描いては消し
描いては消し
一枚の紙と
向き合って
どのくらいの時間を
費やしただろうか
あの時
陽だまりの中で
踊っていた水彩筆は
一本また一本と
姿を消した
あの時
....
日々を同じとかたまりとして捉え
線を引いている大人
日々新鮮な学びがあり
拡がっていく子ども
きのうと今日とあしたは違うんだ
だから
大人は子どもに負けてしまうんだ
僕はいつ ....
写真なんてキライ
思い出に固執して生きるのなんて真っ平
いつも新しいことに目を向けて生きていくべき
そんなことを言っていた
ロクなこと無かったし、しても来なかった人生だもん
ハサミでちょん切 ....
{画像=080524153641.jpg}
話した途端に、あ痛ぇ、失敗したなんてありませんか? 言わなきゃよかった言葉を吐き出してから失敗に気が付く。
もう取り消せないけど、コチンって落ち ....
あなたの存在を
あなたの不在によって
より一層実感する
今此処にない腕や声の
あたたかさを
心で抱きしめる
世の中で
一番嬉しい事
それは
愛される事。
世の中で
一番悲しい事
それは
憎まれる事。
世の中で
一番大切な事
それは
生きる事。
わざとらしく取り落としてみた銀細工の手鏡が
ナノ秒刻みで空をムシャムシャと食べました
さぁ風の音に添って渡ろういずこ
尖り切った指先は動きをやめたがらないし
きっと数多の紙片が舞い ....
平野に拓き敷かれた田園を縫う
屏風状の防風林や団子状の間伐林
赤屋根のサイロや家畜小屋
立ち停まって修めなければいけない
長い時間を内包する風景を
すっ飛ばして疾走する旅行者の
過ちの時速 ....
橋の上で兄は星を数えていました
すぐ横で私は橋を数えていました
星は数えきれないほどたくさんありました
橋は私たちのいた橋ひとつだけでした
何度数えてもひとつでした
それが兄と私 ....
最近入店した笑顔の素敵な男のひと
洗い方は丁寧なんだけど
細長い指先からほのかにただようタバコのにおい
最初は気のせいかと思ったんだけど
どうやらそうでもないようで
せっかくのシャンプー ....
今はね
ヒトノチカラを
信じてみようと思うの
これまでは違っていたけれど
そうしたら
変わると思うの
この空気の流れも
何かと一緒に
空色の
ポリバケツに
堆積する
首を
寝違えた詩人の
寝違えた詩
綺麗で
あくまで綺麗で
読む気がしないほど綺麗だっ ....
壁当てのスカッシュは味気が無い
生きた球を直に跳ね返したい
山頂からのやまびこは少し虚しい
生身のあなたとお話がしたい
ボイジャーのレコードは どなたかお聴きだろうか?
星屑になる前 ....
春の
壜に
沈澱した
メトロノーム
歌は
亡い
右往と左往
ちくたくたく
おかあさんも
おとうさんも
おばあちゃんも
おじいちゃんも
あたしのこと そうよぶ
どこかのエージェントみたいで
けっこう気にいってるんだ
そういえば
おかあさんも おばあち ....
<愛>
ふれることで確かめる
かたちをかたちにしない
きのうでも けさでも 一秒前でもなく
いまの呼吸 いまの温度
<読>
記憶が織り込まれた生地を
虫眼鏡でみたり
埃 ....
シルクの手帳
めろんのかほり
明日のあしおと
目を閉じても
まだまだとほく
呂律のまわらぬ
舌の奥
無数の言葉は身を隠す
冷たい空気の中
蝉の鳴き声と戯れ
次を捜す ....
踏み潰されても
踏み躙られても
這い上がる強い心
なにくそめげないぞ
自分のできる事をする
勉強は絶えずして
本を読んで
テレビは見ない!
最高の自分を目指し
最高の演技をす ....
ピアノの音
カスタネットの音
バイオリンの音
波の音
心を癒してくれる。
無心になれる
損得無しに溢れる感情
まだまだ頑張るぞ!
捨てる神あれば
拾う神あり
人を粗末にする ....
涙が一粒ぽろり
最期まで看取りたかった
愛するものを引き離され
人の気持ちを無視された。
多くの人が悲しみ
多くの人が傷つく
また良い事あるよ!
お上には逆らえないからね。
神 ....
人の想いがみえないから
私は詩なんてわからない
風景の中に文字があり
はぁとがみしりと音をたて
言わなくちゃ
と走り出すから
とんと並べ
とんとん並べ
あいうえお
って脳が認 ....
ぽちょん、と
金魚をかたどるように
あなたは時々
ことばを
誤る
けれど
あなたの誤りかたは
どう透かしても虹だから
わたしもいまでは
すっかり晴れ好き
風船みたい ....
詩の批評らしき散文は、現代詩フォーラムは当然のこととして、あらゆる詩の投稿サイトでは当然のこととして、返信という形や独立の散文という形で投稿されております。
詩の批評的なものはほんの一言の感想か ....
{引用=こうして綴るべきものたちは
とめどなく巡りめぐって押し花となる
慌ただしい時の合間に見つけた
ひそやかな灯りを
四季からの贈り物としよう
望むならば
手が届くほど近くに
揺らいだ ....
{画像=080406010521.jpg}
光りと闇
陰と陽は対局でもあり
xyのよう ....
ウサマビンラーディンが死んだ朝に
ローンバリバリのW400に乗って
あの格好悪い映画みたいに
純白のウェディングドレスを着た君をさらいに行く途中で事故って死ぬ様な
平成初期のドラマよりヌルくて ....
上手に絵を描こうとしても
それが思い通りにならないように
ある夜夢の中で素敵な未来を見てしまったら
現実的な未来を考えることは
遥かに遠い星に辿り着こうとすることに似ている
誰にも約 ....
燕の背中で寝そべってたら
太陽が睨んできたので
にらっめこの勝負をした
俺が勝ったので
太陽に筆ぺんで落書きしてやった
それを見ていたボーイング737が
調子こいてバク宙してきた
飛 ....
{ルビ蜻蜓=とんぼ}の眼鏡は言う
「得た、と思ったとたん、うしなっている」
であるから、はなから何ももっちゃいない
少年は、青年になっていた。誰もが年を取る
今は
....
まどろみの風下で
アミメキリンの夢を見た
縁側の木漏れ日の
網目をかいくぐって
鯨偶蹄目キリン科の
枝先に腰掛けていた
うたたねの岸辺で
アミメキリンの夢を見た
首を長 ....
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