どうにもならないこと。
どうにもならないこと。
それは、どうにでもなっていいこと。

やさしい向こうに広がる自由のみずうみ。
少年は少女にふくまれてるのに。
少女は水にふくまれてるのに。
 ....
剥き出しになった電線に
切り刻まれた夕日から
滲み出すオレンジ色の血潮

一夜にして枝葉を落とされ
無念の拳を空へ突き上げる
街路樹の黒い影

夢見るように
朽ち果てていくことさ ....
泥のついた野菜をあらう

専用のちいさなタワシで

指や手がちくちく もやもやするけど
やさしく洗ってあげると
ぬくもりが伝わる

それを
シンプルに料理する

野菜本来の甘さが ....
さよなら
新たなる
人生に
向かって
旅立つ

新しい
未来へと
出発していく

君が
いたことを
何時までも
忘れない

君と
であったこと
決して
忘れない
 ....
 

僕らは

大地から生まれ

大地へと還る

ただ それだけの事


そして その短い間に

何を想い 何を感じ

何を願い 何をするか


それが 「生きる」というモノなのだろう ....
ふと君と出会ったので
なにを思ったのか
結婚する気になってしまい
程なくして言葉に出してしまい

ふと言葉に出してしまったため
なにを思ったのか
結婚することが現実的に思え
程なくして ....
自分のキモチに素直になる

あなたのことがすき
すきに理由はない

あのとき
ふってきたキモチ

もう忘れかけていた
すき

素直にすきといえる
あたしもすき

どうか
 ....
ささやかな嘘。
私は考える。嘘がウソであり続ける為に髪を伸ばし
私を縛り、私は私を騙し続ける。



象牙の塔は築かれる


築くべくして
築かれるので

そこに現実は無いんだ

 ....
踏切をこえて
タバコを買いに行く
徒歩15分のコンビニエンス


ああここは○○君の家だっけ
まだあるのかな
公文の教室


小学校
遊具の数が減っていて
擦り傷つくら ....
風の音をきいている
この身を吹かれるに任せて
開け放した窓 揺れるカーテン
夜のにほひ

どこかへゆこうかしらん
遠くの電車に揺られる心地


ひとり がたんごとんごとん
外には ....
暖かい灯火を抱いて
真っ白な肌は
羽が積もるのを待っている

ルビーは血の色
瞳の色
真実を咀嚼して
淡い炎で
赦すのです

隙間に光を集めて
閉じ込めた心を
透かしたら
温 ....
あんな 最近気づいてんけどな 
あたしの胸んとこにな 
ちっちゃいお姫さんが住みついてるねん

こないだ

心臓がぴーってやぶけた夜があってんけど


そんときにな
破れ目のむこう ....
きみから放たれた愛しい種子は
酸素に混じり肺に吸い込まれ
潤んだ空間にじわじわと溶ける


熱いため息が吐き出されたとき
そのあまりの重さに
飽和状態であったことを知る


きみの ....
大事な人はいつもなにも言わない
それはだめだとか これをしろだとか
黙ってる私から遠くない場所にいてくれた
しわのある手でなぜてくれたあの人も
こわい顔で横をむいたあの人も
それでもいること ....
 ためらうことなく男達の目の前で白いブラウスを脱いだ。白いブラジャーのほっそりとした体に陽がいっそう白く肌に弾けた。
 そして膝をおとすと、すぐにそのブラウスをアザラシに着せ始めた。
「スカートも ....
ニュートラルな空気
僕の頬に触れているけれど

そこにあることすら忘れていた

ペダルを踏み込む
ふらつきながら動き出す自転車

そこにあった空気を押しのける

次々と 次々と
 ....
この鞄には仕事の道具1(商品見本)が入っています
この鞄には仕事の道具2(料金表)が入っています
この鞄には古い電池が入っています
この鞄には子供の写真が入っています
この鞄には貰った御守りが ....
シャンプーハットを被って

カッパと言い張った

100%天然素材そんな物体は

本当に人間に害をなさないのか

いつか全人類が僕だけを残し

死んでしまったら

それは愉快で ....
滴るような影が覆う

窓ガラスにも無数の痕跡を残しながら
実体の無い掌が感覚を撫でていく

階段の暗がりは質量を増し
無音

外は雨

彼は目を閉じたまま
静かに耳をそばだてた
カーテンの隙間で
光が踊っていた
整えた呼吸に
蝶が舞う
微かな羽音は
外へ誘い出そうと
懸命に響かせて
私の闇を掻き回す

手の平は温かいのよ
父の温もりも
母の温もりも
薄 ....
極東の列島を斜陽が染める頃
コーカサスの空は真っ青に燃えている

極東の海に三日月が沈む頃
文明の交差点・カイバル峠は荒れ狂っている

星々より静かにせめぎ合う
神の法 と 血の神話
 ....
この命をみんなの為に使えたら良いのに。

この命をみんなの為に削れたら良いのに。


そしたら、思い残す事なんてないのに。



これは自己犠牲なんかじゃない。


 ....
筆を持つ腕の無い僕は
口で絵筆をくわえ
カンバスに向かって
朱色を引いた

引いた朱色は次第に濃くなり
カンバスの中央で丸くなった
カンバスの下には申し訳無さそうな
地平線があり
空 ....
料理は嫌いではない
むしろ好きなほうだ

ゆっくりと作った品々を
家族がおいしそうに
食べている様は小気味いい

だが
作るのが苦しいときもある
そんなときは
台所に座り込む

 ....
玩具のビー玉

ガラスで出来たビー玉を炒めて冷やすと
中だけが ランダムにひび割れる

ときたま卵みたいに
ぱっくり割れてしまうものもあるけど
まあそれも ご愛嬌

まるで一流の工芸品みたいに
きらき ....
いーち、

にーぃ、

さぁーん!

四丁目の公園のわきを通ると
子供たちが叫んでる 一斉に


数を数え
数と数えられ
くたびれくすんだ任意の整数が
時速5キロの自転車で
 ....
小さな掌に握り締めた片道切符
縁日の人込みに紛れた赤い鼻緒
引き千切れなかったモラトリアムの鎖
終わってしまおうと噛み砕いた白い錠剤
でくのぼうの首に巻きついたネクタイ
裏切りと同じ色に ....
手離したはずの選択肢
見渡すことの優越感と
逆戻りする緊張に枝分かれして
毛細血管に絡み付きながら
そっと微笑みに呼び掛けている


遠くなった残り香は
脱け殻を捨てることを拒んだ
 ....
一人の夜を過ごす 僕は冷たい雨の中
ささやくその声 佇むサボテンは共に聞く
アゲハ蝶のようにヒラヒラと舞うことや
アポロに乗った搭乗員のように
空や宙を旅することは出来ないけれど
この大 ....
こえぇ、こえぇ、まじこえぇ。

明日あたしは退院すんだけど、

退院=ふりだしに戻る、なんじゃね?と
せつなく思ってみたりして



そうだよ
それが
本音だよ


こえぇ ....
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