操作されるのは

コントローラーがついているから

敵はどこだ味方はまだかと

そんなこんなしている内に

独りきりになっていた

可愛く写真に写ろうとしても

いつも笑顔には ....
鈴の音がなったら
ここの階段をあがって
暗いから転ばない様に気を付けて
こっちへ来て
楽しいことしよう
電気は付けちゃだめ
みんなには秘密だよ
私とあなただけの秘密
真っ暗で
あなた ....
誰かに私の思想を殺してもらいたいのです
ほらそこの君、
そう前髪が目にかかって鬱陶しそうな君でもいいよ
私は自らの脚をいつも平気でさらけ出しています
だって自信があるんだもの
私は交通事故で ....
仕事から帰ってきたきみが珍しく
お土産があるよだなんて言ってかばんを探り
よれたスーパーの袋を差し出した



縛ってある口をほどいて覗き込むと
ふわりと青い匂いが鼻腔に飛び込んでくる
 ....
僕には手立てがなかった
君を忘れようとするしか
空しさをほどく術はなくて

叩き着けるように
書き殴られた手紙が届く
乱雑な折り目を開いて目を通す

君が去ったことを思い知る
追いか ....
たくさんの後悔の間から
こぼれ落ちてくる綿埃のような溜息は
やはり全部後悔だ。

黙っていると
まわりの空気が
鈍い鉛色の重みをもって
締め付けてくる。

その中で蠢いている自分は
 ....
止まらない
止まらない
君の頭を撫でるのが止まらない

止まらない
止まらない
あなたに送るメールを打つ手が止まらない

止まらない
止まらない
虚無感と涙とお喋りが止まらない
 ....
なにやら窓の外がやかましくなった
「今こそ」とか
「ともに」とか誰もが叫んでいるような

ここにしゃがみ込んで久しいし
一見自由そうで実は窮屈な姿勢にも慣れっこ

目を瞑っていれば何が起 ....
 誰にもなれないきみがすき。
 
 誰にでもなれるきみがすき。
 
 
 たとえ、誰になったって
 たとえ、何にもなれなくたって
 きみはきみで、ぼくはぼく。
 
 ....
素敵な朝ごはん

ねえ、今朝はとってもすてきな朝で
あなたがいたらと思ったわ
僕も同じ事を考えた
君と同じことを思った

窓から射す冬の日差しに僕は
カーテン越しに目を伏せ
君と同じ ....
土曜のプロペ通りで知り合いの車掌さんに出くわす

久しぶりの笑顔を見てこの人の唇が閉じているのを見たことがないと思う

煙草を吸う部分の歯と歯の隙間だけ黒く染まっていて

一緒にいた彼女は気持ち悪くて ....
新しい変革を求めて

探すのはナポレオン

いったい彼の辞書には不可能という言葉は

載っているのだろうか

悲しみを越えたらそのさきに

何が待っているのかな

一回だけ叶う ....
蝉の声痛すぎて
ロックのような雑音で
上書

罪の汗流したくて
気障ったらしいクーラーを
停止

脳味噌痺れ切って
言葉の切れっ端が散乱するも
放置

胸の奥乾き切って
 ....
たいせつなことは、

キミがそこにいてくれるということ。
キミがそこでボクをかんじていてくれているということ。
キミがそこでいきていてくれるということ。

つまり、
きみがそこ ....
淫らに、露出した仮想の小窓には
時と場所の不明な青空と、
見えざる航空機による白い猛毒の軌跡――
ながく留まる筋雲状の航跡が表示されていた

≫いわゆる、薬物や病原菌等の散布。

僕たち ....
 湿度が異常に高まっている部屋にひとり。
 
 ひとりで夜風をさがす。
 
 空しい、寂しい、暗闇で。
 
 
 あたしはここにいるのに
 
 だれもここにはいない ....
    

 草叢に横たわっていると、朝の草露がわたしの頬に滴り落ち、がらんどうの身体は血も通ってないのにどくんどくんと脈を打っている。
「そんなところにいては寒いだろう」
と父さんがわたしを ....
「見て、B-29よ。」

一九四五年のある夏の日、
私の頭上にあるのは夢でも希望でもなく
死神の翼でした。

終戦間近、戦火を免れ長閑さの残る片田舎の少女だった私に
戦闘機の名前など区別 ....
雨は降っているのだが
戸の外には何も聞こえない
雨の音も聞こえない
雨は降っているのだが

雨の音が話し声を吸い込む
雨の音が足音を吸い込む
雨の音が溜息を吸い込む
雨の音が泣き声を吸 ....
帰ったら
ご飯を食べようね
バス停前のあの本屋
きっとこの頃は
思い過ごしているのだろう

傘の下のせまい

湿った毛色がとろりと風邪をひく
濃いすみれのようなのは
浮ついた午 ....
わたしが生まれるよりうんと昔に
他界してしまった母方の祖父は
実直で陽気なひとだったと言う


わたしが高校の制服に袖を通して間もなく
他界してしまった母方の祖母は
大変に気の強いひとだ ....
井の中の蛙を掌にのせて
珍しそうに眺めながら
「大丈夫だよ」と彼女は
うわのそらでつぶやいた

程好いぬくもりにとろけて
居眠りしていた蛙は
「大丈夫だよ」という言葉を
うっかり「好き ....
かぜをかじり ひかりをなめ
  くもをすすり かげをのみほし
ふやけたアベニューをふらつく
regretのなみだをためて

せみしぐれがおいかけてくる
「いまをいきるんだ  ....
朝という朝の綴じ目があいて
空が少しずつ明度をあげていく
鳥と電線と鳥と蟻たちと
まだ鳴き声はない蝉としかいない

ウォー

アイニー

声には振り向くこともなく開き続け ....
ほめられるとすぐ
ちょうしにのるから
あんまりほめないでね

でもたまにはほめてね


そくばくはするのも
されるのもきらいだから
あんまりしばらないでね

でもたま ....
色に例えるならば

それはそう黒に近いだろう

最も濃い闇を連想するような

どすぐろい色だろう

そこには一切色彩は存在せず

どんな色も黒に侵食されていく

白雪姫VSシン ....
アケノさんはくたびれた

周囲に気配りの出来るアケノさんは
人のケアをされることに長けているが
はたしてケアされることに有能かというと
そうではないらしい

アフリカに住むマングースの子 ....
それは樹齢数千年の老木のように
ごつごつと皺くちゃな
堅い表皮を持っている

アルミニウムの廃物で作られた
それは機械でもなく樹木でもなく
しかし天を目指してすっと立っている

その足 ....
「人口は不明です」

 様々な色の傷痕や
 様々な味の妄想が
 都市を形成しているようです


「面積も不明です」

 小豆粒大〜ピンポン玉大
 三流私大〜夜郎自大
 等身大 ....
パーティーは終わらない、軋んだ花で飾られた戦車に、飛び乗るなら、凍るような白い朝にしよう、クラッカーを買ってこよう、庭を壊そう、一緒に歌ってみようよ、晴れ渡った北半球の芝生に、横たわろう、星型 ....
吉岡ペペロさんのおすすめリスト(10515)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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雨2ー八木重吉の雨によせてー- ……とあ ...自由詩6*09-7-26
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