君の胸で飼われるうさぎになりたいと思う今日から欠けてゆく月


思い出を糸玉にして絡めとる 躓かぬよう掬われぬよう

耳たぶに可憐に小さく花咲かす君の愛するパールホワイト


我の ....
誰の手にも負えない
お前たち自身の肌寒さが
漏れ吐く息の、
ごくまぢかに訪れて

今日もくたくたの
ダンボールと引換えに
アレやコレやすべてを燃やし、
煙りながら一日が終わる

  ....
この世界では
もう
寄り添うことができないので

わたしは
新たな世界へ
あなた探しの旅に出る

指を鳴らすと
広がる世界

影絵遊びで
小さな世界

新たな世界は
多く ....
遠い母から
チョコレートが
届いた

もう
若くはない母が
人混みの嫌いな母が

まだ
風邪だって
治りきってないのに

無理をして

女同士であげるなんて
変だけど、
お見舞いかわりにね、

久し ....
105つのりんごを並べる部屋がないから
財布の中には二万円がある
沈黙に耐えかねた言葉みたいに
動くと500円玉が笑う

良いものではなく
いいものでも探してみようか
りんごを収納するス ....
地球がはんたいに回りだして

夜に太陽が昇るようになったら

夜用のサングラスかけながら




告白するから待っててね
吸わない君が好き
それでもなぜか
時が来れば
あっさりと逝ってしまいそうな
私より先に


隣で眠る
その湯気の匂いに
似ている
肌の匂い



課税しつつ、且 ....
ピンクのシャドウは
煌めきと愛らしさを

ピンクのグロスは
潤いと艶やかさを

一瞬のわたしを創り出す

Jewelな空の下
ちりばめられた箱の中で
ピンクのグラスを傾ける

 ....
しゃぼんだま

  ビーズ

ガラスのこもの

   風のささやき

 水の滴り、しずく


 お日さまのひかり

    透ける葉のみどり

 ・・・・


 ....
空色のアンブレラだけを携えて田んぼの中を無限に進む



図書館でお勤め始める母さんに「いち早く借りてきてよね 太宰の新刊」

赤い爪とそれが持つ黄ばんだ『人間失格』のコンビをずっとずっと ....
コンコースに響く
着メロの不協和音


スモッグの下
クラクションの多重奏


熱帯魚たちは
濁った街を泳ぎ


あちこちに転がる
温んだ水にまどろむ


浅い眠りの透 ....
海野小十郎

きみ子        宮房さのみ作曲
           海野小十郎作詞
停留所、待っていた君の
横顔、どうしたの
待っていたんです
さっきから
とっても嬉しかったん ....
蛍光灯の下で瞼を持ち上げていた
抒情を説明する受話音に押し潰され
前髪の奥で景色が点滅して途切れ



ひとりという状況を
さみしいと説明する人に
目を留めず
日々を大股でまたぎ
 ....
「これ何て曲だったっけ?」
そんな時、いつも君は優しくヒントをくれた



「あの時、どんな気持ちだったっけ?」
相変わらず
君は優しくヒントをくれていたのに



独りになって ....
わたしの輪郭を言葉に乗せ
光の輪に潜らせ
あなたに送る

たましいは
ここではないどこかへ

輪郭にも満たない
あるいは満たされようと

発光できないたましいは
月の明かりと共に ....
沈んでく夕日みつめてひとりきり誰を待つのか知らない黄昏

さよならと言えないままに日は暮れて君と二人でどこまで行こう

終わらないあの日と同じ夕間暮れ悪夢にも似た遊戯は続く

いつまでも日 ....
文字のとおり
捻りなんて何もない

暗い
冷たい
厳しい
季節
でもその下で
新たにはじまるものがある

暗いからこそ
明るさを
冷たいからこそ
温かさを
厳しいからこそ
 ....
頂(いただき)に辿り着いたら
総てを見渡せて
達成感は味わったけれど
あとは降るだけ
なんて
寂し過ぎるから



