ずっと待ち焦がれていたの
 その手を
 あなたのその手を
 あなたに愛撫されるように

 夜のシーツに包まってわたしを宥めた
 あなたをずっと待っていたのに
 あなたの指がわたしに触れ ....
私の背中に包丁を入れてください
あーそこそこ
丁度かゆかったんです
そのまま まっぷたつに
お願いします

キャベツというのは
幾重にも丸まって
ドカンといるでしょ?
自分が大きくな ....
(嘘っぱちさ)
どうしてこんなにも世界そのものが
深刻さを
どこかに放り投げてしまったのか
深刻な問題はもっと
根深く地中に張り巡らされて育っている
というのに
これはなにかの策略か
 ....
(どうして目を伏せるの
 私のリリィ
 どうして泣いていたの
 私のリリィ
 ガラスが曇ってキラキラ綺麗だよ)

(どうして立ち止まるの
 私のリリィ
 なぜ描かないの
 可愛いリリ ....
生きづらい。
なんて言っちゃって。

一体何人の若者がそう心の中で呟き、世界を諦めるのか。

壊れたフリしたパンクお兄ちゃん。
愛よりお金の美女達。

何の権利で拘束されるのか。
刺 ....
 間もなく日付が変わるのと同時に、遂に、第4回批評祭開催です!


 今回は事前告知の方法をいろいろと試してみました。おそらく効果的であったとは言い難いのですが、その過程での一番の収穫は「サイト ....
貴女の雫の溜まった沼に
私の身体を投げ入れた
赤い月夜の酔う晩に
蒼い夜露に濡れる葦

貴女の雫の溜まった沼は
澄んだ水色 月明かり
藍より深く沈む我が身の
淡い心は宵の口

貴女 ....
あきれるくらいに騒がしい日々

今日もだるい体を無理矢理起こした

歴史の教科書は重くて

過去の寸劇をかきしるしていた

落とし穴を掘っては自分がはまるのを繰り返していた

更新 ....
              他の誰かが言ったなら
              あまりのクサさに
              気絶してしまうことや
         
              ....
             クリスマスにわたしの愛情240個
             窒息しないように穴あきの箱で送ったのに
             少しは自分で食えばよかったじゃんよって
  ....
強く
ゆびで押すと柔らかく凹むほどに
紅く、
林檎


食べ頃をうっかり
逃してしまったものだから
どうしたものかと
思案している


その薫りやわらかく
そのかたち未だ林檎 ....
{引用=決して君には映らないのに
何故君は私に映るのだろう}

林檎の皮を剥こうとも君ほどの素顔はない
時の奥にみる廃虚のように
冬の底に横たわるマグマのように
不謹慎ながら、なんて君の炎 ....
  時は満ちすぎ腐り果てた
  集うはずのものが散らされ
  世界は再生にもう遅い

太陽より宇宙を照らす
金色の槍を持ってして告ぐ
己にある
人間よ天使よ悪魔よ
混血し己に目覚めよ
 ....
さよならの野生
ナイフのエッジできりきりと裂いていく
さよならの野生
悲しみを等価性のある液体に移して
さよならの野生
夜の星の硬いまたたきをかぞえて
さよならの野生
今カイエ・ソヴァー ....
人がいる
そこにいる
しみじみ
しっとり
生きている

人がいる
今をいる
柔らかな光が
あまたを
包む





初出 FPOEM 2000.01.26
改訂
 ....
あたらしい
灰色海の貝をさがしてたら
天使をみたよ 濡れた砂の手で
子どもの頃にだって、
こんなことはあったのかもしれない
忘れてしまっても
白い貝殻だけが残されたり

アザラシの ....
わたしのあなたは

あなたではないかもしれないけれど、

けれど、いい
1.
泣かない 泣かない NaNaちゃん
泣かない 泣かない NaNaちゃん
NaNaちゃん NaNaちゃん
泣かない 泣かない NaNaちゃん

悲しいときには いつも
空を見上げて  ....
こぼれたミルクは飾りボタンの溝を泳いで
くるくると光を跳ね返していた
いつまでたっても混ざり合うことはなく
胸を埋めるような匂いが辺りに漂い
大気ばかりが乳白色に濁っていた


