かみさま ほとけさま
ジーザス・クライスト

わたしは明日退院します。

あなたがたの名前を呼ぶからといって、
今までの人生の懺悔や反省をするつもりは毛頭なく、

わたしが幸せになるこ ....
またしても
夕焼けに因縁をつけられる
丁寧に塗り直したばかりの
ちょっと自慢の金メッキは
緋色の光に呆気なく溶けて流れ出す

またしても
夕焼けに喧嘩を売られる
行先のどっぷり染み ....
人は自分を見付ける為に生きる。

自分を見付け、愛する為に生きる。


自分の求める「完璧」に成る為、

自分に足りない「何か」を補う為、

誰かを愛する。


私達は ....
宗教のための宗教とは(4)

私が宗教にかかわりだしてからはもう 永くなる。人生の3分の2は費やした。主としてキリスト教とバイブルを研究した。キリスト教はイエスによってはじめられユダヤ教の母体の上 ....
金魚はきっと世界を弾丸に替える目を持っているでしょう。
静止しているか光速の平行移動で過ぎ去る世界しか、彼にはわからない。
一心に水を蹴るのは、少しでも世界を動かすため。
動く世界を渇望している ....
暗い窓の外に雪が降る
雪の色は灯りに映えて色を返す
窓を隔ててそれは揺らめきながら私の前を過ぎ
消えていく
落ちたかどうかはわからない
地面は窓の枠から遥か遠く離れたずっと下

きっと私 ....
新宿駅連絡通路できれいなひとに呼び止められた
朗らか過ぎる白い歯並びと
しなやか過ぎる姿勢の妖しさと

「あなたがあなたらしく生きているとき人は美しい」

白い歯並びからのぞく跳ねるような ....
いつまでも自分だけは
変わらないと思ってる
そんな甘い考えを
持ってる自分が嫌いで

自分のことを嫌う
その自分もまた嫌いで
いつまでたっても堂々巡り

僕の好きな僕はいない
結局 ....
目には目を
目蓋にはものもらい

いつまでも憎しみを握っていられない
自分の握力の無さを嘆くべきなのか

歯には歯を
歯茎には歯肉炎

いつまでも恨みを呼吸していられない
自分 ....
貴方がド♪なら
私はミ♪
私がファ♪なら
貴方はラララ♪
素敵な和音
楽しく重ねて
美しいハーモニーを

貴方がド(怒)なら
私はシラ(知らんぷり)
私がファ(不安)なら
貴方は ....
大事な友が死んでから、

一つの命が絶えるという事の悲しさを知った。

ずっと一緒に笑っていたかった。

お前の事を思い出さない日はない。


だけど、

それでも、 ....
 この店でサーバーの仕事をし始めた頃、最初は、オーダーのとり方もトレーの持ち方さえも戸惑っていたが、それも、すぐ慣れたのは何か水商売の天性があるのかもしれないと、Sayoは思ったりする。昼の仕事は、夜 .... 何も考えなくて良い。

人が造った光の造形物を肴に、安酒を煽る。

聞こえるのは虫の声と、遠くをゆく車の音だけ。

嬉しい事も、嫌な事も、

この時だけは、思い出さずに ....
移り変わりの雑踏が庭を塗り替える

浮わついた駆け引きなんかじゃなく
思わせぶりな後ろ髪にやはり騙された
自己防衛の意思がむしろ
赤い眼鏡をかけていることを想像させる


発信源は未だ ....
長い冬も
もうすぐ
終わる
寒い
寒い
雪の季節も
峠を越した

春は
旅立ちの季節
巣立っていく者たちの季節

春は
出会いと
別れの
季節だ

君の
笑顔は
 ....
あかねしたたる夕焼けこやけ
一尺五寸の袖ひるがえし
もみじのみちの落ち葉ふむ

振りからこぼれる緋色の襦袢
肩にながるるその髪の
さんごの櫛のその細工

川辺でうつむきあらう血の
い ....
子供たちを寝かしつけて
朦朧とした頭を抱えて

ただジュースを飲みたいがために
サンダルを突っかけて外に出る

雨上がりの真夜中
起き抜けの身体はまだ夢の中

視界は頼りなげで
僕 ....
他人の病気は
うつくしいのだ

見舞いの言葉を
喉でとどめて

細った鎖骨を
じっとじっと見る

わたしはわたしを
一秒たりとも

許しはしない
のだけれど

それがなん ....
雨上がりの濡れた空気に
しっとり染み込む芳香は
垣根の向こうの金木犀


乾き始めたアスファルトに
規則正しくむちを打つのは
子どもが回す赤いなわとび


吸い込みすぎて重たくなっ ....
{引用=眠れよい子よ
月がほしいと泣く君よ
闇夜の空に手を伸ばし
きつくきつく握っても
月はその手をすり抜けて
君の心を絞めつける。
ほしいほしいと泣けば泣くほど
月は君を支配して
 ....
影響

