好きなのに
あなたに
言えなくて
愛しているのに
あなたに
言えなくて

はじめて
キスした
ときめいた
胸の鼓動

あなたに
プロポーズされ
戸惑っています
恋の予感
 ....
誰も居ない街の

小さな家の壊れて音がでなくなった

ピアノの前に腰掛け

ふうっと大きな息を吐いて

埃まみれな黒のボディを見えるようにしてやった

そして音の出ない鍵盤を必死に ....
ブランコに乗って 今度こそはと 宙を舞うの


宙舞って 行きつく先が あなたじゃなくとも


頑張れって 言われれば言われるだけ 頑張らないあたしは変なのかなあ


あなた ....
今日は嫌だけど明日なら会いたい


そういうこともあるの


嫌いなわけじゃないの


  (愛してもいないけど)


好きよ


今は電話に出たくないの

 ....
「しーっ」
声をひそめた
二人の小さな世界は
好奇心とドキドキで
光を放つ

幼い横顔の天使は
森の奥に住んでいて
いつか来る
ヘンゼルとグレーテルを
お菓子の家で待っているの
 ....
歩行する足と足の間に光は群れて


喉仏に蝶を飼う人


コツコツ ブーツの足音 世界が美しい


海いつとなく揺れ 波のはしる


詩歌集見ると舌舐めずりのロクロッ首

 ....
スーパーの花屋にひときわ目立つむらさきアスター求めけり

今朝もまたいつものごとく出でてゆく妻の車をそっと見送る
 女の暮らしは、毎日打ち寄せてくる波のように、変わる事がなかった。
 狭い島の単調な暮らしに飽きそうになると、女は海峡を眺めて夢想した。
 海峡の向こう側には、隣国の長く横たわる山脈が夏でも銀嶺の ....
粉々に砕けた星屑の海で、

一人ぼっちで船を漕ぐ。


宙をゆく旅は、

叶わなかった夢たちの残骸が放つ光で溢れ、

ひどく温かい。


波間から時折のぞく、

きらきら輝 ....
私の質の悪い悲しみを
ひとつかみ小鍋にぶちこんで
英雄気取りというスパイスひとふり
偽善者というスープを加え
一生懸命というだしを足して
永遠で煮ました

出来たものは
なんであれ極上 ....
いつの間にか海峡と陸を隔てる水平線は確かさを失い、靄の帯を海に広げていた。
 海峡の向こうには岩肌をみせる山脈と、その手前には昔は燈台守が住んでいたという岩礁に見まがう小さな島があった。
 今、そ ....
明け方の君の東に浮かぶ月 結んだ笑みを天空に引き


ラベンダー色のネクタイ選びおる 君の背中に濃く秋が降る


風が吹いて波になって髪がシーツまた波となり


またするの?君が聞く ....
遠浅の日々はいつの間にか息継ぎの仕方を忘れさせる。
駅まで、の最後の交差点に立つと
呼吸が止まるほどに夕焼けの匂いがした。

  *

「雲は、本当は流れていないのです ....
生きていくのに精いっぱい
世の中にはおなかいっぱい

「それはくちにしてはいけないよ」

少々食傷ぎみ
胃もたれと吐き気

「それはくちにすべきものだよ」


おなかいっぱいの肥 ....
自分がどれだけ恵まれた環境にいて、
どれだけの愛に包まれているのか気付かずに、
他人の不幸を喜び、
自分が不幸だと嘆く人間には、

吐き気がする。

私も大概気付いてはいないのだろうけど ....
乳白色の制服がやぶれ去り
ひとつだけ取り残された違和感
ありふれた毎日を引き延ばしてやれば
いとも容易く包み込まれてしまう
そこまで小さく押し固めることが出来たのは
紛れもなく私自身だった
 ....
まだあたしがあの山の焼け跡を
無邪気に紅葉だと思ってた頃

空はもっと広かったし
星はもっと光っていたし

あたしはもっと可愛かった

まだあたしがあの桜には
いつかきっとさくら ....
泣かないで下さい、愛しい人よ。


貴方の傍らに横たわる私の亡骸に、縋ったりしないで下さい。



だってほら、私はこんなにも近くにいる。


貴方が私を想う度、貴 ....
立体的な画像に目を奪われ

グルグルと頭では

スプートニクが回っていた

七夕に願いをかけるなら

それはマジックで黒く染まっているでしょう

現実はいつも甘い薫りで

姿を ....
だいたいニッポン人は
マグロ食いすぎなんだよね
もう猫も杓子も
トロ、トロ、トロ、トロって
まったく、ろくに物の味もわからない
ガキどもまで
回転寿司屋で大トロとか、じゃんじゃんオーダーし ....
人類の最強の武器は

