白壁に囲まれた部屋に
ゴオォと響き続ける音、
独り存ることの恐怖を
予感のうちに告知する
混沌蠢く夜闇の奥、
次第に姿を現し
魂に帰依することを
唯一の寄す処として
私は静かに目を瞑る ....
いい写真を撮るのではなく
いい写真を探す時代なのだ

フィルムカメラの時代は
一枚を写すのに時間と知恵をかけて
自分の芸術を探していた
デジタルカメラの時代は
大量に写して選ぶのに時間を ....
 鏡に映る自分の立ち姿にあなたの面影を重ねる。
 こんな秋の夜長には。
 
 家中の時計が鳴り響く。
 おまえは時を刻んでいればよいものを。

 ポーの描いた大鴉か、リヒテルの奏でるラ ....
こころの雲は晴れ
星が瞬く

世界が回り始め
すべてが光りだす

ただ ただ シンプルに
かろやかに

ブーツには羽が
ダンス ダンス ダンシング

素顔のまま

優しい笑 ....
夢を見るあなたもわたしも歩く人 色彩のない花畑をゆく


思い出は消えていくからまたいつかふたりっきりで花を見ようよ
おくびょうなこころ
ふるえる
ふるえる

いたみとかなしみ
つくろえない

とりつくろえば
道化師のようで
なぜかかなしい

わたしの居場所はない
おそろしくて
はずかしくて ....
誰も寝ていない寝台の上に

まだ戒名の付いてない
母の骨箱を座らせる

ダウンロードしておいた
浪曲を流す

追い追いと涙が溢れる
ふわっと骨が溶けた 蒸発する
瞬間みたいな音がした

弦だ

何を語り何で存在するのか愛さないと獲れない

司り

小僧の奏でられるキザな姿
美少年の枠の先端に陰りを静けさ満ちて ....
ひんがしのくにのね 群らない夜は
だれもか大勢の中で たったひとり
回遊魚のように 周回する深夜バス
満員なのに みんな たったひとりきり
だれもが どろりととけた目をして
混雑した車内 ....
磨いても磨いても光らない

いったい
いつ輝いていたのか

目にいたいほど
肌をえぐるように
光をうばうほど
輝いていたのかしら

ああ
何もかも輝いて見える日常の幸せばかり舞い込む魔法

山の上の畑まで一時間かかる毎日だから体力もつく

想像と違うイベント目の前に陽差しが照らす努力の数々

梅雨明けを待てば待つほど遠退いて ....
座(すわ)ろうとすると
私の椅子に浣腸の指が
置かれて居て座(すわ)りづらかった
しまった旧石器人に浣腸された
新人のクロマニヨン人である私は
普段から旧石器人である
旧人のネアンデルター ....



痛み
沁みこんで
真夜中に叫ぶ
狂おしい祈りの雨音




苦味
留まって
飛びたてない鳥
古ぼけた日めくりの呪い




痛み
流れれ ....
好きすぎて噛んじゃったのかな?
鹿児島市平川町 平川動物公園のホワイトタイガー

お兄さん死んじゃったよ
死んじゃうとね、もう遊べないの

ホワイトタイガーのリクくんは殺処分されないのね
 ....
月曜日は買い物日和だ
砂漠の中のショッピングセンターへゆこう

遠くの部族が集まる日曜日よりはましだから
きみの前髪を上手にきってくれる人をさがそう

くだらない思想でこころを壊さないよう ....
 とある街で

金木犀が香る
だけど金木犀はみあたらない
探しているうち
何年経ったろう
すっかり風向きは変わってしまった
行きついた先で
仕舞い忘れられた
軒先の風鈴が鳴った

 ....
うっとりと金木犀の秋日かな

込み上げる郷愁の念空高し

群れをなす曼珠沙華と青空と
うつつわさはのくにのくにぶり


わさえ
いりのはのいり

ぬさえ
のまた のさのさ
げんせんじょうどん
いでんのあがりの
よこさ のさのさ

わささち
どさけさ
どさけ ....
アタシに初めて薔薇が咲いたのは
十二歳の冬の日だった
ひとつ、ふたつとこぼれ落ちる
目が痛くなるような赤い薔薇
そのことをママに告げると
彼女は「やあねぇ」と眉をひそめた
それは悪い魔女の ....
アタシは夏が嫌いだった
生まれた朝を思い出すから
アタシは冬が嫌いだった
自死する夜が思い浮かぶから

