ギター
雨をはじいて飛ぶ鳥のように
空気を震わせて濁らない
濡れた枝先の微かな光
抜糸された瞳へ飛び降りる
孵しそこねた夢の欠片から
うなじのほくろふたつ
振り向くことのない永遠が
月 ....
私達は父と母を通し生まれ

耳で聞き 目で見 肌で感じ
母とひとつになろうとする
時に傷つき もがきながら
存在を確立する

そして私達は愛し 憎み
歌い 叫び 悩み 喜び
泣き 笑 ....
生牡蠣の緑は
内蔵のオー
真珠の淡いピンクは
皮膚のウー
冬の夜に吹き抜ける寒風は
頭蓋のアー

アー ウー オー
オー アー ウー
遠く遠い去る去り逃れる
憧れ懐かしい戦慄の
 ....
私という生命体が

この宇宙にとけ込み

細胞分裂し

生産 創造 破壊を繰り返す

罪を犯したり 痛みを感じたり

私の世界を広げてゆく

時に闇の中を

時に光の渦にの ....
それは、不思議な音色だ

【祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。たけき者も遂にはほろびぬ、ひとへに風の前 ....
我を持ち始めてから割とすぐに、死ぬまでの期限を自分で決めた私は、
目の前が、ひどい闇のようだった
果てのないトンネルの入口にひとりおいてけぼりにされたかのような焦り

はやく死ななくちゃ そう ....
一瞬の奇跡の近くに
永遠の軌跡がずっと続いた
花瓶に差した薔薇を彩る橙色の呟きを待っていて

僕の遠い夜空にもある
シケモクは必ず捨てた方が良いだろう
妻が影で吸わないように

おせち ....
病院の冬の庭は
とても寂しかった

冷たく澄んだ青空の下
パンジーの薄い花びらが
風に吹かれ揺れていた

こころに染み込む
優しい色合いが
私を癒してくれた

冬の陽だまりの中
 ....
ヘザーは脱糞した
馬子と書いて
まごと読むのか
うまこと読むのか
分からずに混乱したからだ
未知に挑む勇気が
ヘザーには少し兆(きざ)した
籐椅子に座(すわ)って
海を見て居れば
負 ....
突然ですが、私は、命の無駄が、心底嫌いです。
なので、自然と覚えました。皮のお料理。
魚のアラ煮は美味しいですよね。私は、鳥の骨もスープにする為にストックして使います。(たとえば、唐揚げは、骨付き ....
 今日の朝食にトースト

 さっさと食べて出かけよう

 新聞の間から見つけたものは

 裏白の広告 

 食器のかわりに使いますよ

 めったに見ることのない裏白広告

 ....
恨み つらみ ひがみ 妬み
   ――鏡――

強み 弱み 夢見 悩み
   ――鏡――

痛み 睨み よそ見…クシャミ!
   ――鏡――

女神 萎み たるみ くすみ
   ― ....
山上でバルボアが咆哮する
風と共にやって来る
ウェンディーを迎えるために
登山して来たのだ
見下ろせばダムが
水を満々とたたえ
香りを放つ竜が潜む
これから三千世界へ
行こうとするバル ....
暗いトンネルを歩いている
はるか彼方に光が見える
這いつくばって前に進む
出口に向かい肘をつけ膝を擦りむき前に進む

何時トンネルに入り込んだのか分からない
気が付いたら真っ暗な世界を歩ん ....
滑らかな肌に温かい指先
抱擁して温もりを感じあう

白い月が震えている

水が形を変えてゆくように
貴女の身も心もすり抜け
透明な感覚と喜びをえぐる

白い月が漂い揺れる

白い ....
   
 生きたまま花の化石になりたい
 という少女がいて
 街は、霞のようにかすかに
 かそけく 輝いているのだった

 ちちははの眠るやわらかな記憶の棺たち
 少女は母似の瞼をとじた ....
エヴァンゲリオンがゴミに塗れて
広い島に不時着すると
打算の奉仕が群がって
夕暮に鐘が鳴る
朝は朝でイラノサウルスが暴れ出す
結局二度寝してしまった
背が高いので拉致されてしまう(私)
 ....
何年ぶりだろう
飯を炊くのは

