(缶詰めか
砂が先かと
)猫を踏む 。




森のなか
(猫踏んじゃった
漁るひと
帰宅して電燈を点けた途端に揺れ
ちょと焦った
テレビを点けると震度3と出
8月31日までも揺らすとは
しつこいのは嫌いだ

ようけ揺れた夏だった
円高も史上初75円台に突っ込んだが
印 ....
 人に歓びを
 捧げたいと思う
 思わぬ悪意で
 出来ている
 このからだ
 皮膚の下で
 水滴に
 よく似ている
 骨が歌う
 ハッピー・バースデイ
 止まぬ時に
 生まれ ....
こうしてまた
私は還ってきた
別の混沌から
元の混沌へ

この世はただ混沌が
現象するだけの場所
あの世ではすべてが絶対的に
整理されている

  (おそらくそこに、)
  (天 ....
…見ていたものはいつも成功だった
いつだってそう
僕は金だけを手に求めていた気がする
思い描いた物語の中で
僕は決して臆病だったわけではない
人間のことがいつも嫌いだった
通りではいつも子 ....
自転車で
スローダウンして
見上げた初秋の青空に
アオスジアゲハ
自然にまかせて舞おうとする
あなたのようだと思う

今朝気がついた秋は
褐色の落ち葉
乾いて道端に身を寄せ合って ....
この雲は 秋コレクション 網目織り  
踏み付けてやりたい、この臆病な息遣いを
土のまないたに寝かせて
10本の指で隠しただけの双眸を
なまぬるい血を寄せあつめただけの心臓を
どうせくくりつけられた調理台から逃げることなんて  ....
雨や雪やもしくは火山灰
降り積もるものに閉ざされるとき
あおぞらに解き放たれた高層雲が眩しいとき
それら、数え切れない
ゆえに無限に近いものを見上げるとき
からだは静かな楽器になるのです
 ....
リアルな夢を見た日は
夢と現実の区別がつかなくて

夢の世界では
目の前にあるものと現実とを混同して
おかしいなぁとかいって頭をひねるし
現実の世界では
この間はこんなことがあったはずな ....
とんとん ふわり

軽やかに

嘘をついて まわりましょう

さあさあ どうか

鬼さんこちら てのなるほうへ
 
はるか明日をながれてゆく、あいまいなけむり
大きなくろい灰につつまれてしまって 見えないけど

あたらしいめざめを待っている
無数の とじられた視界のとなりで
あたらしいものがめざめる ....
「明日も雨、降るのかな。」
「綺麗な月が出てたから、きっと晴れるわ。」




5.

黒い服
白い首飾り
海底バスに乗って街を行く
灰色の上空には
ゆっくりと沈み来る夕日がな ....
台風がそれて良かったと思うものの
荒れ狂う里川の変わりようを
術もなく見つめる老人の眼差しに寄り添うことは難しい

人様の身の上にふりかかった災禍などと
素知らぬ顔して晴れ上がった台風一過の ....
純で
真っ直ぐな
君を想う

だんだん
うちとけてきたね

お酒が好きなのも
一緒だった

今度飲もう

何時になるかな

君と一緒だと
楽しくて
飲みすぎてしまうかも ....
人間だから
人間を愛する
人間だから
人間を殺す
人間だから
人間に優しくする
人間だから
人間に冷たくする
人間だから
人間に傷付けられると胸が痛くなる
人間だから
人間を傷付 ....
できる
できる
なんだってできるもん

田んぼのよこの小川だって
ひとっとび
とんぼだって
つかまえられる

このまえなんか
でっかいたいよう
手の中につかまえちゃった

あ ....
午後の風がきみの髪をなぜる
ああ、とてもいいにおい
ぼくは小さな蜂になって
きみの、ひまわりの笑顔にとびこみたい

甘ったるく歌ったり
背伸びして空をかじったり
きみの気まぐれな野性に
 ....
わたしが うたえるのは
あなたが ここでねむっていてくれるから
その細くあたたかい寝息が
わたしの血を走らせて
うたいたい
うたいたい
気持ちにさせてくれている

