村のお月さん
雲にのる

そりゃ
みんなが穴になる

村のお月さん
雲にのる

そりゃ
みんなが穴になる

…まま
みんなが
穴になる




 ....
ふと
遠くはなれてしまった人の姿が
無造作に表れてくる
胸の底が熱くなり
息が気にかかる
この頃は生きていることに感謝もしなくなり
死んだように生きている実感もわかない
た ....
ムックリの音色響き渡る
岸辺に
流れ着く緑の毬
湖水に

浮かぶ金の毬からも
滴る
粉々の
月の欠片が奏でた
ユーカラ
変奏される
血脈
封印された神々の記憶
そぼふる雨の四つ角で    突然あった懐かしい人と
時をわすれてみつめあう

街灯がやさしく照らす横顔に 愛の記憶がよみがえり
わすれていたはずの     ことばが生き返る

いつしか二人 ....
寝ている猫のひたい撫で私より先に死んではだめと言い含め 誰かのために何かできたらいい
心の中で明るい太陽が生まれようとしている
信じられない、僕は一度死にかけた
それは事実であった

その苦しみは波動の形になって宇宙を引き下ろす
願いの届かぬ星 ....
      暗闇の残像

きみを抱きしめて    すべての映像がじゃまになる
くらやみにてがのびて  僕の感覚は研ぎ澄まされる

柔肌のぬくもりが    残像と重なり合い
たかまる鼓動を  ....
手をつなぐと
だいたいわかる
あなたが私を
どう思っているか 
とか

あなたにも
たぶんそれは伝わっていて
私がちょっと
嫌だなって思っていると
おそらく
かなり正確に
それ ....
ゆうやけまみれの海辺に
ちいさいあなたが立って
鍵穴みたいな影をつくった

これはうみ
これはうみ
これは?
これは なみだよ
これは?
これは なみだよ

寄せ返す ....
物事はゆっくりと変化し続け
ふと気づいてみると以前とは違った自分がいる

いつか不毛の季節は終わりを告げて
また新しい子供の眼で世界に逢いに行こう

昨日の彷徨いの庭に朝の陽光がさすひと時 ....
その町に着くとAと俺は新築の高層アパートの7階に部屋を借りて住みはじめた。8月。青い空にはツイストロールの形をした雲がいくつも浮かんでいた。共同生活はうまくいかなかった。食事や音楽の好みの違い、お互い .... 次世代のために
誰かがしなければならないから
そうやって
きずだらけのわたしを見ないふり
すんなよ

わたし、うまれなくてよかったんだよ
わたしのおかあさんおとうさん
だれかのおかあさ ....
引き出しの奥のカメラに氷河期の白い記憶を閉じ込めたまま


唯一の命を抱えプラズマのウサギと共に言葉を泳ぐ


空っぽな夜にはひとに知られずに空へ静かな青を吐露する


(永劫)が送 ....
         160717
ゾンビにはなりたくない
奴隷生活はご免だ
やめてくれ~
いくら悲鳴を上げても
ご主人様はジャズ聞きながら
投資物件を探している
騙されるなよと言いたいけど ....
優しい詩を作ろう

辛いことは、幸せ


今、泣いてることも
息苦しさも

痛みも悲しさも


今は、ほんとに苦しいけど、


辛かったから、分かる優しさがある


 ....
どこへかえるというのか   この雨は
やさしさをわすれて     ふり続く

怒りの炎に         しずむ街
あふれる川の        そのあとは

再びめぐりきて       ふ ....
かばさんが本契約上の義務に違反して秘密情報を開示または使用した場合には、お花畑の幼虫さん(蝶々さんに変態する子どもたちをいうがこれに特定されない、以下同じ)に対して金銭的に算定困難で回復不能な、成虫不 .... 大海原に浮かぶ月
足元の砂に
ちりちり打ち寄せる
光の欠片

溶液になった
クラゲの悲しみ

強いひとにも
朗らかなひとにも
悲しみはある

それは弱さでも
やま ....
幼稚園児たちは楽しそうに
短冊に願いを書く

綺麗に飾って
七夕の雰囲気が出てきた
天気も晴れてくれた

七夕の紙芝居
その輝いた世界に
引き込まれる幼稚園児たち

七夕まつり毎 ....
夏の夜に浮かび上がる
さそり座の心臓、火星
とうたっても
こちらの夜は星座もろくにみえやしなくて

夜空は地上に住む人の心を写す鏡だというなら
みやこのこころはどれほど滅んでいるのかしら
 ....
お化け去り 妖怪魔物 勢揃い 父の詩を書くことにした。
見えない世界と繋がって
無くした親子の時間を取り戻す為に。

肩に手を置いて
にこりと笑う父の姿が見える。
「お父さんどうですか?気に入りましたか??」
私は声 ....
情けない

評価ばかり気にしていた事が

そんな生き方が情けない

嫌われても

けなされても

自分の道を歩めばいい

自分を失うな

飾りすぎるな

私は私の道を行 ....
もうどこにも行けない状態だからとか
昔見たあの光景をもう一度見たいからとか
求める側には少しばかり切ない理由がありそうで
でもたぶん
作り手側にはそんな理由なんかなくて
自然を再現するなら海 ....
顔の無い自分の顔の部分について考えている
なぜか?
非常識だからだ
洋服を着たからだだけが
ぺたんこになって地上に映し出されていた
これからもわたしたちは
なんとかマップにマッピングされて ....
海辺にて、そっと笑う、ふっと怒る、さっとさみしがる、ひとりひたる、ふたりしずむ、ゆ、ゆゆしき、しきたり、たのみのつなわたり、ろうか、かいくぐる塩分濃度30%海のち夏のはじまり、雨あがりに、アンドロ .... 水平線が見えて
(水平線が遠くに)
砂浜がある
(足元に砂浜が)
見上げると
(あわてて束ねたような空が)
振り向くと
(後頭部の景色が見える)

ヘッドホンから聞こえる波のような音 ....
                160704


並四ラジオにはVRつまみは無いのだ
音量調整は
アンテナタップ切り替え
再生検波管の再生具合(ポジティブ・フィードバック量を再生バリコン ....
父の死が
私の全てをひっくり返す。

独りぼっちだと悟る孤独感。
繫いでいた手を
後ろに組んでしまった。

横に居た父のことを思い出さぬよう
ぽっけの中に両手を入れたまま迎えたつい昨日 ....
仏間に置かれた古い位牌。

昭和十九年七月二十九日、ビルマ國ニテ戦死。
薄くなった金箔の文字で
位牌の主を語っている。

この家は最後娘一人となり
今から50年以上前に血筋が途絶えたのだ ....
るるりらさんのおすすめリスト(6759)
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