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みずのね
さらさらとね
ながされる
ひとのシやセイが
たいがになって
いつかのよるの
うみみたいなばしょへ


みずのね
ちゃぷんとね
りゅっくのなかの
つつのなか
ゆれるた ....
痛みを
覚えている

気が遠くなるほどの
長くて短い
日々が流れても

夢で会いましょうの約束も
できないまま泣いてる男の子
いつだって逢えるでしょうと笑う
優しいひとの手を

 ....
物語を
知っているだろうか



おしゃべりなオオカミは言う
優しいでも強いでもなく
ボクはいいオオカミになりたい
その口元には
羊の肉片がついている

夕方に起きだして
い ....
なぐなみみつめ
なくあほうどり
あほうとひにくる
にんげんのみこころ

ときやほしや
ははなるばしょへとながれた
なゆたのかなしみ
とはことなる
かなしみのゆれ

とあるひひるさ ....
私は無力です。
私は無意味です。
私は透明で空っぽです。
まるで生きていないみたいに。

― みんな、似たようなもんさ。





『ホイミ』






休日の ....
「明日も雨、降るのかな。」
「綺麗な月が出てたから、きっと晴れるわ。」




5.

黒い服
白い首飾り
海底バスに乗って街を行く
灰色の上空には
ゆっくりと沈み来る夕日がな ....
斜光に詠う
蝉の時雨
蚊帳越しの庭
縁側の隅に
境界線を引いて
あの頃は
まだ色鮮やかに

幼い君を
母の振りして
よちよちと歩かせた
差し延べた手の
焦げた肌に伝う
ひとす ....
あの日 あの時まで 生きていた人がいる

朝は新聞を読んで
トーストを食べたのかもしれない
ランチは簡単にコンビニで
カロリーの少ない弁当を選んで買ったかもしれない

あの日 あの時 そ ....
遙か遠い昔から
聞こえてくる音色がある




 *


四十五億年を眺める
不確かな追憶
だから君はちっぽけなんだ
とは言わず
だから君の存在が大事なんだ
と云う
大地 ....
私がまだ小学生の頃
同じクラスに「わたしのパパはパイロットなのよ」と言っていた子がいた
後日違う子から「あの子の家は古いアパートなんだから絶対に嘘よ」と聞いた

私はその子に嫌いだと言った
 ....
ごめんなさいで済むから
警察官は要りません


病人がいないので
お医者さんは要りません

みんなが歩くから
車屋さんは要りません

本当に自由の国なので
政治家さんは要りません ....
ご案内致します



目の前に扉がございます
その先にあるのは未来です

扉の向こう側は今現在真っ暗闇ですが
こちら側と大した違いはございません

留まる事は出来ますが
戻る事は ....
時間が揺れるのは
重力の影響によるものです

人生が悲しみばかりだと思うのは
幸せがすぐそばにずっとあるからです

身体の外には未来があって
身体の中には過去があります

生まれた事 ....
るるりらさんの村上 和さんおすすめリスト(13)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
水の音- 村上 和自由詩915-2-11
優しいひと- 村上 和自由詩514-3-16
ブリキの森と紙の古城とウルサい湖畔の魔法- 村上 和自由詩313-4-2
花びらの荷づくり- 村上 和自由詩413-3-27
ホイミ- 村上 和自由詩211-9-11
海底バス- 村上 和自由詩411-9-5
初夏凛々- 村上 和自由詩411-7-21
黙祷- 村上 和自由詩411-6-19
あまみずの_水化粧- 村上 和自由詩811-5-31
- 村上 和自由詩711-4-22
つみをあやまる- 村上 和自由詩611-4-4
リライト- 村上 和自由詩211-4-2
死なない蛸の殺し方- 村上 和自由詩911-3-1

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