螺鈿細工は複雑な表面構造が生んだ
いくつもの光が干渉して美しく輝く

池に落ちるいくつもの雨粒の波紋は複雑に
ぶつかり合い互いに干渉して広がり解け合う

この世は複雑に絡み合い
干渉 ....
ツッコミが「なに村河内守だよ!」そうなるようにボケてください シッポを切って逃げる
簡単…でも必死

自発的な変化
エントロピーは常に増大する
生き延びるのだから場合の数は増える…
当たり前のこと

こわい夢/現実から
すんでのところで逃げ出せ ....
目ェ凝らすと
吹雪のなかサ
色んた色した人たちが
手ェあげておどってらった

赤ェの青白ェの、黄色いの
さまざまな手やら足が
終わりの雪のなか
ヒラリヒラリとおどってらった

あぁ ....
草木萌動
そうもくめばえいずる


厳しい季節を越えて
蓄えられてきた力が
和らぎ始めた光と風の中へ
堪え切れずにはみ出す

樹皮を突き破って
凍土を持ち上げて
命のベクトル ....
 1

目を瞑って
灰の砂漠を
食べていると 
こころは徐々に
ひからびて 
ちっぽけな
雲塊になって 
コトコト笑う
鳥の頭蓋に
埋め込まれる 

鳥のくさめ
いや、くし ....
死について考えたことありますか
記念日とやらに考えるだけじゃなくて
考えたことありますか
名もない雑草のようなそんな
人の死について考えたことありますか
大きな出来事による死ではない死につい ....
ひらがなでいえない〈いかり〉の
まっすぐなほのおが
うつくしいめのなかでもえている


さからってはいけない〈ちから〉の
ひんまがったろうやで
くさりきったやりくちにもだえてる


 ....
春色のセーターをほどく
うねに添って並ぶ
小さな毛糸の環が
現れては消え
現れては消え
優しく解体されながら
終点に向かう

逆回転を奏でる音楽のように
くぐっては消え
くぐっては ....
幼いころ
せっかく瘡蓋になると
はがして食べちゃう癖があって
これがどうにもこうにもやめられない
しちゃいけない、なんてことは
五歳でもわかるんだけど
知らず知らずのうちにやってしまう
 ....
  日がないちにち、きみは
  ふたの閉じたオルガンにむかっていた
  やりばのないかなしみはもう、
  とうの昔に過ぎさったはずなのに
  雨をうけた一頭のサフォークが
  抱いて ....
アンパンマン、カレーパンマン、食パンマン、きみの笑顔で元気100倍



幼児向け番組の歌すらすらと歌い踊れる母一年生



せがまれて背に子を乗せて馬になり三往復目で寝息きこ ....
どんなに文面を睨んでも
だれの思いも入ってこない
女子高生が好んで使う絵文字の方が
むしろ直観的で
好きなひとをおもむろに抱きしめたくなる
そんな ....
じぶん
が揺らぐ
動と静の密林で
わたしは
音と
光と
緑と
土と
一緒になる
「そういう気がする」
のではなくて
本当に一緒になる
わたしはバラバラで
形はなくって
そん ....
雨を轢く車の音が
電話の呼び出し音の行間に
打ち寄せてくる

湿り気を帯びたルーチンワークは
未だ真綿に包まれた意識の中

縋りつくように盗み見る
スマホには温度の無い文字列と
 ....
もしもとか架空の話はしたくない今のわたしがいなくなるから



カレンダー千切っても過去は消えないよ未来だけがそこにはあるんだ



意味のない言葉ならべて意味つくるそんな毎日送ってお ....
レインボーレイン

子供の頃の話

雨が降っていました、ジョーロから出た小さなアーチを描いた雨。

空は晴天で少し暑いくらい。僕は半袖でその小さな雫の中に、虹がかかっているのに、気がついて ....
美学とは通りすがりの余韻です
うかんむり招くは窓に存在のひらかれたこころひとりふたり
日曜日尖った文字がほどけてくきみのあくびが伝染するの