長い闇から解放されて
自由を謳歌している声が
アタシの脳を撹拌するから
彼らを不 ....
冷たい風が窓を叩く
ため息は白く浮かぶ
毛布に包まったまま
凍える身体を温める

外はスノードームの世界
直にこの家を覆い尽くす
少しだけ眠くなってきた
あとは只身を委ねるのみ

 ....
簡単に呟けるくらいがいい
指先一つで誰でも気軽に

考え過ぎないくらいがいい
直接話すのと同じ感覚で

盛ってしまうくらいがいい
大袈裟な方が盛り上がれる

責任を取るのは自分なんだ ....
歩き煙草に咳き込んだ
不機嫌そうな顔こちらを見る
目を逸らした自分が間違っているのか

転んだ痛みに呟いた
それはただの独り言
差し伸べてくれる手を伸ばす
期待はいつも裏切られる

 ....
凍えるような夜の空気に包まれていたかった
満月はそれでも道を照らそうとするから

僕はまた歩き出そうとしてしまうだろう
本当の気持ちと向き合うこともなく

ただ何も決まらないまま考えていた ....
小さな掌に触れた
あどけない貴方がくれた笑顔が
あまりにも可愛らしすぎたから
温かい気持ちで満たされてた

貴方が生まれてきたそれだけで世界が
かけがえのないものに変わったんだ
夏の風が ....
あの日のことは忘れはしない
打ち上げられたサーフィンボード
砂浜に残された足跡達も
波が全部浚ってしまった

あぁ悲しみもいつか波が全部浚ってくれるよ

さぁ恐れずに立ち上がろう
向か ....
木の間に覗く風景は子供の頃の思い出
溢れ落ちる春の光に
きっと明日を眺めている
春の光は淡く優しく それでも二人を包んでいる
春の光に想いを込めて
それでも景色を眺めている。
春の光に包 ....
いってきますとかただいまとか

綺麗になったとか愛してるとか

欲しい言葉は一つもくれない

発する言葉は一言だけ



私は召使いなんかじゃない

叫んだら我に返ったみたい ....
時間がとぐろを巻いている
浮き上がった夢のあぶくたち
潤んで灯る面差しの
確かめる間もない霧散
くすんだ灰の白い


昼と夜の満ち引き
時代の蒼天を舞う鳥の糞に汚れ
それすら拭い去る ....
逃げるガゼル 

追い掛けるリカオン

星が輝いている

真っ暗な夜だ

逃げる観光客

それを追う犯罪者

サイレンは鳴らない

真っ暗な夜だ

命のやり取りは

 ....
吉岡ペペロさんのおすすめリスト(10515)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
帰依- ひだかた ...自由詩518-10-27
ギャンブルカメラ- イオン自由詩3*18-10-27
どこかのレクイエム- ヒヤシン ...自由詩11*18-10-27
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道化師- あおいみ ...自由詩5*18-10-26
預けるまで- ナンモナ ...自由詩11*18-10-24
委ねられたバイオリン- 朝焼彩茜 ...自由詩418-10-21
東の国の眠らない夜- るるりら自由詩15*18-10-21
_- 印あかり自由詩418-10-18
努力- 夏川ゆう短歌418-10-16
失望した- 間村長自由詩5*18-10-15
秋の傷あと- 橘あまね自由詩518-10-12
ホワイトタイガー- 鵜飼千代 ...自由詩14+*18-10-9
ショッピングセンターにて- 梅昆布茶自由詩1918-10-8
ダイアリー- そらの珊 ...自由詩16*18-10-5
秋日- ひだかた ...俳句1018-9-28
はしっこのの村(改)- AB(な ...自由詩4*18-9-27
フラワー・オブ・ロマンス- もとこ自由詩11*18-2-4
彷徨- もとこ自由詩8*18-2-4
メーデー- 1486 106自由詩318-2-3
いいね!- 1486 106自由詩418-2-3
夕闇- 1486 106自由詩1218-2-3
明けない夜- 1486 106自由詩418-2-2
- 1486 106自由詩318-2-2
波乗り- 1486 106自由詩218-2-1
春の日- ……とあ ...自由詩318-1-31
召使い- 1486 106自由詩318-1-31
穏やかな日々- ただのみ ...自由詩6*18-1-31
タンザナイト- 1486 106自由詩218-1-31

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