冷えた夜に冴えた月を眺めながら、
あなたを思い浮かべる。
私は窓の鏡のなかで、
薄皮を剥いでいく。

あなたの鼓動が私の身体に触れる。
私は刹那に哀しくなる。
歓喜に触れて哀しくなる。
 ....
楊貴妃の骸を喰らう猫の恋 パトカーで抱かれた夜の鳥兜 あばよボス今日があんたの命日だ明日は餃子が半額の日だ

墨の黒は
普通のインクとは違う
きっと
普通のインクより深みがある
でも
アクリル絵具の黒よりも鮮やかで
水彩絵具の黒よりも頼り甲斐がある

墨に触れたのは何時だろう
中学 ....
痛み 超え
恐怖 超え
快楽 超え
嫌悪 超え
絶望 超え
希望 超え

死を前にして、死を前にして

外界 銀に照り映え在る
純粋にオドロキ確認し
内界 漆黒の光点広がり在る
 ....
キンピラは
豚バラに
甘い砂糖と
濃いめの醤油

オムレツに
隠したベーコン
パリパリと
朝のニュースに
妻と語らう

コトコトと
煮詰める
ビーフシチュー
デミグラスソー ....
スーパーで
里芋 大根 葱 人参 牛蒡 コンニャク 油揚げをカゴに入れ
最後は豚バラを見定めて
鰹節と煮干しの出汁煮込み
信州味噌を溶き
妻に捧げる一椀の思い

のどを通らないのはしょう ....
 断章として出会う
わたしたちは
繋ぎ合わされた
死に往く者の断片として
齟齬と違和で腫れ上がりながら
ひとすじの清流であろうとした
 二人の詩人


                ....
痩せ細り
食べない身体
土曜日に
やっと始まる
治療に期待

商店街
ぽちぽち歩き
ニンニクの
香りに誘われ
焼肉おもう
消えてしまったよ
いくつも重なっていくうちに
それらは透明になって
ゆらいでいるのさ

何処かへ
風はすがた無くすすむ
僕の体温をひやしながら
斜めにばかり向かっていく

もうなん ....
この腕にしがみついた、
性という薄皮の、
一枚一枚をゆっくりと剥いでいく。
そこには薄く赤みを帯びた痛みが咲いている。

煙で見えなくなった、
風呂場の鏡に映る、
あらわになった腕や脚、 ....
おーい 

・・・・・・・。

ちょっと

・・・・・・・。

そこの

・・・・・・。

お茶

・・・・・・。

ひろこ

なーに?

大事です
入院は今週も木曜日
になるまで自宅でゆるゆるしよう

精神病院には其処に住民票が有る人が多いから
三年経った今も顔見知りは居るだろう
三階は重度のジャングルらしいけれど
ぼくは1階で済む
 ....
本来は蕎麦好きなのだけれど
なんだか今日は本場の讃岐うどんが食べたくなった
でも東京周辺では讃岐うどん屋は中々見つからない
あのカツオと昆布の出汁…

そうだネットで探してみよう

真夜 ....
 
ほんとに星になっちまったのかい スターマン

空で待ってくれてたんじゃないのかい スターマン

でも泣かないでいいようにソウルを残してくれたんだね スターマン



 
十年前に名古屋に転勤

一番はまこと屋と一柳の味噌煮込みうどん
つぎは昭和区にあった平和園の名古屋特製ラーメン
そして海午後のチーズオムレツカレー 優しい味
豊田市の山村にあるチャイナポート ....
風が吹いてる風が吹いている

根を失えば失う程
その獰猛な冷たさに気付く
自らが自らに呼び込んだ試練だ同伴者だ

風は吹いてる風は吹いている

全ての在るモノに
それぞれの風が吹き付 ....
玉ねぎを包丁で切ると目がしみる
時計の針の音を聞きながらカレーを作る
作り終えて コップにお酒を入れ飲む
子供の頃から読んでる漫画を読みながら

