縦横無尽に うちのチャリ

それがすべてよ マイワールド

五里霧中なんかじゃないんだからね


 
たんぼにたって
まっている

めをとじながら
まっている

いなほをざわめかせて
やってくる

かぜの
れっしゃを
何かしら対価を見出したので愛するんだと思う
男のひとなら性欲の捌け口だとか

下心で膨らんだ股間を隠し
君だけを愛しているなんて恥ずかしくないのかな

女のひとだとしたら
無性に巣篭もり ....
家族といっても母とふたり

小さな箱のような部屋を
小さく切り取ったテーブルに
向かい合うことは少ない

たとえば小さい頃は鍵っ子で
学校から帰っても一人
母は生きるために働くことに懸 ....
あたしは
妊娠がわかると すぐ
あかちゃんのことを
愛称で呼ぶクセがある

あーちゃん

息子の病状が安定した頃
2番目の子供を授かった

今度はきっと
女の子だ

そう決め ....
駅前のメインストリートには
すずかけの木を等間隔にはめ込んだ
ビルディングは高さをそろえて
白色と茶色と灰色に塗りわけた

踏切の遮断機は配線が切れているから
決して開くことはないけれ ....
どこまでも
靴下とは共に。

素足だと、ふるえる。

汚い靴下だが、
まるでくっついてくるかのように。

どこへ行けばいいのかは
わからない。

指が出ている。

人へするの ....
自分が木螺子だと気づいたのは
空の水が全部落ちてきたような
凄まじい雷雨が通り過ぎた後だった

公園のブランコの下の水たまりに
たまたま自分の姿を映した僕は
ほんの少しだけ驚いた

で ....
ようじもないのに
ころがっていく

さかみちを
みかんが

さかみちの
はてのはてまで

それが
ようじであるかのように
{引用=
 草の先を
 むすんで
 おくのだという

 悪戯心
 という
 生易しいものではない
 もっともっと切羽詰まったもので

 おさない死児が
 先に逝った親しいもの ....
26年目の記念日

落ち着く和食居酒屋の個室で
あたしは
貴方に
指輪ケースを差し出した

 もう一度 はめ直して

いつの頃からか
あたしの薬指には 指輪の跡さえ
なくなってい ....
 父さんはニ層式洗濯機の中で
 ぐるぐる洗われている
 家族みんなに
 臭いって言われるから

 姉さんは乾燥機の中で
 父さんと同じように
 だけどひっそりと回っている
 好きな ....
秋になったら家を出る
軍手とシャベルを持って遠く遠く
九月いっぱいは歩き続ける
十月は釣りなどして過ごす
十一月が木々を染め出したら
場所を決めて、あとは待つ
落葉を敷きつめてその上に座る ....
ほんのちょっと 甘いモノが欲しいだけなのに
それが何なのかぴたりとは分からない

それはチョコレートではなく
クッキーじゃない
カスタードも 粒あんも マカロンも違う

小さな頃
ミル ....
なんて綺麗なんだろう
銀杏は黄土と薄緑が混ざりあい
その葉が落とす影の模様
どこまでも澄んだ青空を
斜めに上る飛行機は窓さえ見え
その向こう遥か先には
半月より少し大きな白い月
僕との距 ....
そしてやっぱり日々はつづき
宙返りした空が浮いたり沈んだり
それにあわせておれたちも浮いたり沈んだり

眼の覚めるような光の降る街!
けだるさや
ちょっとした絶望を明るく照らして
お ....
言葉を
見つけた

探していた
ジグソーパズルの
最後の1ピースのような
言葉を

言葉を
見つけた

欠けていた
色えんぴつの
代わりの1本のような
言葉を

そっと
近づいて

陽だまりと一緒 ....
君へ

10歳のお誕生日おめでとう
君と歩んだこの10年
いろんな出来ごとがありました

いつも保育園の行事では
私は一人君を見るために参観し
余裕のない私に
満面の笑みで私を見る君 ....
                    101020




キュウロクと言ったら
9600型蒸気機関車
大正の初期に純国産機として生まれ
長い昭和時代を日本全国を駆け回り ....
 
