私の影。

私の存在。

光と私。
{引用=頂点はさらに、高さを増す。塔の上に塔を
重ね、そのようにして時代はいつも、賑や
かに葬られていく。足元には、無数のメタ
セコイアが植えられ、手をのばして、空を
仰いでいる。道は、休むこ ....
見えるものは分解し
聞こえるものは融解し
感じるものは一体となる
世界はバラバラに崩壊する!

それは俺が張り裂けるのと同じこと
堪えがたきこの苦痛!!
忌わしいこの世!!

俺の核 ....
 
 
時計の断面が落ちている
側に誰かの置いた花束がある
初夏の陽射しは影をつくり
わたしはわたしの影を
地面に埋めていく
勝者などいない
敗者だけの戦いが終わったのだ
イワシの缶 ....
狩野川台風で橋が落ちたために
駅からタクシーで大まわりして
修善寺温泉街にはいった
九歳のぼくは父と母に連れられて
和風の大きな旅館にはいる

玄関をあがるとすぐに大きな池がある
池の周 ....
深夜 ライブの帰り
ぼーっと ゆらめく半月に
見上げ つぶやく

飲み会で ふわふわした
足取りで着いた 
駅のエスカレーターの下

料理がしたくなくて
焼酎の炭酸割りを 口にふくん ....
最近、ライト・ヴァースや大野 新という詩人に興味があり、調べたりしたのですが、本が図書館にあまりないので、その二つの言葉でひっかかった天野 忠の詩集を借りました。

ところで、ライト・ヴァースって ....
こずえとこずえをむすんだ線で空を区切ってください
右側にあるのが悪い雲
左側にあるのが良い雲です
どちらにも雲がなかったら
そこが天国です
明るい空から
さわさわと緑の雨が降るから
おまえの誕生日は
いつも濡れている

水色の
ローラーブレード
畳の上で
肘あてや膝あての
具合を確かめている
それは
おまえを守るため ....
 
 
 
【沈黙のサリー】



 サリーは耳が聴こえない。
 それは先天的な病によるものではなく、
 ある静かな夜の床で無常にも爆音に襲われたからだ。
 それ以来、サリーは耳が ....
自然には矛盾がない
人の心が矛盾を作り出している

三回忌法要で坊さんが話された
訓話の言葉を噛み締める

語る言葉が圧倒的に足りない僕は
何を書き残そうとしているのだろうか

語る ....
何もかも変わって

何もかも変えられない

そう分かってるけど

電話越しのライターの音で

あの時に戻ってしまうの

何もかも変わったと言うけれど


笑いながら些細な事を ....
小学校の体育の時間に
逆上がりができなかった
隣りの席の女の子が休み時間に
鉄棒をしにいこうと誘ってくれた
ぼくらは二人で
校庭の隅に立つ鉄棒に向う
鉄棒は低いのから
順番に高くなってい ....
もう僕の蔵には
ひと握りの米すら残っちゃいません
肌を通り過ぎる風に目を細めつつ
両手を広げるのみです
ハッカの香りが立ち上り
空をますます青くします
青空はいいものです
苛立ちも焦燥も ....
 白紙の畑がひろがっている
 一本道をゆく
 と、ポツンと
 巨大なショッピングセンターがある
 集合住宅のコンクリート塊が墓標のように、山塊のように建っている

 そんな
 ....
夜のわたしは
太陽のうしろで一人
藍色の鏡を抱いて泣いている

眠るように
唄うように

仄かに輝くことしか
ゆるされないわたしは
信ずる者は望まない

猫のように
従順ではな ....
握りこぶしに八割の水分
寝具に横たわり
タンクトップも脱いでしまって
タオルケットに巻かれてしまえ
コットンが素はだかを優しく撫でる
身体感覚が昇るからうつぶせを楽しんで
ひと ....
俺は祈る
君が可愛い笑顔を浮かべる日々が
ずっと続くことを

俺は祈る
君と友達の楽しき青春の数々が
溢れるようにあることを

俺は祈る
君の前途が気高き祝福に
満ちたものとなるこ ....
閉めきった部屋の中を
風が吹き荒れるなんて信じられる?
でもそれは本当のこと

現にそれで海は荒れ
帆をたたんだ私の帆船は
航路をそれて思わぬ方へと運ばれた

情熱からくる行為のそのほ ....
わたしのことばが
唯一のものではないと知っている
幾千万の文字列を従えて歴史は動いている
止めどない比喩の群れを追って
捕まえた星のひかり
何億光年も前に息絶えたいのちの尊さを
思い出して ....
孤独でない人間なんていない。
その事実だけが、私を安堵させる。