昔は使っていたけれど
今は使わない文房具が ....
オンコロコロセンダリマトウギソワカ

薬師如来の御真言だそうだ
仏経の事はよくわからないが
どうやら御真言の意味は秘密らしい

オンコロコロセンダリマトウギソワカ

パゴダには薬師如来 ....
あらゆる毛皮という毛皮を剥いで、
あなたをただ見つめる。
そこからはまるで、
万華鏡か走馬灯になった
私たちが見える。
私は手元を見つめる。
もうこれしかない。
新宿東口の街の片隅で、
 ....
水爆かどうか疑問も核は核 大国へチョウセン示す誕生日 暖冬も兜町には続く冷え …屋根から滴り落ちる水滴を見つめて

少しだけ ほんの少しだけ
水の音に耳を澄ませたい
鯉の泳いでいる 石に囲まれた
あの光景を思い出すから

かつての敗者だった僕に
送り届ける安らぎ ....
雑踏をかき分けながら
正午の鐘が鳴る
おなかも鳴れば
そこは立ち食い蕎麦屋
千円札を差し込み
天玉そばの食券がポロリと落ちてくる
ジャラジャラとおつりの音

男たちの背中をかきわけ
 ....
三年前にどうにも眠れなくて
三か月半の入院をした

そして今度はどうにも食べられなくなって
また入院する

そこはさまざまな動物が生息しているジャングルだが
静謐な時間が過ぎる場所
い ....
蒼い夜底の真ん中
白壁の沈黙、ふと絶え

薄い格子戸開ける女の白手
手招き三度、ゆらゆら揺れる

傷だらけの幼子の抱擁
骨組み晒し、癒されぬまま

格子戸の向こうに開ける界
二体の ....
無知のまま、知ろうともないで、
ぐりぐりと孔をまさぐるあなたは、
ややもするれば悪になってしまう。
あなたという私の憎悪を、
優しく抱きしめる、
あなたの腕が皮肉にあたたかい。
私はその腕 ....
           160109

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吉岡ペペロさんのおすすめリスト(10515)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
カンヴァス- あおい満 ...自由詩10*16-1-14
楊貴妃の骸を喰らう猫の恋- 北大路京 ...俳句416-1-14
パトカーで抱かれた夜の鳥兜- 北大路京 ...俳句216-1-14
あばよボス今日があんたの命日だ明日は餃子が半額の日だ- 北大路京 ...短歌316-1-14
- 自由詩10*16-1-14
黒い星- たけし自由詩1016-1-14
私のレシピ- レタス短歌216-1-14
豚汁- レタス自由詩316-1-14
断章遊戯- ただのみ ...自由詩15*16-1-13
今日- レタス短歌116-1-13
無の気配- 陽向∮自由詩13*16-1-13
- あおい満 ...自由詩1216-1-12
大事です。- 佐白光自由詩1*16-1-12
暖冬- レタス自由詩416-1-12
ため息- チーズオ ...自由詩216-1-11
スターマン- 殿上 童自由詩20*16-1-11
名古屋飯- チーズオ ...自由詩316-1-11
リアル・ラヴ- たけし自由詩716-1-11
形の愛- 陽向∮自由詩10*16-1-11
上野大仏- 自由詩3*16-1-11
毛皮- あおい満 ...自由詩616-1-10
水爆かどうか疑問も核は核- 北大路京 ...川柳416-1-10
大国へチョウセン示す誕生日- 北大路京 ...川柳216-1-10
暖冬も兜町には続く冷え- 北大路京 ...川柳316-1-10
鯉の様に- 陽向∮自由詩8*16-1-10
立ち食い蕎麦- チーズオ ...自由詩816-1-10
ハートランド- レタス自由詩816-1-10
逝く骨組み- たけし自由詩7*16-1-10
葱を刻む- あおい満 ...自由詩816-1-10
かざしことば- あおば自由詩11*16-1-9

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