fallin', fallin', fallin'

夢に堕ちていくのか
現実に落とされていくのか

曖昧な境界線は
貴方の体温だけを明確にする


スパークする光
流星の歌声
 ....
私は生きている
ここに生きている
でもここにいない気がする
なぜなんだろう

幸せであるはずなのに
そんな幸せさえ手放してしまうような
思いに駆られるのはなぜだろう

人を愛すること ....
わたしたちはそこに腰掛けて
ふたりで缶入りのウーロン茶を飲むの
素敵でしょう

すべての終わりに

そしてそれから
あなたはわたしに傷つけられる

信じられないかもしれないけど
 ....
おもてに出ると
つるつるの夕暮れ
雨が降っていると
おもいこんでいたのに
この雲は 秋コレクション 網目織り 汲み置いた澄明になお念を入れ
氷砂糖のようなカルキ抜きの粒を一つ二つ
一パーセント濃度に計算された塩を狂いなく量り投じ
溶かし
晩夏のあかるい日差しの中で
すきとおった病室に赤い尾をひるがえ ....
手を伸ばせば
やさしく握り返してくれる

壊れそうなときは
そっと寄り添ってくれる

文句も言わずに
あなたはいつもわたしの傍にいる

折れそうな心
抱えているわたしだけど
太陽 ....
(2:24)

夏の底では
夜が冷える

縫い合わせた理性では
この泥濘は超えられぬ



(3:39)

季節がかわるときに
おもいだしている
漣のような
残酷さで
 ....
君は僕の一部ではない

ぼくも君に所属しない

宇宙にはかたちがない

愛には終わりがない

君には胸がない

ちょっとしょこたんにも似ている君に
キスしたい

夜の灯りがと ....
いざとなったら
夜もきみのせい

世界がおわりかけてるのも
ジャムがあんまり甘くないのも

泣くまえに
からだを開きなよ
いざとなったら


蝉が鳴く

孤独を切り裂くように



何処へも

もう

いけないことを悟っているように

性急に 性急に

夏の生ぬるい空気を震わせている



こん ....
台風がそれて良かったと思うものの
荒れ狂う里川の変わりようを
術もなく見つめる老人の眼差しに寄り添うことは難しい

人様の身の上にふりかかった災禍などと
素知らぬ顔して晴れ上がった台風一過の ....
いつまでも泣いたり笑ったり出来るよう
二人で一緒になったはずなのですが
歳月と私の怠惰のため
君の目許には苦労の色が溜まり続け
随分と皺が多くなっているようです。
それでもとても奇麗だと
 ....
すべては整合していない

僕と君でさえ

愛は愛と呼べない
そんなの単なる
符号だ

狂気は混沌と宇宙への入口

星間の深い闇を
さらなる哀しみを
ストラトキャスターの

 ....
つゆは丸く形をつくって
朝陽を微かに帯びる
土が膨らみ そこから
産毛の生えた芽が覚める
畝を越えて川を走り
山を駆けて峠をとびこえ
叫び声をあげて黙りながら
静かに賑やかに厳かにばかば ....
私はこの惨状を予言していたが
それから逃れられないという予言も得た
だから公言しなかった

そんなの予言とは言いませんよ

いや、わかっていても言わない人は
この社会に五万といるじゃない ....
メゾピアノから入る旋律を
僕はとても気に入っていたんだけど
どうしてもイメージ通りに弾けなくて
いつも最後には
鍵盤をぶっきらぼうに掃除しあと
それでも静かに蓋を閉めた

あのころ優しく ....
「僕のレゾンデートルはオナニーです」
 一見正しそうだけど、「僕がこの世の中に存在しているのはオナニーです」って意味だから、これは間違いです。「僕はオナニーする
ために生きている」という意味ではな ....
いいわけが思い付かなくなった
こじつければ無限にあった
あの頃は確かに
言葉は弱い私たちの
味方だった



