限りなく明日に近づけば

今になる

だから、僕らは夢をみるの




 
モテ期分散しろ 当たった年賀ハガキ 君に送る なにものでもありはしないでもあるんだ
誰も好きになれないでも好き

二律背反が風のなかで舞う
とっても素敵な世界なんだそう
君の本来の色さえわすれそうさ

それでも走り続ける週末に向かっ ....
酸素も窒素もありはしない
ヨウ素の要素の感得力だとも思うのだが
まだ朝は吸収し切れないものでいっぱいだ

きみの整理が終わるまでぼくは待つのだよ
するどく
かたほうによって
なにかを
 ....
骨格をあらわに
白い野に立つ

背筋を伸ばし
左右対称に枝を張り

あるいは 捻れ
歪みながら
闇雲に空へ手を延べる

曝け出された履歴のあげく

無防備に芽吹くものを
先端 ....
風の変り身に
逆立つ産毛はあるが
人の変り身を
捉える触角はない

好奇心の玩具は
すぐに揮発させてしまうくせに
邪推の深海魚は
いつまでも対流させている

賞賛の燃料があれば ....
ワイングラスの双曲線、
横顔が解けて砂丘に、一擲の腕を展ばす。
塩の柱、砂糖漬の蜜蜂、良き教説、神父。
壜詰の色褪せた八月、
憂愁の貴婦人と砂糖工場。
産業革命、労働夫の銅版画、反民衆史の子 ....
次の駅まで5分25秒
話した
他愛もないことたち
人見知りのあなたと
人見知りのわたしの人生が
はじめて交わった

まっすぐに話せないはずの視線が
まんまるな瞳に吸い込まれていく
ね ....
すっかり片づいた床のうえに
ひからびた輪ゴムがひとつまるまって

きみはひろい上げて
ぼくたちの日々のさいごを束ねようとしたけれど
ぱちんとかすかな振動をのこして
ひからびた輪ゴムは切れた ....
ふぅ〜

誰かのため息が
うなじをくすぐる
振り返ったら

黄色くなった“春”が立っていた

眼は真っ赤に泣きはらし
皮が捲れて鼻水が垂れている

あぁ〜

私はポケットから ....
震災関連番組を見ている
私の背中に
六歳の娘が不意に覆い被さってくる

今朝思い切り叱られて
「ママなんか大嫌い」と
涙を溜めた目で私を睨みつけていた娘が
「ママ、大好き」と言いながら
 ....
しどけない午睡から醒めやらぬ眠り姫は
一人寝の孤舟の岸辺で戦の終わる日を待ち続けて
夕陽をぼんやりと眺めていた

眺望のよい塔のうえに幽閉された魂は自分の捕虜としての価値も知らずに
幼い時に ....
人生は悲しみと擦れ違いの連続だ
ただ時折その隙間にしあわせが隠れていることもある

また同様に戦争と戦争の
隙間にしか平和は存在していないんだけれど

だからひとはそれをこころのどこかで信 ....
窓を開けると校長先生が欠伸をしていた

校庭ではポニーテールが僕に微笑んだ
片えくぼを連れて

まだ風は冷たかったが沢山の蕾が輝いていた

遠くの山では雪も消えはじめ
柔らかな表情へと ....
月は淋しくて蒼い光をそっと流すのだった

夜は哀しくて汽笛をひとつ響かすのだった

風は切なくて切れ切れに吹いているのだった

君は懐かしく僕の思い出の窓辺に座っていた

仄白い水仙の ....
ははーん 友達減らす作戦決行中だな 生放送に空気読めない素人がいる 巨大な風車の影が
枯れた笹原と採石場と
牛舎の上を繰り返し通り過ぎて行く
くねくねと形を歪めながら

くねくねと
大地の歪みをなぞり
絶え間なく地を這う影は
まるでコトバ
人の心 ....
いく度もあなたを忘れ
出会うたびに恋に落ちる
もう
もうあたらしく
忘れました
はやくわたしに出会ってください
海辺にひらいたからだが潮まみれになって
こまかい
こまかい傷をつくり ....
チェシャ猫はティーパーティーが大好きでした