もりのおくかくうのさかなレンアイのうみますたまご ....
           作者を眠らせ/この頁の余白に/雪が降り積む

































 ....
手近な男とくっついちゃって
あたしもヤキがまわったかなあと
それが照れ隠しなのは
彼女の顔を見たらわかる

手近な言葉
ありふれた言葉
黒板消しで拭くたびに
私の屋根に白いチョークの粉 ....
海の水をふるい落として
陸にかたむいた者たちが

熱にかわいて
石くれにうずもれていく

やがて誰かに掘り出されるまで
かれらは 海の夢を見ている

かれらの
海の後遺症は消えない ....
こんにちは、香瀬です。さいきんはcaseです。
一昨年末に「HHM」と題して開催いたしました批評祭の第2弾の開催が決定しました。
詳しくはこちら。

HHM2要項(http://po-m.co ....
グーグルマップカーだ

こんな街角の検索に

へんな遠近感でオレ出演してしまうのだ

なぜオレはこの車を襲撃しないのだろう


グーグルマップと原子力発電所は似ている

電源喪失の原子力発電所

宇宙 ....
生まれてきたときに、私はどこから来たのかと
問いはしなかった
たぶんこの世からわたしがいなくなるのは
どこで、とは問いもしないだろう

「忘れられないこと」が大切なこととは限らないように
 ....
オランダの
アンネフランクの隠れ家に行った
そこは8人が2年間暮らすには狭く
人との距離は驚くほどに近い
そこでアンネは昔
8人に対する
本音の日記を記す
その距離は驚くほど近いから
 ....
むくろと暮らしたことがある
たった数日

むくろは
案外しずかで
ちょうど
子供がいたずらに
掛け布団の下 座布団を仕込み
あたかも眠ったふりをした
そんなふうな

かつて肉体だ ....
丸くならないダンゴムシの足が多い ほぼ等間隔に置かれた
不安のハードル
倒さないようにしながら
生真面目に歩く

決して抜け出せない
ループの回廊
天気はいつも晴れのち曇り
ところにより雨

ほぼ等間隔に現れる ....
104歳の詩人、まど・みちおさんが老衰で亡くなられた。
そんな歳まで詩人のままだったなんて、すごいことだ。
追悼の意味もこめて、すこしだけまどさんの時を巻き戻させてもらいたい。
巻き戻しても、ま ....
まどみちおさんの訃報に泣いている場合じゃない!ので、。ちょっぴり、あわい思いでなんかをですね。恥ずかしながら書いてしまうことにしました。
たぶん1996年頃です。フォンレター送りました。まどさんへ。 ....
るるりらさんのおすすめリスト(6747)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
干渉- ichirou自由詩7*14-3-9
ツッコミが「なに村河内守だよ!」そうなるようにボケてください- 北大路京 ...短歌314-3-9
トカゲ- 藤原絵理 ...自由詩6*14-3-8
春の祭- フユナ自由詩19*14-3-8
草木萌動- nonya自由詩20*14-3-7
遠く暗い街- 壮佑自由詩20*14-3-7
草の想い- もっぷ携帯写真+ ...314-3-7
_修羅/- ハァモニ ...自由詩6*14-3-7
再び生きる- そらの珊 ...自由詩16*14-3-7
瘡蓋- チアーヌ自由詩714-3-7
サフォークのオルガン- 草野春心自由詩5*14-3-6
背に子- 小原あき短歌3*14-3-6
かしこ- 中山 マ ...自由詩4*14-3-6
動と静の密林- チアーヌ自由詩714-3-6
冷たい雨- nonya自由詩20*14-3-5
加湿器に涙- 小原あき短歌3*14-3-5
レインボーレイン- らいか散文(批評 ...214-3-5
通りすがりの俳句トキドキ短歌たち - 阿ト理恵散文(批評 ...10*14-3-4
いちめん- ハァモニ ...自由詩1+*14-3-4
春という字【詩人サークル群青三月の課題「春」への提出作品】- そらの珊 ...自由詩17+*14-3-4
海のイメージ_I(2014.3)- 新嶋樹自由詩214-3-4
HHM2を開催します。- 香瀬散文(批評 ...214-3-3
トレーニング問題集- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...314-3-2
明日の忘れ物は今日に- たりぽん ...自由詩1*14-3-2
ホンネの日記- イオン自由詩4*14-3-2
むくろ、と- umineko自由詩25*14-3-1
丸くならないダンゴムシの足が多い- 北大路京 ...自由詩614-3-1
ループ- nonya自由詩17*14-3-1
涙の虹- yo-yo自由詩6*14-3-1
どんなにわたしがまどさんをすきかかくことにしたぞう(泣笑)- 阿ト理恵散文(批評 ...15*14-3-1

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