つくづく
惜しい
つくづく

よしずも扇風機もスイカも
歯が立たなかった
暑いがらんどうのような
夏が逝く

つくづく
惜しい
つくづく

不安と疑念と我慢を
素肌に貼 ....
どんな時でも
どんな所でも
守ってあげたい
助けたい

君の瞳は嘘をつかない
純粋で輝いていて
何でも見通せる
それでいて脆く儚い

歪がかかり
歪められ
苦しみの底に
安心 ....
傷ついてるあなたには
なにをいっても無駄で
私の言葉が刃物みたいに
あなたを切ってゆく

拒絶する風が吹き荒れて
それでもしがみついて
言いたくないのにとめられないの

わかって
 ....
目を覚まして こすり合わせる
貧弱なものたちの強い毎日
そんなあなたに ごほうびです 

満月が二つ出た
願ってもいないことだったが
ひとつは自分用に
大きなポイで掬った
知り合いの ....
走り続けると苦しい

少し立ち止まってみると

コスモスのお花が目に入りました。

(ああ、そういえば

小学校4年生のときの担任の佐藤先生が

「コスモスは雑草なんだよ」って
 ....
 
 
 
【10 Years】
 
 
 
 人は想像を超えるほどの悲しみを目の当たりにしたとき
 本当の意味での絶望を知る

 あれからもう十年という長い月日 ....
私が私を見ている
不格好な背中が憎い
お前、なぜそこに居るの

私が私を見ている
丸まった背中が悲しい
お前、どこへ行くの
どこへ帰るの
液体で生まれる
混ざりながら/ゆっくりと凝固する
凝固したら溶ける
液体になる
蒸発する

液体で生まれる

あいということ
いきること/しぬこと
今日
万の人が
死にました


今日
千の人が
死にました


今日
百の人が
死にました


今日
十の人が
死にました


今日
人が
死にました

 ....
  ああ
  うん、
  ちょっと待ってくれ
  考えているんだ



  ええ
  もちろん、
  聞いているけれど
  考えているんだ
  感想を
  箇条書きにし ....
シーラカンス

何処にも居場所が 無いっていうことは
何処へだって 行ってしまえるってことなんだ
どんな風になりたいか 望んでないってことは
どんな風にだって なれてしまうってことなんだ
 ....
月夜に
クロール

前進は
藍を割って


どこにも
届かない
それでいて
暖かい


指先は
ゆっくり
夜に染まる
 
 
カマキリ会社のカマキリ社長は
用件が済むと電話を切る
鎌で電話のコードを切る
以下、カマキリ専務、カマキリ部長、
カマキリ課長、カマキリ平社員
みんな電話のコードを切る
だから ....
人一倍寂しがり屋なはずなのに
気がつくと、いつもひとりぼっちになってしまう

これも運命ってやつなのかな




みんなはひとつの輪になっている
それなのにわたしだけ一歩後ろに下が ....
森へ
つづく道は
つめたくて
きもちいいんだ
冬の
シーツみたいに
白くないし
深く
濡れているけど

たとえば
ビリジアンって
色が好きだった
絵の具
 ....
 あたしが初めてそいつに会ったのは、学校に上がってからでしてね。
 昔の親は貧乏に忙しくて、幼稚園児に弁当持たせるので手一杯。湯気立て
て遊ぶ子ども捕まえて、字なんか仕込む趣味もありませんでしたか ....
{画像=110911183602.jpg}


心を写す鏡のようだ
朝のsoraを見てそう思った
自分の心持ちが分かるような気した
元気がある時
後ろ向きな時
強い時
弱い時
so ....
君の眼はいつも遠くをさまよっている
夢の中を旋回するように生きる君の日常
その頃僕は断頭台の上で道化を演じるんだ
そんなの誰も見ていなくてね
すると君に手をひかれていくみたいに
遠く 遠くな ....
私は無力です。
私は無意味です。
私は透明で空っぽです。
まるで生きていないみたいに。

― みんな、似たようなもんさ。





『ホイミ』






休日の ....
 
