Miracle of rain ----- 雨の奇跡 -----
tomoyan*

赴くままに

応えることが出来るのならば


距離を縮めることもなく

また 離れることもなく


常に一定なまでの

振り子時計のように

時を刻むのも

ひとりでは出来ないのに



いつかは手を離れてゆく 




その瞬間【とき】を

本当は 知っていたのかもしれない




淡かった空が

今は 少しだけ

靄【もや】がかかってる


雨を連れて来た偶然は

虹という 希望をも

運んでくれる



胸に閉まった小さな欠片を

あの空へ 飛ばして




あの瞬間【とき】の雨を


連れて来ようよ




自由詩 Miracle of rain ----- 雨の奇跡 ----- Copyright tomoyan* 2010-04-21 23:54:40
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