ったら『地上の太陽』と教えよう


向日 ....
髪を 切った 襟足の ひみつ から

娘たちは 飛んで ゆくと いう

純朴な 神話が 解かれて いる

風祭を 孕んだ {ルビ帆用飛行艇=はんようひこうてい}の 陶酔は

 ....
夏は涙を流してくれない


瑞々しい草木の
しなやかな手に雫を落とす


食卓のある窓の
鈍色ガラスに雫を垂れる

自分たちの体温に気づいた時
季節は泣いてくれる


 ....
あおいそらと
しろいくもと
とうめいなひかりが
わたしのあたまの
はるかうえで
たのしそうに
おどっていた


すん、と
せすじをのばしていない
そらとくもとひかりは
ほんとうに
たのしそうで
 ....
世界中を見たくなり
船を作ることにした

一代目は攫われた
取り戻したときには壊れてた

二代目は勝手に船出した
アメリカで大成功したとかしないとか

三代目は普通にした
見たこと ....
僕の生れつき茶色い髪に
指を絡ませるあなた
だけど僕は空回り

僕はいつでも空回り
昔はよく髪のことで男の子にからかわれた
いじわる言われて下を向き
またからかわれて空回り

今 ....
一瞬より長い。
でも永遠より短い。
何年経っても
きっとずっと忘れない、
そんな夏の思い出がある。
夭折者への挽歌−私だったかも知れないあなたとの対話 -
http://www.geocities.jp/kanshi44/G-LIST/open.htm

若くしてお亡くなりになった方々の詩や ....
夏ですね、
そうですね、

何とはなしに
呟き合えることの
愛しさ。
隣人の温もりに
安心して泣く。
おい
現代の日本よ
黄金の国ジパングとまで言われたジャパンよ
あの時の輝かしさは
一体、何処へ行ってしまったのだい?

金をほぼ全て掘り出してしまい
ジパングではなくなってしまったジャパ ....
小さな穴
こっそりと覗く。
膿んだ傷痕をいとしむのは、
私がまだ、大人に成り切れていないから。
四畳の和室は
ぴゅうぴゅうと風が吹き荒れて
窓際に掛けた古い制服の横で
私と云う個体が何かに脅えている
 
(そうら
(夏だよ
 
 
CDは何度も繰り返しながら
ゆっくりと世界を ....
あるく
ただ、それだけ。
きみのこころをあるく
わたしにできるのはそれだけ
笑顔が欲しかった
できれば言葉も欲しかったし
ごめんも、いいたかった
ただ、それだけ
5小節へ と

ベースラインの はずむ 弧線が

988 ヘクトパスカル で 吹いて

フィールドの 天半球と かさなって ゆく...

らぶ ばらっど

( 風乗り  ....
そこはかとなく

カオス から はじまる

巣箱の なかで 羽音が する

複数が 単数を 響きあう

羽音が する

とおく 草陰に 一軒の 廃屋...

誰かの ....
長期出張を終えた気分晴れやかな私の前に
あんな残忍な光景が待ち受けているとも知らず
私はエレベーターの前で玄関扉の鍵を指に絡ませ
クルクルと回しながら扉のほうへと足を進めた

はじめに玄関扉 ....
   <ホルン 
     1st、3rd:主に高音部
           ソロを演奏することが多い
     2nd、4th:主に低音部
     パート数に人数の満たない楽団では
   ....
          自分の詩を読み返して

          泣いたこと

          ありますか?
ぼくは急いでいた

きみに気づいてほしくて

ぼくは焦っていた

きみが遠くに行ってしまいそうで

ぼくは迷ってしまった

きみに ぼくの想いを伝えてもいいのか




 ....
みんなの幸せを願った言葉を
みんなに届けようと
誰の顔も見ることなく
誰の心も見ることなく
蒼い天に放った

不自由な言葉は重力にひかれて
わたしの顔にへばりついた


ひっぱった ....
情熱家
君のカラーは
何色か
確かなことは
白でないこと

見栄を張り
残るは惨めな
自分だけ
ひとりで歌う
アマリリスかな

帰郷した
僕に変わらぬ
愛注ぐ
母に贈 ....
よくなかった
全然ダメ
まだまだ
物足りない
満足できない

などと
仰っているようですが

腰は教えてくれる
それらがすべて嘘だと
あなたの腰は
嘘をつけない
正直者
(ピンポーン ピンポーン)


「オハヨーございます。タイムパトロールです。」

なんでしょうか 朝っぱらから


「北大路さん、オハヨーございます。タイムパトロールです。」

も ....
吉岡ペペロさんのおすすめリスト(10515)
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水中- 山中 烏 ...自由詩4*07-8-6
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絡ませて空回り- 楓川スピ ...自由詩6*07-7-28
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他愛もなく- むくげ携帯写真+ ...307-7-26
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ただそれだけ- 紺野 夏 ...自由詩1307-7-22
ぴえろ・ぎゃろっぷ- モーヌ。自由詩13*07-7-20
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