窓の向こ ....
神様 あんた いたんだね
てっきりいないと思ってた
苦しいことばっかりだから
てっきりあたしは神様に
愛されてないって恨んでた

神様 あんた いたんだね
こんな最後の最後に ....
{引用=


理由しか言ってくれない舌先に 角砂糖一つ乗せる雨の日


小さくて子猫よりもやらかくて 明日には消える初雪みたいで


五月雨の震えるような優しさは 今日よりも先、明日 ....
昨日テレビで
熊田Yが
俺を好きだと言った
口は動いてなかったけど
ダイレクトにわかった
彼女の気持ち

朝早く街に出て
足早に急いでいると
自転車にのぼりを立てた
作業服のおっさ ....
1

交差点の灰色の空から淡い紅色の花びらが舞い落ちる。人々はその花びらを見ること無く俯き加減に黙黙と歩いている。誰一人として空を見上げるものは無い。そして降り積もった紅色の花びらを踏みに ....
ここに参加してから6カ月以上たちました。

当初「ゲイジツって……」という散文でいろいろ現代詩は気味悪いと書き、芸術を標榜するサイトもゲロがクソを批評しているようだと書いたら、OHさんあたりからも ....
言葉足らずだと
「何言ってるか分からないよ」と
柔らかくなる目と真っ直ぐな背中を

変なことを言うと
「え、どういうこと?」と
上がる眉毛とかしげる首を

夕日がきれいというと
「ほ ....
{引用=ジャンクフードからドッペルゲンガーまでを
わたしの小さな世界の一員と認めて陳列したストアで
コスモポリタニズムを宣言するの。
エキセントリックな彼を愛する彼がとても好きだから
シャネル ....
流されることのなかった涙は
夜になると人知れず空に抜け出し
宇宙のどこかで
ひとつの星に結晶する

僕らは手を伸ばしても
その涙をぬぐうことが出来なくて

だから
ただ夜の空白をなが ....
言葉はひかりより
遅れてやってくるから
たぶんまだ
君は粒子で
かすかな時間差の中に
小さく膨らんだり
縮んだりしているんだろう

空は淡く
まだ少し痛いから
僕は水辺にいて
円 ....
夢をみました

そう、夢を

あなたにいえない夢を
せつなくて
封 印
苦しくて
封 印

意識の底の底の底
君をグッと押し込めた

はずなのに…

この道も
あのショップも
この曲も
あのライブハウスも
この雪も
 ....
吉岡ペペロさんのおすすめリスト(10515)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
『乳房』- あおい満 ...自由詩5*10-1-9
キャベツのメルヘン- りょう自由詩14*10-1-9
月と入れ替わる。- 真島正人自由詩2*10-1-9
私のリリィ- 井上新雪 ...自由詩7*10-1-9
生きづらいは流行語。- 井上新雪 ...自由詩4*10-1-9
第4回批評祭開催にあたって(2)- 相田 九 ...散文(批評 ...110-1-9
貴女の雫の溜まった沼- 仁惰国堕 ...自由詩3*10-1-8
夜の王様は朝の姫に- こめ自由詩1810-1-8
他の誰かが言ったなら- 鵜飼千代 ...自由詩6*10-1-8
着きません- 鵜飼千代 ...自由詩2*10-1-8
つくえのうえの- 笠原 ち ...自由詩910-1-8
ゆらめき- 瑠王携帯写真+ ...13*10-1-8
エデンへの道のり- りょう自由詩4*10-1-8
逃避せず- 瀬崎 虎 ...自由詩510-1-8
てのひら- 鵜飼千代 ...自由詩8*10-1-7
「天使の島」- 月乃助自由詩10*10-1-7
わたしのあなた- 殿上 童自由詩5*10-1-7
【歌詞】NaNaちゃんの子守り歌- 大村 浩 ...自由詩5*10-1-7
白く濁った世界- あ。自由詩16*10-1-6
狂喜乱舞- 朧月自由詩310-1-6
降りゆくものは- あぐり短歌5*10-1-6
レディオウェーヴブラザー- ハイドパ ...自由詩9*10-1-6
交差点- ……とあ ...自由詩10*10-1-6
現代詩フォーラムに参加しての感想- ……とあ ...散文(批評 ...12*10-1-6
マリアへの願い- りょう自由詩8*10-1-6
解放区- 夏嶋 真 ...自由詩23*10-1-6
宇宙の秘密- 翔多自由詩810-1-6
鳥の石- 佐野権太自由詩14*10-1-6
夢を- 殿上 童自由詩3*10-1-6
封_印- オンガシ自由詩6*10-1-5

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