職場の上司が、手品を始めた。カード手品ってやつだ。時々、その成果を披露してもらう。だいたいは金曜日の飲み会である。飲み会自体が手 ....
ははは
ひひひ
ふふふ
へへへ
ほほほ

愉快でならない。
自分の時間が進んでいる。
自分の思い通りになり
好き勝手な事を言って
感謝される。

強引でない。
心を聞いて
 ....
{引用=

 またいつもの
 自転車にのって
 ぼくがむかっていた
 先とは
 どこだろう

 でも
 いまは
 どこだろうがかまわないおもいでいっぱいなのは
 はたして
 ど ....
朝の訪れるたび
切り離されたからだを思う
昨日との交信が途絶えて
寄る辺ない
なまぬるい風に
輪郭を確かめる


季節がしみこんでくるのと
季節に染み出していくのが似ている ....
日曜の
午前三時


手足のない男が
金網に入り
手足のある男と
2ラウンドを戦う動画を見る


手足のない男は
手足があるときは
アマレスの
 ....
現代詩は難しい
まず発音が難しい
ローマ字で書くとge・n・da・i・shi
軟口蓋破裂音だったり歯茎破裂音だったり摩擦音だったり
口に出すからには覚悟がいる
語末の[si]っていうとこまで ....
7日に蛭木の浜に下りていき
ヨガをする。
足の爪先から、踵まで、ゆくりと着地する。
干潮を合図に背中を反らせ、アーチを模る。
オヒルギとメヒルギが
音をひらいて絡み合い
嘆いて赤土を溶 ....
 泣く女

泣く女は階段の下で
セーターを編んでいる
赤い毛糸と緑の毛糸で

 哀れな女

シンデレラは靴の片方をなくした
シンデレラは靴の片方を探している
シンデレラは義足の片足 ....
彼女はきれいなシールをたくさん持っていた
そのシールを貼れば
どんなに汚いところもきれいに見えるようになった
彼女は通る道通る道にシールをどんどん貼っていった
それまで汚かった道も
 ....
 
 
今日は
金曜日だったね
通りすがりの
人がいう

ふりかえると
そこには
金色の
金曜日が
あるのだった

繁華街が
眩しく
私の背中にも
反射している
 
 ....
るるりらさんのおすすめリスト(6711)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
光と私- 小鳥自由詩310-7-4
トーキョー- 望月 ゆ ...自由詩32*10-7-4
全にして一、一にして全- 一 二自由詩210-7-3
花束- たもつ自由詩810-7-3
修善寺狂想- 殿岡秀秋自由詩510-7-3
な・ま・え- 森の猫自由詩3*10-7-3
借りた詩集_天野_忠詩集- ふるる散文(批評 ...11*10-7-3
真夏未満- 橘あまね携帯写真+ ...1110-7-2
水色の車輪- 佐野権太自由詩21*10-7-2
沈黙のサリー- 綾瀬たか ...自由詩310-7-2
矛盾- kauz ...自由詩6*10-7-1
広島- 伽茶自由詩2*10-7-1
逆上がり- 殿岡秀秋自由詩410-7-1
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轍は白いミミズ腫れで_ーー作家Tに- 石川敬大自由詩1210-6-30
『下弦の月』- あおい満 ...自由詩4*10-6-30
肌のよる- たちばな ...自由詩18*10-6-30
愛は祈りだ、俺は祈る- 一 二自由詩410-6-29
閉めきった部屋の中で嵐はうまれ- 瑠王自由詩4*10-6-29
間奏- かんな自由詩7*10-6-28
Magic- umineko自由詩19*10-6-27
笑い- ペポパン ...自由詩6*10-6-27
日曜日のカエルは旅好きである- 石川敬大自由詩2810-6-27
alt- 橘あまね自由詩28+10-6-27
日曜の午前三時に- ホロウ・ ...自由詩4*10-6-27
曖昧なイーミック- 海里自由詩310-6-26
マングローブ・ヨガ- 楽恵自由詩9*10-6-26
食傷- salco自由詩22+*10-6-26
ラブ_アンド_ピース- くなきみ自由詩3*10-6-26
反射- 小川 葉自由詩310-6-26

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