言葉であり

音楽であり

ダンスであり

レコードであり

アートであり

笑顔である



より創造的に

より意欲的に

より楽しく ....
廃墟     と呼ぶ 騒がしい    時間は     鎮まる わかってしまいたくないのに、目を離せない いっしゅんの  うちに 瓦礫の      写真は       .... 君が
誰も
信じられなくなり
泣きそうになったら
僕のところへ
戻っておいで

君が
悲しくなり
誰かが
恋しくなったら
僕のところへ
戻っておいで

甘えるところも
寂 ....
ジュリアーノ・ジェンマって俳優が好きだった
目深にカウボーイハット被り腰のコルトに手をやる刹那
呼ばれてもないくせしてサボテンの根元に転がる根無し蓬がわたしだった

ベッドのなかでもブーツ脱が ....
「つまらない話」
そんな他愛のない台詞を
君が言う。
ただそれだけで私は君が
きらいになる。

大すきな君に否定されるのは
さみしい。


そんな気持ちで一瞬でも涙ぐむ私に
君は ....
名工は名利を求めず己を知りただ足るのみにしありせば 空色にそまる
秋の天蓋の幕をあければ
プラタナスの黄葉の並木
衣擦れの人影

{引用=―――――何をかなしんでおるのでしょう。
何を?ばかな 愚かな道化に何がわかるのです。
わかるる ....
私は私のできることをしているだけ
シンプルなメッセージはしかし
どこかで諦めながら、なお光を求め
小さな力/を信じる/に祈る/モノの
清々しい覚悟を露わにして
背筋を伸ばされる気がしたんだ
 ....
きいた風な言い回し、
人にそれを突きつけて
ああだこうだのお節介
誰も見向きもしないもの
書いてみたって白々しい
自己満足にもなりゃしない。

イメージ不能な自由律
人を小バカにす ....
{引用=純
粋世
界の君
が笑う9ヶ
月前にこの
夢ははじまっ
た、はずの夢
*
はじまったもの達
のはじまらなかった
”名前”をひとつずつ
乾いた舌先で声にうつし
て消し去る ....
吉岡ペペロさんのおすすめリスト(10515)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
好きなのに- そよ風さ ...自由詩3*09-10-16
時を見つめていたピアノ- こめ自由詩1409-10-16
ブランコ- ゆきちゃ ...自由詩509-10-16
明日会いたい。- ゆきちゃ ...自由詩309-10-16
ひみつきち- ミツバチ自由詩7*09-10-16
雑詠6句- アハウ俳句609-10-16
- 生田 稔短歌209-10-16
「あざらしの島」(2/3)- 月乃助散文(批評 ...4*09-10-16
星の屑。- aokage自由詩6*09-10-15
勇気のスープ- 朧月自由詩409-10-15
「あざらしの島」(1/3)- 月乃助散文(批評 ...4*09-10-15
秋の降る街- umineko短歌4*09-10-15
空を呼ぶ- 南波 瑠 ...自由詩22*09-10-14
満腹- 三上あず自由詩3*09-10-14
怒りと憤り。- aokage散文(批評 ...1*09-10-14
都合いいアレ- 中原 那 ...自由詩509-10-14
まだあたしが、あるいはあなたが。- ゆきちゃ ...自由詩209-10-14
死者の誓い。- aokage自由詩2*09-10-14
迎えに行くのは嫌いじゃないよ- こめ自由詩1709-10-14
泳げおしゃべりマグロくん- ネット詩 ...自由詩209-10-13
最強の武器- 葛西曹達自由詩109-10-13
がれきの工作- 《81》 ...自由詩12*09-10-13
戻っておいで- そよ風さ ...自由詩6*09-10-13
ジェンマなひと- 恋月 ぴ ...自由詩31*09-10-13
時と場合にかかわらず- 空都自由詩2*09-10-13
名工- 生田 稔短歌109-10-13
道化/◇◆◇◆の秋- 月乃助自由詩8*09-10-13
諦めでも謙遜でもなく- kauz ...自由詩7*09-10-12
二級品- ……とあ ...自由詩11*09-10-12
- 夏嶋 真 ...自由詩19*09-10-12

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