朝の風気持ちよく吹き庭に在り妻のことを考えている

光満ち彩りの良き花々を眺めて今朝は過ぎてゆきつつ

頬にふる光とかぜの圧力に春が夏へと向かうを知れり

微かなる鳥の声して風そよ ....
微かに発泡する空気の後味と
聞き覚えのない鳥のさえずりが
夢の波打際を漂う意識の
頼りない輪郭をなぞっていった

縺れ合った昨日までの経緯が
きれいに解けたような錯覚を
心地良く引き ....
ボーリング           ビリヤード          ダーツ

摩天楼             この俺が           ダーツの矢
ボーリングボール        突きたいものは  ....
薄い頬紅に赤い口紅
大丈夫これできっと綺麗に見える
大丈夫これで誰にも気付かれない
人の目を見て話すことだってできるさ
今日は何人に嘘をつこうか

大丈夫きっと誰も気付かない
 ....
眠らない窓の瞼を無理矢理閉じてから
物干し竿に明日の天気を聞いてみる

コンビニで買ったビニール傘は
骨が一本折れてしまい
それでも黙って使い続けるせいなのか

答えを教えてはくれなかっ ....
  (前奏)

難攻不落のハム・ソーセージ
は、ちぎれない
噛み切れない
はち切れんばかりの薄皮の中
モグモグ、ムガムガ口の中
そいつはあんまり膨張し
延々と
シーツの宇宙に連なって ....
ぱらぱらと降りそそぐ
オレンジ色の十字星     / ジュウジボシ
軽やかに土を跳ね
思い思いの居場所に
身を委ねる
 
 ....
ぼんやりと浮腫んだ月が
夜空の底から覗いていた
見透かしたような月光が
書きかけの溜息を嘲っていた

出かけたっきり帰ってこない
セツナサを待ちあぐねていたら
黙りこくったキーボードを
飼い猫が悠々 ....
神様が ドロップスの缶 シェイクして 巻き散らかした 薔薇の花園 よーいドン
ピストルが鳴る
まるで花火のよう

今日は
運動会
元気な
子供たちの
応援の
掛け声が聞こえる

元気に
走っている姿は
とても
たくましく思う

赤勝て ....
生きていく事がひどく
滑稽に思えてきたのです

紡いでいく朝
邪な思いを甘やかす小部屋

この道の先にあるものは
高が知れているだろうに

私は今日も滑稽な光に
身を委ねる

怒声が聞こえない
クラ ....
仲間に金髪のアイルランドから来た奴が居るんだ
おもしろいくらい若い女の子達が携帯もって群がって来るのさ
昔は無口な奴だったけど今はいつの間にか知らない女の子と消えていく
教授も居 ....
理由は分からない。でも突然、あの人
の事が気にかかった。何もしないで遠
くから眺めている私は、どこか自信が
ない事をイイワケにして、諦めている
みたいだった・・・・。でも今は、恋をし
た ....
風なき日 湖底に沈む オルゴオル 目覚めたらしい やさしき波紋^^ 今死人が蘇る
地獄の蓋を開け
嘲り笑いながら
這い出てくる

彼は不死身である。
時間を渡り歩き
やりたい放題。
全てを支配する。

平等?だって
そんなもんあるか
勝ち残れな ....
ひとがひとり亡くなっているんですよ!

不謹慎なの判ってはいるんだけど
鑑識のひとが部屋に出入りしていたりするのに
向かいの高級マンションに住む奥様達はこちらの様子を窺うでもなく
普段どおり ....
ばあさんが男を一人しか知らないとしても
人生の物足りなさはそこに在るのではなく
今日もやかんの熱湯をポットに注ぐことや
皺だらけの寿命の尽きるのが
再来年でも明日でも変わりはしない
そのこと ....
私の両親は葦舟に乗ってやってきた。
彼らは葦舟の中で私を生み、育てた。
私たちは何も持たなかったが
生きてゆくには十分だった。
足りないものも多かったが
おかげで舟は沈ま ....
ねじ式の少年のように
医者を探す為に放浪することもなく
私は医者を見つけることができた

いくつもの検査
結果ステージ2

決して嬉しくない医師のお言葉

手術室へ向かうベッドのアト ....
僕の眼は 夏空うつす 水鏡 君のタマシイ Jumpして恋 木曜日に撃ちぬくセルフ・ポートレイトは
湿った黒鍵の匂いがする

不実な恋人と傘をさして歩きながら
意味のある表情を見出せないでいる

熱くて甘いドロドロに溶かしたチョコレートで
未来が ....
買い忘れたブロッコリーと
目覚まし時計の乾電池と
読みもしないベストセラー本と
成猫用のカリカリと
寂れた商店街の福引券と
安物のロゼのワインと
醤油ジミのとれたワイシャツと
即席麺の5個パックと
 ....
新緑の季節
五月の朝の陽光を浴びた
ニコライ堂 緑青に覆われたドーム屋根

明るい陽光に
くっきりとした陰影を残した
コンドルの遺産は
一二〇年経った今日も
聖橋から靖国通りに向かう坂 ....
 
 
隣では男が死んでいる
私は蓋を探している
どんな蓋だったのか
男を見て形を思い出している
見かねた男も探している
隣には男ほどの大きさの窪みがある
そっと触れるとまだあたたかい ....
仕事帰りの疲れた身体をシートに沈めると
ひと駅間に
うつらうつら
して

ごく短い夢/妄想を見てしまう

夢/妄想から醒めた瞬間
時間の感覚が混乱して
おいてきぼりを食らった気分で
 ....
妻が組紐を編んだ
寿ぎの色の紐を選び
清めの石を結わえた


結び目はゆらゆらと
日々を遠ざかっていく
思わぬ梢を揺らしながら
見えない網は遥かな岬にまで届いた


自分が結び目 ....
               金を使っているもの
               だけでなく
               ほら
               この錆び色の茶碗も
        ....
              あなたの胸に頬つけて
              やわらかな海へ泳ぎだす
              
              ねえ
              ....
            とん てん かん
           
            あなたの息が
            皮膜を揺らす
           
           ....
悲しみの輪郭を、そっとなぞり
この雨の行方を探してみる
黒々と光る夜空の奥深くから、
ざあざあと雨は降っていた
冷たい三月の匂いをたたえながら

指先が閉じ込めているのは
言葉を紡ぐこと ....
吉岡ペペロさんのおすすめリスト(10515)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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International_Anthem_Of__Ham_a ...- salco自由詩11*10-5-27
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運動会- そよ風さ ...自由詩4*10-5-26
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糟糠- salco自由詩14+*10-5-24
遠来__1.- La Mancha自由詩310-5-24
おっぱい- 小川麻由 ...自由詩15*10-5-23
ナツコイ- ハイドパ ...短歌4*10-5-23
致死率100パーセント- 瀬崎 虎 ...自由詩210-5-23
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高崎線の駅間距離は存外に長い- kauz ...自由詩6*10-5-21
創書日和【結】結線- 大村 浩 ...自由詩6*10-5-21
錆び色の茶碗- 鵜飼千代 ...自由詩6*10-5-21
MILD- 鵜飼千代 ...自由詩6*10-5-21
びーどろ- 鵜飼千代 ...自由詩3*10-5-21
悲しみの輪郭- 九重ゆす ...自由詩6*10-5-21

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