アリスも呼んで午後のひとときをなごやかに過ごしたら

白ウサギが言いました

すでに時は来たりまた次の物語を綴らなければ

不思議の国は終 ....
助手席専門家 御嬢様ではない

サイドミラーはテクマクマヤコン
 太陽の光が一番美しく顔を映す

助手席専門家 顔写真つきの身分証明書がない

飲み物をたまにこぼす 運転者に文句は言わな ....
              130312



厳しい経営の曲面を乗り越えられるか
「銚電のぬれ煎餅」(登録商標)で
やっと電車を走らせてきた
名物を焼いてやっと凌いでいたのに・・・
 ....
スタートラインはみな一緒だった
だけど長く厳しい走破の途はそれぞれ

舗装された途を走るもの
獣道を注意深く走るもの
畦道を田圃に落ちないように走るもの
砂利道を痛みに耐えながら裸足で走る ....
日が落ちたら
手をつないで出かけよう
この世のきれいなものはみんなだれかのもの
まだだれのものにもなっていない一日を
この世でいちばんさいしょにみて
それを宝物みたいに抱いて別れよう
 ....
空を見上げる
あなたの隣で
わたしは
深い海に沈んでいく

夢を語る
あなたの声を聴きながら
止めどなく
涙を流している

相容れない
対極の感情がある

二分化した心は
 ....
村上春樹ではない僕の風の詩を描こうと思った

ラヴェルのモダンなピアノ曲を聴きながら風を思った
風は自由だ
あくせくしないし

僕たちは単純に生きる事を学べるのではないだろうか
ゆるやか ....
夜でもない朝でもない

真昼が俺にはお似合いだ

納屋の小麦を盗み喰う
そんな手口もいたについて

俺は名無しのガスパール
尖った爪で花を摘み
あの娘の窓辺に飾るのさ

誰ともし ....
だらだらと生きている
のうのうと生きている
うだうだと生きている
世間を欺き生きている

自分を騙して生きている
笑いをつくり生きている
怒りを見つけ生きている
元気にみせて生きている ....
きみが初めて憶えた言葉は『イタイ』だった
そしてきみが立っちしたのは病院の廊下だった
またきみは0歳・1歳・2歳の3回も川崎病にかかるという
日本タイ記録保持者になってくれた

きみは憶えて ....
吉岡ペペロさんのおすすめリスト(10515)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
僕らの明日- 殿上 童自由詩22*13-3-17
モテ期分散しろ- 北大路京 ...自由詩413-3-17
当たった年賀ハガキ_君に送る- 北大路京 ...自由詩313-3-17
風のなかの魔女- 梅昆布茶自由詩1213-3-17
相対化の美学- 梅昆布茶自由詩913-3-17
冬の木- Lucy自由詩13*13-3-16
スネオ- nonya自由詩23+*13-3-16
鉄の裁鋏、蝶番- 高濱自由詩313-3-16
この夜のすべて- 伊織自由詩8*13-3-15
輪ゴム- はるな自由詩513-3-15
【_美しき“春”よ_】- 泡沫恋歌自由詩15*13-3-15
二千十三年三月十一日に- 夏美かを ...自由詩27+*13-3-15
眠り姫の薔薇- 梅昆布茶自由詩1313-3-14
隙間- HAL自由詩5*13-3-14
13番目の春- 梅昆布茶自由詩1113-3-14
寂しいものたち- 梅昆布茶自由詩813-3-14
ははーん_友達減らす作戦決行中だな- 北大路京 ...自由詩1013-3-14
生放送に空気読めない素人がいる- 北大路京 ...自由詩413-3-14
風車の影- Lucy自由詩12*13-3-13
潮まみれ- はるな自由詩413-3-13
時の種- 梅昆布茶自由詩613-3-13
助手席専門家- 朝焼彩茜 ...自由詩713-3-12
そのあとがある- あおば自由詩6*13-3-12
THE_LONG_RUN- HAL自由詩7*13-3-12
宝物- はるな自由詩813-3-12
【_屍の海_】- 泡沫恋歌自由詩11*13-3-12
風の詩- 梅昆布茶自由詩1213-3-12
真昼のガスパール- 梅昆布茶自由詩713-3-12
ぼくの日常生活- HAL自由詩5*13-3-11
いま世界は- HAL自由詩6*13-3-10

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