湿った摩擦音が懐かしい
粉っぽい水の
ぬるぬるとした
妙な
温かさが
ありがたい

かつて
こうして
飯を
炊いたものだった
毎日というわけ ....
北風が吹き荒む漁村には
荒れ果てた番屋があり

やせ細った野良猫が
廃船の置かれた船着き場をうろつき

誰も泊まることのない民宿では
年金暮らしの老夫婦が
息子の帰省を待ちわびている
 ....
クソ真面目に生きている己を笑う

滑稽すぎる己を笑う

この真面目が

己を殺し

己を生かしてきた

クソの付く真面目など

神様も嫌うであろう

クソなどトイレで流して ....
お餅がぷくっと膨らむ。
うぷくっと膨らむ。

お持ち!お持ち!お持ち!
小さいおじさんが駆け寄ってきた。なにか、必死に仰っている。

「どうしたの?小さいおじさん。おもちを食べたいの?熱い ....
ジンジャーエールの
薄いこがね色に光る泡を
優しく、かき混ぜ、溶けるように
わたしの過ぎた惑いを
散らしていった



冬の早朝に舞い降りる霜のビロードで
肌のヒリヒリする感触が
 ....
我は、影のフィクサーであるぞな
しかも、何役もこなすスーパーマンであるぞな

周囲の者共よ
我に警戒せよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ....
故郷の山々は悠然とそびえ立っていた
故郷の海は満々と黒潮をたたえていた

島民は皆その恩恵に与り
営み暮らしていた

大自然に
感謝し 怖れ 癒されていた

人も本当の実力者は
い ....
夕暮れの
冷たい雨に
せかされて
我が家といえば

大型スピーカー十本とアンプが五台
CDは千枚くらい
鍋が十個にフライパンが七つ
食器はコップなどを含めて数百個
本が約三千冊
釣り竿が七十本くらいでリールが五十ニ個
 ....
ビルの谷間に 転がるように のぼる満月
ひとりきり ひとりきり 旅するうちに
道を間違え 失った夢の数々
 
真夜中の 交差点を すれ違う人の群れ
嘘つき女が 札束を数えるエレベーター
拒 ....
急に、指先から、這い上がってくる怖さに襲われました

書くことが怖くなるなんて、思ってもみませんでした

何故かは、わからないままです

すこし、書くことからはなれてみることにします

 ....
すいすい

酔 酔

あなたに

酔すい

すいすい

酔 酔

おのれに

酔すい

しらふでいられぬ

このさがを

うらんでそうろう

よって

 ....
曖昧な態度のままで察し合うのが自然
と言葉で明示することもなく
顔や声音
目線や肢体の所作で流動的に日常をやり過ごすこと
に疲れもせずあなた烏賊のよう
嫌い
大嫌い
烏賊は好きだけどあな ....
吉岡ペペロさんのおすすめリスト(10515)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
INSPIRE- ただのみ ...自由詩14*17-1-14
生命- 星丘涙自由詩3*17-1-14
宇ノ声- ひだかた ...自由詩7*17-1-14
小宇宙- 星丘涙自由詩3*17-1-14
琵琶の音色- 水菜自由詩2*17-1-14
死生観- 水菜自由詩217-1-14
トナカイの足音[イングリッド・ヘブラーを聴いて]- りゅうの ...自由詩8*17-1-13
パンジー- 星丘涙自由詩1*17-1-13
ヘザーの勇気- 間村長自由詩4*17-1-13
皮のスープ- 水菜自由詩3*17-1-12
新聞広告に裏白広告紙- 佐白光自由詩2*17-1-11
女神と鏡- ただのみ ...自由詩7*17-1-11
三千世界(三千大千世界)- 間村長自由詩217-1-11
トンネルを抜けると天国だった- 星丘涙自由詩5*17-1-10
白い月- 星丘涙自由詩5*17-1-10
花の化石- 白島真自由詩28*17-1-10
プオーンも拉致されるのだろうか- 間村長自由詩4*17-1-10
スポット自炊- 北村 守 ...自由詩417-1-10
寂れた漁村- 星丘涙自由詩10*17-1-9
クソ真面目- 星丘涙自由詩3*17-1-9
お餅、お持ち?おもち- 水菜自由詩3*17-1-9
ポリリズム- 小林螢太自由詩21*17-1-9
影のフィクサー- 水菜自由詩217-1-9
自然体- 星丘涙自由詩2*17-1-9
氷雨- レタス俳句217-1-8
ゴミ屋敷- レタス自由詩517-1-8
満月の物語Ⅱ- 星丘涙自由詩6*17-1-8
書くことの怖さ- 水菜自由詩5+*17-1-8
酔すい- 星丘涙自由詩3*17-1-7
奥さんあなたが嫌いです- ただのみ ...自由詩11*17-1-7

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