 原点回帰、という言葉がしっくりくるような気がします。


 中学生のころ毎日のようにこの場所、すなわち現代詩フォーラムに通っていました。しかし高校生になってからでしょうか、忙しくなったこ ....
 
海のように
とおくに流れる風をさらってきたりはしないけど

湖のように
ずっとおなじそらを映しつづけるわけでもない

川のように
あふれたものが自由になるぐらいがちょうどいいね
 ....
大切にしているつもりが
大切に出来ていなくてごめんね

日差しの強い日は
さぞかし調子が良いだろうと思って
直射日光の下に置き去りにし
干乾びて

雨の続く日には
さぞかし栄養が行き ....
よくみられたい
よくおもわれたい
少なくとも嫌われたくない
そんな鎧は
いったん着てしまったら
脱げないよ

いらなかったのに
そんな鎧をいつから
着てたんだろう
重いのに
脱げ ....
あなたのことは好きだけど

あの子のかわりには絶対なりたくないし

 

だから慰めないよ
存在には理由がある
本当に大切なこと
今夜こそ教えてほしい

言い換えるのなら
存在には使命がある
いつも存在は
この世で何かを果たすために
生まれてきた
どんな小さなものでも
存 ....
熱がある時に観る
テレビのような現実が
頭の端っこで丸くなって
きれいに瘡蓋になる前に
剥がして/痛がって/泣いている
ぽとり



つぶやきをひとつ
落としてきた
苔の生えた出会いのテクニックのように


ぽとり



つぶやきをひとつ
落としてきた
迷子猫のような写真まで貼りつ ....

彼女は晴れの日でも傘を差している
雨を異様に怖がっているのだ
酸性雨を浴びると体が跡形もなく溶けてしまう
という話を子供のころに聞いて以来
ずっと信じているらしい
雨が降り出してから差 ....
 
 
ホタル、採れたよ
光の点滅する虫かごを掲げて
妻と娘が遠くから走ってくる
遅かったじゃないか、心配したんだぞ
そう言って犬と駆け寄る
月明かりの下
家族で手を取り合う
(犬は ....
空いた
椅子の上には
ゆうぐれが降っていて

絵描きになれない風たちは
せめてもの代わりに
言葉を混ぜて
去っていく


取り残された場所に
おそらく施錠は
必要ない
 ....
るるりらさんのおすすめリスト(6754)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
つくつくぼうし- nonya自由詩19*11-9-14
どんな時でも- ペポパン ...自由詩4*11-9-14
傷ついた鳥- 朧月自由詩311-9-14
正しい月- 唐草フウ自由詩14*11-9-14
佐藤先生へ- あきひめ自由詩111-9-14
10_Years- 綾瀬たか ...自由詩111-9-14
私の背中- 青井とり自由詩311-9-13
あいということ- つみき自由詩611-9-13
命の距離- 三之森寛 ...自由詩111-9-13
相槌- 草野春心自由詩211-9-13
シーラカンス- itukamitanij ...自由詩511-9-13
クロール- はるな自由詩511-9-13
カマキリ会社の皆さん- たもつ自由詩1011-9-12
許されたひと- 恋月 ぴ ...自由詩28+11-9-12
ビリジアン- 水町綜助自由詩16*11-9-12
_を- salco散文(批評 ...5*11-9-11
朝のsoraと太陽- beebee自由詩24+*11-9-11
壺中の天- マチムラ自由詩2*11-9-11
ホイミ- 村上 和自由詩211-9-11
原点回帰- ゆみやま散文(批評 ...3+11-9-10
青のように- 四帰自由詩411-9-10
植物が育てられない- なぎね自由詩311-9-10
あたしのまま- 朧月自由詩811-9-10
無題#- くろきた自由詩2*11-9-10
丁寧に書こう- 渡辺亘自由詩211-9-10
頭の端っこ磨り減らして- つみき自由詩911-9-10
ぽとり- nonya自由詩15*11-9-10
彼女らはいずれも澄み切った声をしていた- 吉田ぐん ...自由詩2611-9-10
月明かりの家族- たもつ自由詩311-9-8
埃まみれ- 千波 一 ...自由詩20*11-9-8

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