冷たい直線が
流れていく
今日は朝から
ろれつが回らない、
白い紙へと
その先に長く続く
生物の住めないプール
それは時計にある
二つの瞳孔
人が唇を触りながら
ゆっくり ....
もう何年も前のことだけど
妹と自転車二人乗りしてスーパーへ行った帰り道
道の真ん中に袋に入ったままのえのきが落ちていた
そのすぐあとに五個セットのティッシュ箱も落ちていて
誰が落としたんだろう ....
    .
正義はきみの中にはない。もちろんぼくの中にも。それは空にかかっているが遠くではないいつも宙を漂っているがすぐ近くにあるのだ。見ようとすればいつでも見えるのだがきみは見ようとしないなぜなら ....
 辞職願には「一身上の都合」とだけつつがなく書いたものの、本当の理由は「生きることによる倦怠感」であった。生きる、という本質的な目的がわたしの中で、ピントの合わない眼鏡をかけているように、急にぼやけて .... 秋を洗う
ダイヤモンドの花
プラチナの雨
慈愛





このオレンジの果てを
思う
果てに止まない開花があるとして
それが 想像が及ばないほどに 美しいとして  ....
快晴とは程遠い 灰色の空
本日 あなたはついに最愛の人の隣で永遠の眠りにつく

見守りにいけなくてごめんなさい
あなたの娘とその夫が
私の分も あなたが永遠に眠りにつく姿を見ています

 ....
 清水昶氏の、デリカシーのない発言を禁止している掲示板「新俳句航海日誌」で、2000.10の頭に、お父上の清水武夫氏の詩集「火の学会の着席順(1974.3.30発行)」に残部があるので欲しい人は連絡く .... 私を愛する{ルビ瞬間=とき}
一滴の涙はあなたの頬を伝い 
ラファエルの描いた 
天使になる 
連れ去られた声共々
水の惑星の底の無い墓標で
ゆらゆらと陽炎に
あいさつをするのが日課になってしまい
本日の公園は万有引力の縁の下
ここぞとばかりに
下弦の月はそり
青く冴えかえる
ふ ....
私は死んだ

不死鳥は灰の中で

生まれ変わる

肉体を失われた

魂だけの灰色の世界

この灰は藁か 炭か…

私の灰かもしれない


軟らかな 温か ....
還暦になりたる人の臓物はカーボンの色 朝すすり泣く
大気圧耐えるS字の脊椎は儚き生のエピタフに似る
年月を長き指にて掻きむしり爪老い侘びぬ月面映し
平穏は耳鳴りだよと腕時計外し目を揉む薄日の読書 ....
るるりらさんのおすすめリスト(6754)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
マイワールド- 殿上 童自由詩11*10-11-23
風の駅- 小川 葉自由詩510-11-23
愛するひと- 恋月 ぴ ...自由詩31+*10-11-22
家族の時間- ベンジャ ...自由詩9*10-11-22
あーちゃん- 森の猫自由詩14*10-11-22
箱庭- nonya自由詩9*10-11-20
チワワ- おかず自由詩210-11-19
木螺子- nonya自由詩22*10-11-12
みかん- 小川 葉自由詩8*10-11-11
むすぶという祈りの方法について- 石川敬大自由詩2010-11-7
指輪- 森の猫自由詩14*10-11-6
ちぐはぐな家庭- 豊島ケイ ...自由詩28+*10-11-6
冬支度- salco自由詩17*10-11-4
little_bit_little- Akari Chika自由詩5*10-11-2
美しい時間- プル式自由詩5*10-10-29
俺たちの為に鐘を鳴らそう- コーリャ自由詩410-10-24
そっと- nonya携帯写真+ ...16*10-10-24
おめでとう- 桜 歩美自由詩3*10-10-23
96- あおば自由詩4*10-10-23
副題- たもつ自由詩1210-10-19
だから私はきみと家族になる日のことをおもうよ- 佐藤真夏自由詩4*10-10-19
- Giton自由詩3*10-10-19
ゆるやかな生活- 豊島ケイ ...散文(批評 ...18+*10-10-18
「この世界」(はっとりんおめでとうリミックス)- たちばな ...自由詩10*10-10-18
49- 緋月 衣 ...自由詩9*10-10-17
火の学会の着席順_清水武夫- 鵜飼千代 ...散文(批評 ...4*10-10-17
天使ノ絵_- 服部 剛自由詩310-10-16
泡沫- こしごえ自由詩2*10-10-14
灰__〜改訂〜- ポー自由詩2*10-10-14
バ_〰_カ- salco短歌3*10-10-14

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