慈愛に満ちた器の中で
小さな生命が動いている
朝陽浴びる日を
抱いてくれる愛の手を 求め
器の中で静かに開かれる日を待っている

慈愛に満ちた器の中で
小さな生命は逃げ回っていた
己を ....
空いてます
ぼくのとなり

とても広くて
あなたのわがままはすべて叶います
来ませんか
ぼくのとなりへ

ちょっと高くてこわいし
階段もないけど
その右手も 左手も
ぼくに差しの ....
その時が来たのならば
全ての窓を開け放しましょう
それが その時であるのならば

まいにち みて いるのだけれど

ひざの上で組まれた指が
互いに爪を立てている
 ....
ミンミンゼミを食べた
ツクツクボーシを食べた
アブラゼミは食べてない

口をあけて上をむいたら飛び込んでくるんだやつらは
ばかだから

ミンミンゼミを食べて
ツクツクボーシを食べて
 ....
雨が降る

そこは傘をさせる場所になる

悲しみがある

でもぼくにはもう

感情をあらわせるひとはいない

雨が降る

そこは傘をさせる場所になる
金曜の午後4時15分
学校帰り
アメ横手前のマックでコークのラージを買い
UJは
向かいのMODE OFFに入る
『 いらない服お売り下さい 』
コーラほどの肌色が目を引く
全面ガラスの ....
僕は長い廊下を
 ずっと歩み続けている

あの日、見た夕陽は
 今も瞼の裏に焼き付いている

あの日、怒った先生の顔は
 可笑しいような悲しいような顔だった

僕を殴った同級生は
 ....
おじいさんに ばらの枝を もらった

「土に挿しといたら 根が生えて
           やがて花が咲くよ」
と言われた

素直に 土に挿して 水をやった

春になったら  ....
赤ん坊が
すやすや眠る
さわやかな風
ゆったりした時間

純粋な心
曇一つない
柔らかくて
ふわふわで

神聖な空間
悪魔なんぞ
存在しない。
心が現れる。
涼し
涼しと
思うたら

わて
こんなに
なっとった

ホンマ
涼しいなぁ
立派な人になれなくてもいいから嘘をつきたくない
たくさんお金を稼げなくてもいいから嘘をつきたくない
かっこいいスーツが着られなくても
おおきな家に住めなくてもいいから嘘をつきたくない
どうかぼ ....
青黒い皮膚の下で
躍動する肩甲骨に
未熟なサーファーが乗り上げて
水飛沫を上げて砕け散る

白い泡立ちとなって
打ち寄せる指先は
永遠に砂浜を掴み損ねて
桜貝の汗を置き忘れていく
 ....
眠れない空虚な夜にずっくりと爪立てて食ういちぢくの実


いまここで痛みが喜びを呼ぶような一人っきりの罪をつくろう


なにもかも不器用だからならいっそ壊せ良い子の人形劇


〈わた ....
ひとの一生ははかなくて
ふいにやぶけてしまう
ぴんとはった
うすがみのように

3月11日
がんを患うあなたの目の前で

おそらく数千の一生が
一瞬にしてやぶけてしまった


 ....
溢れる光が やさしく ふたりを包む
頬に触れたあなたの指先
くすぐったくて 思わず笑った

春の陽だまりの笑顔で 
あなた いつだって泣き虫なわたしを救ってくれたの

さくさくさくら…… ....
戻れそうで、戻れない
記憶をたどる
指のさきに、夏の
光があった。


光は
しずくとなって、
虹色の、かげろうをつくった。
ゆらめいて
いのちのかたち。
輝いて
一瞬を生きて ....
  そんなに簡単に
  悲しむなんて
  駄目だよ
  ぼくが許さない



  レモネードがはじける
  モリッシーが嗤う
  あまりに
  ぶきような
  きょうの日 ....
私に見えるのは青い空です
むかしむかしのお話で真っ白な山神の鹿が
かわそうな猟師に撃たれて死ぬ時に
倒れながら片目で仰いだその空です
そうしてさいごには
真っ白な鹿も猟師も病気の娘も
帰っ ....
{画像=110824232540.jpg}


人に優しいから自分に優しくなれる / 逆もまた真なりだ

一生懸命生きて来て楽なことばかりじゃない
辛い時にしっかりと支えてくれるもの /  ....
玉蜀黍

玉杯を挙げながら
君の衣剥ぎ取り
下弦の月に捧げる

濁っていたかもしれない
闇に光る眼差しも
火照った君の肌に淡く溶け出す

黍の甘さがそのまま
横たえた身体から呟 ....
俺?