少しだけの賞賛が
少しだけの満足が
少しだけの尊敬が
少しだけの裕福が

それが人生の全てだ

と気づくのに人生の大半を費やしてしまった。

少しばかりの賞賛と
少しば ....
たとえばみせるために
死の予告をしたり
とめてほしいがための
自虐行為を
無くしてしまえと魔法を使ったら
世界は平和になるでしょうか
違法という名でとりしまって
すべてを削除していったら ....
期待に答えるふりをして

いち、にの、さん で ストップ

サイドステップとあっかんべ
まんざらでもないようだけど
足下、気をつけてね


知ってか知らずかどうでもいい
偽物だって ....
「東」


筋違いの愁いを下瞼に溜めたまま

勘違いの寝グセを直そうともせずに

東のゲートが開けば光とともに流されていく

煌めいているふりをしながら流されていく



 ....
トビが啼かずにまるく飛んでいる
白い朝の港の防波堤は
カラスの群れで
黒く染まっていた

ひゆん ひゆん ひゆん
と息をしている
ひゆん ひゆん ひゆん
と啼いている
ひゆん ひゆん ....
あのときあいつはああ言った

あのときあの男はあたしを笑った

あのときあのひとは助けてくれなかった

あのときやつらは追い詰めた

あの言葉、あの態度、あの時あの時あの時あの時あの時 ....
娘は娘で、やはりそんな母親の影響か教育のもと、元気に何事にもとらわれないそんなおおらかな子に育っていた。やたら頭が良く、勉強などしなくても成績もよく、クラスの担任の若い娘のような先生は、クラスをスキッ .... シャワーが浴びられない
赤の蛇口と青の蛇口を上手に開けないと
熱かったり、冷たかったり
今夜は何べんやってもダメ

シャワーで洗い流したいのに
濡れた髪が心までまとわりついて
上手に蛇口 ....
その唇を貪って

爛れた瞳には牙を。


爪を立てれば腐った皮膚は剥がれ落ち

貴方の最奥-ナカ-の大事なモノを暴き出す。


このコエは曝された赤い血肉に纏わ ....
その摩訶不思議な調べは、
けして妖魔を封じる術の音などではない
草木も眠る丑三の刻にひびく――
あえて眠らぬ者たちへと告げる、
慈・悲・喜・捨の警笛だ

幽かに香水の匂う背広を纏って
俺 ....
吉岡ペペロさんのおすすめリスト(10515)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
退院のための祈り- 笠原 ち ...自由詩809-10-20
夕焼けの馬鹿野郎- nonya自由詩5*09-10-20
生きる。- aokage自由詩3*09-10-20
宗教のための宗教とは(4)- 生田 稔散文(批評 ...309-10-20
航路- 三森 攣自由詩409-10-20
冬眠- 三森 攣自由詩109-10-20
ニベアなひと- 恋月 ぴ ...自由詩20*09-10-19
ちっぽけだ- 葛西曹達自由詩209-10-19
復讐するはたぶん我にあり- nonya自由詩7*09-10-19
二人の音楽- ミツバチ自由詩6*09-10-19
友。- aokage自由詩2*09-10-19
「波の声をきいて」(2)- 月乃助散文(批評 ...2*09-10-19
秋の夜長をつれづれに。- aokage自由詩1*09-10-18
低温火傷- 中原 那 ...自由詩6*09-10-18
春の訪れ- そよ風さ ...自由詩6*09-10-18
いろあそび/ぁカ- 笠原 ち ...自由詩11*09-10-18
耳だけが- kauz ...自由詩12*09-10-17
隣人なんか- hinoa自由詩209-10-17
芳香- あ。自由詩22*09-10-17
月の子守唄- 夏嶋 真 ...自由詩22*09-10-17
精算書- ……とあ ...自由詩17*09-10-17
カウントダウン- 朧月自由詩509-10-17
センチメンタルリサイクル- 中原 那 ...自由詩6*09-10-17
四行詩四態_<10>- nonya自由詩11*09-10-17
港の朝- within自由詩9*09-10-17
繁る私- 笠原 ち ...自由詩1109-10-17
「あざらしの島」(3/3)- 月乃助散文(批評 ...5*09-10-17
シャワー- 西天 龍自由詩5*09-10-17
柘榴の供宴。- aokage自由詩1*09-10-16
チャルメラ_☆- atsuchan69自由詩14*09-10-16

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