午後に目覚めた双子の猫が
雨のむこうのはばたきを見ていた
夢の音から目をそらし
見つめた先にはばたきはあった


はばたきは薄く光を帯びていた
ゆっくりと近づく別の ....
魚の群れが夜を飛び
鱗と涙を落としては
何も無い地を焼いていた
火の端々が鳥になり
さらに暗い夜へと去った


雲と砂の波のなかで
魚は涙を閉じていった
白と ....
花が居て
狂いたい
と言った
なにもしてやれないので
川にうつる枝のなかに立ち
はらわたの森をひらき
ここにお入り
と 言った


蝶が来て
狂いたい
と言 ....
1.

海底にねセ氏120度の温泉を噴き出す海底火山があってね そこにはまっしろな蟹が住んでるんだよ なに食ってるかって硫化水素を利用して増えるバクテリアとかなんとかそんなものを食ってるんだけど  ....
 数ヶ月前のことになりますが、触発する批評http://takemoto.picot.ne.jp/incentive/に「ネット詩について」というスレッドがあって、それを読んだとき、「ネット詩」という .... (曙)

薄暗い部屋の中
光のはしごがすうっとかけられ
それは
雨戸の隙間から漏れていて
僕はふとんから起き出て
手を翳した
掴むことはできない
ああ それでも
 ....
山田さんの文章を読んでいたら、とりあえず以下の文章をここに預けてみたくなりました。2000年7月、「詩と思想」特集 電子ネットワーク上の詩人たち、に掲載されたエッセイです。

■ネチズンたちの詩メ ....
二十数年前
大量の醤油を飲んで自らの命を絶った科学者がいる
それが私の父だ
いったいどれくらいの醤油を飲んだのか
警官が説明しようとすると
母はそれを遮り
私の手を引いて長い廊下を歩き ....
にんじんの悲しみは ピュ―ラーで一枚剥けばはがされる

じゃが芋の苦しみは 包丁のかどで丹念に取り除く 
芯が残らないように  
これは ソラニンっていう猛毒なんだって

玉葱の恨みは じ ....
白い
白いブリーフ姿
白いブリーフ姿の中年
白いブリーフ姿の中年がベッドの脇で
準備体操

白い
白いブリーフ姿
白いブリーフ姿の小太りな中年
白いブリーフ姿の小太りな中年がマンガみ ....
{引用=
 未詩とは、未だ「詩」ならざるもの、という意味の造語です。{画像=050529070227.gif}「詩」のジャンルはちょっと雰囲気が合わない、または、詩というよりも「ひとりごと」に近いと ....
るるりらさんのおすすめリスト(6754)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
猫と灰蛾- 木立 悟自由詩303-10-7
先魚進紀- 木立 悟自由詩703-10-6
ノート(緑透火)- 木立 悟自由詩1703-10-6
白熱- 佐々宝砂自由詩503-8-31
「ネット詩」の思い出- 渦巻二三 ...散文(批評 ...1303-8-21
チンダルのはしご- AB(な ...自由詩803-8-20
ネチズンたちの詩メディア- 川村 透散文(批評 ...303-8-13
醤油- たもつ自由詩9203-7-9
ビーフシチュー- 野島せり ...自由詩303-7-7
準備体操- 紀ノ川つ ...自由詩503-6-3
カテゴリの'説明(未詩)- 片野晃司未詩・独白4+03-3-31

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