俺はぼろぼろになってあの街から追放されたんだ

え、泣いてやしないよ

この泥があるからこそ蓮の花も咲くらしいから、大丈夫だよ


こころの問題じゃない

脳の問題だ
 ....
じめんのうえにたっています

あしのうらにたいおんがあって

じん

とします

ときどきそらをみます

とんでいるものがあってわたしは


鳥瞰図


みごとなけしき ....
「たより」

生活に疲れた頃
きみは ゆっくりと やって来て
るすがちな ポストに
ことり、と 手紙を 入れて行く
とにかく 早く 帰りたいと
ばかみたいなスピードで
のほほんと暮らす ....
「花を踏み付けないで下さい!」

と詩人は言った

インタビュアーは花を踏みにじりながら聞く

「あなたはどうして詩を書いたのですか?

あなたはどうして詩人になったのですか?」

 ....
丘の上に立つと
夜空にはたくさんの発光体が
空に向って地上から降り注いでいるのが見える。

一様に
ボーっと輝いているが
明るさにはほど遠く
夜空に闇に吸い込まれて行く



 ....
小さな人は
蛇口を見上げてみている
透き通った水を
それよりもきらきらした瞳で

私は
流れる水を下がる視線でみていた

キット違う
その世界を知りたいけれど

なぜか小さな人の ....
夕陽のみえる小さな丘には草が生い茂り
一日の終わりは黙ったままで座ってた
さっちゃんはスカートを抱えて後ろ向き
太郎は三つ葉をひとつ、ふたつとちぎりながら
ぼくは寝そべったまま消えか ....
こぼれおちる



目からじゃないし

鼻からでもない



胸の奥がじんわり温かくなって

こぼれおちる



声を聞いても



姿を見ても



 ....
バカは場数を踏まないと直らない
本当のバカはずっと踏み続ける
バカには二つあるんだと
バカなことをしていたオレに
父は言っていた

オレは仕事バカの父に
バカは三つある
三つ目はバカを ....
眠れない夜は羊人間の数を数えて眠るとよい

ゲバ棒を構えた少女一斉に海に向かって雪崩こむ夜

ひき割りの納豆の雨さめざめと夏の夜更けに卒塔婆を濡らす

子供たち川を流れてゆく途中賽の河原で ....
るるりらさんのおすすめリスト(6712)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
慈愛の器- 洞野いち ...自由詩411-8-28
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モード_オフ- salco自由詩4*11-8-27
学校の思い出- yamadahifumi自由詩111-8-27
夢の庭- 佑木自由詩3*11-8-27
ゆりかご- ペポパン ...自由詩5*11-8-27
涼しいなぁ- 森の猫携帯写真+ ...17*11-8-27
ぼくのゆめ- 橘あまね自由詩511-8-27
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3月11日- 麦穂の海自由詩7*11-8-26
Cherry_blossom- 洞野いち ...自由詩511-8-26
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レモネード- 草野春心自由詩10*11-8-25
- マチムラ自由詩3*11-8-24
人生捨てたもんじゃない_/_あなたに想う言葉- beebee自由詩21*11-8-24
玉蜀黍- 乱太郎携帯写真+ ...16*11-8-24
この泥あるからこそ咲け蓮の花- 吉岡ペペ ...自由詩1611-8-24
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通夜ー改訂版- ……とあ ...自由詩1411-8-22
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とれもろ- アラガイ ...自由詩5*11-8-22
こぼれおちる- 暗闇れも ...自由詩111-8-21
バカずを踏む- イオン自由詩3*11-8-21
羊人間の夜- 春日線香短歌311-8-21

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