東京のはずれ
今日 ....
ちいさい秋見つけたの輪唱は
町の裏路地を通り抜け
いつしか夕日ばかりの
河原の土手へと
手をつないで駆けてゆく
そんな幼い日の幻影が
電信柱の後ろから
にっこりと顔をのぞかせ
むかし聞 ....
僕はあなたのことが好きだ


僕はあなたのことが好きだ

誰かを好きなあなたが好きだ

誰かに好かれているあなたが好きだ

僕はあなたのことが好きだ

誰かを嫌っているあなたが好 ....
きょう
きみがうまれたひに
たどりつきました
ふたりでいっしょに
そのいみをすこしかみしめたい

いきかたは
ひどくつたなくて
そのすえに
きみにであったような
きがした

 ....
走るトリル
軽快な鍵盤の連打を聴くうちに
視界が開けて広大な一本の道が現れる
どこまでも追いかけてくるスケール
トップスピードの旋律に
併走したくて意識を集中させる
Gコードを ....
名前が流れる
片方の羽がない蜂や
スナック菓子の袋と一緒に
名前が流れる

あんたに呼んで欲しかった
あたしの名前
あんなに呼んで欲しかった
あたしの名前

藍色の夜に
ようやく ....
いちにちが
てのひらからこぼれ落ちる

肌をさす
いたいものは
ここの
目に見えないところにかくじつにあって
それはいちにちと一緒に
こぼれ落ちてはくれない

赤い夕陽が木々の葉脈 ....
「一人でディズニーランドのフィナーレに上がる花火を見た。
水族館の多面体ガラスドームに、ダイアと花の観覧車が映る時
すごくきれいだと思ったけど、同時に私が人生に欲しいものって
何だろうって ....
孤独のナイフを
ふところに隠し
獲物を狙っている
血に飢えた男

信頼関係がない
誰も信じられない
怖くて仕方ない
安心できない。

敵を見つけるのが好きで
味方には目を向けない ....
生きることが怖くなって

現実から逃げたら

暖かい太陽の下についた

ふっと思い出した



「おはよう」と声を掛けてくれる

私は「おはよう」と控えめに答える

天使は ....
  

かゆい
ボタンがある
誰が押すんだと昨日まで思っていたのだが
すこしだけでも忘れさせてくれるのなら
かゆくてもいいかと思う
今は そう思う

それなら
その横のボタンのほう ....
小さい時から、人の背中に蛇口が見えた。

それは、僕が小学校に上がるか上がらないかぐらいの頃だったと思う。
その日はとても暑くて、公園で一日中友達と駆け回って遊んだ僕は、夕方、皆が帰ってしま ....
るるりらさんのおすすめリスト(6754)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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一滴- 古代 透自由詩5*11-9-7
混沌- 岡部淳太 ...自由詩3+11-9-7
ロック・ユー- 番田 自由詩111-9-7
アオスジアゲハへの手紙- たちばな ...自由詩17*11-9-7
秋物- subaru★川柳6*11-9-7
四季渡り- 四帰自由詩211-9-6
ふりつもるものに- たりぽん ...自由詩8*11-9-6
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鬼事- 一酸化炭 ...自由詩111-9-5
払暁- 四帰自由詩311-9-5
海底バス- 村上 和自由詩411-9-5
対岸のひと- 恋月 ぴ ...自由詩2911-9-5
君想う- 森の猫自由詩13*11-9-4
人間だから- yamadahifumi自由詩111-9-4
こども- マチムラ自由詩1*11-9-3
片恋と残暑- あまね自由詩24+*11-9-3
童謡- 伊月りさ自由詩511-9-2
かごめかごめ- マチムラ自由詩7*11-9-2
あなたが好きだ- yamadahifumi自由詩111-9-2
りょう/うまれたひ- かんな自由詩21*11-9-2
ジャズ・ピアノ- 渡 ひろ ...自由詩18*11-9-1
通行人_A- blue自由詩711-9-1
漏日- 岡部淳太 ...自由詩511-9-1
どしゃぶり長距離ランナー- 麦穂の海自由詩4*11-9-1
孤独のナイフ- ペポパン ...自由詩6*11-8-31
天使の羽- こころ自由詩111-8-31
ボタンを押したら- AB(な ...自由詩311-8-31
蛇口- ときこ散文(批評 ...411-8-31

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