頂(いただき)に辿り着いたら
次の希望(いただき)が見える

 ....
もう降ることはない、と思っていた
はねゆきは
やわらかに降り
わたしの熱でとける

一面の白は
すべてを覆いつくし
またすぐに
熱でとける

鋭い氷の尖端がわたしを刺す

いっ ....
今死んだら困るけど
いつ死んでもかまわない

今死んだら困るけど
いつ死んでも適切だ


俺には今しかないが
きみには明日がある



踏み出せばその一歩が道になる
なんて言 ....
恋する乙女は日常が戦場
化粧の下に素顔を隠し
背筋を伸ばし家を出る




殴り合う戦いは時代遅れ
最近は空気にこっそりと
毒を盛ってしまう
情報に乗っかりながら
関係の上位を狙 ....
「鬼が豆鉄砲喰らった顔見たくないか?」

久しぶりに父から届いた携帯メール


父に会いに行くと
父はルパン三世の主題歌を口ずさみながら煙草をふかしてた
普段は煙草なんて吸わないのに
 ....
粉雪の真っ白な世界を
雨が彩っていく

枯れ草が顔を出し
屋根の色が冴え渡る

雪は雨と一緒に
流れて

このこころの
真っ白な絶望も

涙とともに
流れて
 
 
 

不安のきえない夜は
こうやって
雨の音を聞くんだ


ひっそり こっそりと


しばらくはやまないよ

焦ったりしないで
明日に追われたりしないで
そこで ....
生活するのでキョウインを始めた


サクジツまでのコロモ

満月を迎えたロウヒ家(オマエ)

格好の良い靴を履き
ヒトデの脳で知識のさんご礁を這ったか


今宵、ヒ ....
毎年、節分の時期が近づいた頃
駅には近所の小学生の作った『鬼のお面』が飾られる

"上手な子"の作品が選ばれて飾られる

自分の作ったお面が飾られる子供は
近所の おば ....
 蒼い地球
 まだまだ知らないことだらけ
 限られた時間の中で
 出会い 別れ
 笑い 泣き

 誰だって光りに包まれていた時代がある
 それを忘れて
 それを懐かしんで
 それ ....
 山のように
 積みあがった吸殻
 明かりが落ちた
 暗い寒い部屋
 
 安コーヒーを口に運ぶ

 今日も恋人に会えなかった
 来たのは酒に酔って調子のいいオッサン
 
 キラリ
 ....
きょうはまめまき
おにはそと
ことしもいちねん
ふくはうち

にほんていえん
おにわそと
きぱじゃまちゃぱじゃま
ふくはうち

おきてるはずだよ
あにはどこ?
ごはんにしましょ ....
『ありがとう』

その一言が言えない。

わからない。
なぜ言えない?
ただ呆然としてしまった。

笑顔で去る君に
言いたかった。

『ありがとう』

次は言えるように
 ....
吉岡ペペロさんのおすすめリスト(10515)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
うさぎ_月の- さくらほ短歌14*08-2-8
銀河_★- atsuchan69自由詩8*08-2-8
探し出してくれてありがとう- こゆり自由詩10*08-2-7
バレンタイン・デー- 風音携帯写真+ ...3*08-2-7
こっちかな- 佐々木妖 ...自由詩6*08-2-7
意気地無し- Honesty自由詩1*08-2-6
吸わない君が好き- くあせ@ ...自由詩208-2-6
Jewelな空の下で- こゆり自由詩4*08-2-6
涙粒- 風音自由詩3*08-2-6
レイン- 春日短歌8*08-2-6
盲た熱帯魚- 渡 ひろ ...自由詩9*08-2-6
きみ子- 海野小十 ...自由詩408-2-6
いくばくか- 佐々木妖 ...自由詩5*08-2-6
この想い、届けたい- Honesty自由詩2*08-2-5
再逢- こゆり自由詩6*08-2-5
黄昏遊戯- 未有花短歌12*08-2-5
インスタント(冷たい小指)- FUBAR自由詩6*08-2-5
- Honesty自由詩3*08-2-4
はねゆき- こゆり自由詩2*08-2-4
正走曲- 佐々木妖 ...自由詩3*08-2-4
栄光の下- 木屋 亞 ...自由詩1*08-2-4
節分_'08- 北大路京 ...自由詩14*08-2-3
真っ白な世界- 風音携帯写真+ ...2*08-2-3
あまおと- caleha自由詩13*08-2-3
生活の海- 西日 茜自由詩5*08-2-2
紫鬼のお面- 北大路京 ...自由詩15*08-2-2
さだめ- 山崎 風 ...自由詩2*08-2-2
光る目- 山崎 風 ...自由詩308-2-2
2月3日の日常- Honesty自由詩2*08-2-2
ありがとう- xたろおx自由詩108-2-1

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