* * * * * * *


体育館の
高い窓を見ていた
仰げ ....
せかいをあげるよ
そこできみはひとりぼっちになる
おもう存分たのしんでおいで
雨が降っている。わたしは埋葬する。恋のような、後悔のようなものをを埋葬する。小さなものを。浴槽に腰掛けてひやりとした刃をあてられる。剃り落とされる。粟立つ。あなたの顔が見えない。膝元に屈み刃をあて .... 今日も病院へ行った
お水とティッシュを買って行った
廊下ではもうお腹の大きい妊婦さんが
痛い痛いふうふう言いながら
旦那さんに背中をさすってもらっていた


彼女は具合がやはりよくないよ ....
街も人もびしょ濡れで
だれもきみにかまうもんか

いいから
こっちに来なよ
岬の突端にある一本杉
その根元に猫の額ほどの草原
崖下に望める港町は
なだらかな坂のある町で
火の見櫓以外高い建物もなく
斜面にへばりついた
小さな小さな灰色の箱の集落

漁船が停 ....
「僕んちは、4丁目のレゾンデートルの403号室」です。
 君、それって「メゾンデーモン」の間違いじゃないですか?「メゾン」はすみかのこと。「デーモン」は悪魔。でも「悪魔のすみか」というマ
ンション ....
一杯のバーボンとブルース

煙草と笑い声

マスターの髭
子連れの君

何故だかわからないが
限りなく
幸せなシチュエーション

何も足さない
何も引かないって
このことかな ....
午後の風がきみの髪をなぜる
ああ、とてもいいにおい
ぼくは小さな蜂になって
きみの、ひまわりの笑顔にとびこみたい

甘ったるく歌ったり
背伸びして空をかじったり
きみの気まぐれな野性に
 ....
今日はまあなんとか
明日もやりたくはないけど など
贅沢言って日が落ちる

日が落ちてからの仕事だっても
終わったら明日は明るいから
楽しい


ああ ああ
今日はよかったっすか
 ....
空回りする日々
孤独に怯える日々

現実と理想のギャップ
世界に入り込めずに
また殻に閉じこもって
駄目なやつだと自分責めて

悲劇のヒロイン気取って
自分を否定するのは
もうやめ ....
仕事帰りに、
本屋さんへ行って、
「たまごくらぶ」という雑誌を買う。
彼女が、妊娠したのだ。


ためしに、
『膣外射精 妊娠』で検索すると、
膣外射精は、避妊ではありません、と書 ....
吉岡ペペロさんのおすすめリスト(10515)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
fallin'- 涼深自由詩511-9-8
葛藤- 桜 歩美自由詩1*11-9-8
すべての終わりに- はるな自由詩511-9-8
おもて- はるな自由詩211-9-7
秋物- subaru★川柳6*11-9-7
金魚- つむ自由詩7*11-9-6
向日葵- 洞野いち ...自由詩711-9-6
夜と不眠- はるな自由詩611-9-6
恋歌- 梅昆布茶自由詩211-9-6
ジャム- はるな自由詩111-9-6
夜の蝉- kauz ...自由詩4*11-9-5
対岸のひと- 恋月 ぴ ...自由詩2911-9-5
約束- ……とあ ...自由詩19*11-9-5
光の世界- 梅昆布茶自由詩311-9-5
めざめ- マフラー ...自由詩7*11-9-4
無言予言- イオン自由詩1*11-9-4
音符のある風景- ささやま ...自由詩10*11-9-4
レゾンデートル- 梅昆布茶自由詩211-9-4
淘汰- 自由詩511-9-4
せかいをあげるよ- はるな自由詩511-9-4
埋葬- はるな自由詩611-9-4
Baby_もうおやすみ- はだいろ自由詩511-9-3
- はるな自由詩411-9-3
野良猫その0- ……とあ ...自由詩7*11-9-3
メゾンデーモン- 梅昆布茶自由詩311-9-3
サンクチュアリ- 梅昆布茶自由詩411-9-3
片恋と残暑- 橘あまね自由詩24+*11-9-3
会社と時間- 野澤 尚 ...自由詩7*11-9-3
Glitter- 洞野いち ...自由詩911-9-2
Baby_I_Love_You- はだいろ自由詩411-9-2

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