登っていこう
この丘のてっぺんまで

急な坂道辛いけど
えっちらおっちら
登っていこう

肌を焼く暑い日差し
汗をかいても挫けないで

カマキリだって
カナブンだって
カナヘビ ....
近頃便利がはんらんしている

子供の手あかにまみれていた「ブリキロボット」が
成長し 表情までリリしく変わり
時に行動までも 人間よりもりりしかったりする程だ
そのうちに見分けがつかない ....
血液が脳動脈を駆け巡る音に似ているクマゼミの歌 この街はひとつの詩篇しずやかに置手紙のような息を吐くひと


光さす野をひたすらにゆくがいい、君、セルリアンブルーの尾びれ


湯豆腐を崩さぬようにくずしつつ星の底までゆきたいと言う

 ....
俺たちはもうそんなに遠くへは行くことができない
俺たちにはもうそんなに力が残ってはいないし
それにもうじゅうぶん遠くまで来てしまったから

石段を降りた水面の高さから
今度は二段昇った水の上 ....
ミルクチョコレートファンタグレープアルフォートチョコフレーク
チョコボール生茶プリングルズコアラのマーチ辛ラーメン爽健美茶
ビスコチョコベビーカントリーマアムカップスターエブリバーガー
キリンレ ....
蝉の抜け殻を見つけた
希望に溢れて殻を脱いだのだろう

解放と自由の空
命懸けで恋するために

体が破けるくらい大声で
今が夏と教えてくれる

炎天下の中に響き渡る
原初からの生命 ....
虹色のフーガを織った君のそば
ゆびさき揺れて
やさしいトリル
 
 
窓ガラスに
幼い指紋がついていた
指紋をめくると
それは昔の日記帳だった
歩道橋で終わっていた
日記の続きを書くために
歩道橋を最後まで渡り
階段を下りた
まだ小学生で
 ....
静止画像をはりつけた

壁が

光を打ちおとしたあとにひろう水鉄砲



あなたがわらうにも

わたしがこの瞬間ひとであることにも

静止画像のゼンマイは必要だった


 ....
君よ
君は

どれだけのものを
あたしに
おしえてくれるんだろう

うまれてから
ずっと・・・

君は
わずか小5で

あたしの相談相手

中学生になったら
もう
り ....
また背中にGがかかる
いや、重力ではなく塊りが押して圧迫している
左の肩甲骨の上に乗るコンフュージョン
緊張が高まり首筋まで凝ってくる
あまりの重さに頭の中で
コットンフラワーが咲き乱れ
 ....
泣きながら便所駆け来る男子いて一枚へだてその嗚咽聞く

歳だけは取りたくないが口癖の老婆の霊が座る終電

急死した男の棺運ばれるテニスコートの脇の葬儀所

河口まで入道雲を追いかけた「イエ ....
知らない間に歳を重ね続けていた
無性に昔に戻りたくなる時がある
辛かった思い出は美化されて
楽しい思い出に変わっていく

輝くような未来が見えない
薄暗い道を歩いている
ときめくような恋 ....
サイズを合わせろと木端にダメだしされて
身体中の関節を外してコンパクトに納めたけれど
これ以上小さくなれないんだよ
もうそれじゃ
何がしたいんだかわからなくなっちゃうんだよ 

掴むものに ....
カラスアゲハの
遠慮がちな青みかたが
なんともいえず爽快だったから
ぼくは急いで
シャツを脱ぎ捨てた
もしかしたら肩甲骨あたりに
あるんじゃないかと思って
見落としてきた空への切 ....
人 人はみんな目を持っています
それは見える見えないに関わらず持っています
肌の色は違えどみんな同じ色の目を持っています

みんな白目を持っています
みんな白目を持っています

白目むい ....
今日は凹むことがあって、なぐさめてもらおうと、たくさんの友達にメールしました。
あれだけ応援してくれたのに、みんな、
「残念だったね」
って、それだけ?意外と冷たくて、よけい凹んでしまいました。 ....
 
 
水のノートに
垂線を引いていく
印刷された罫線と縦横になって
小さな枡がいくつかできる
溺れないように
慎重に枡に指先を入れてみる
体温より少し低い水の温度が
むかし一緒に寝 ....
避暑の家の涼しげな夏草の茂み
その影もまた深い碧に沈み、
淡く邪気ない木漏れ日が窓辺を揺らしていた
暗い六月の雨をしっかりと含んだ土の濃さが匂いたち、
やがて腐敗へとつづく露骨な大地のプロセス ....
-----------------------------------
老いた造船家の仕事部屋は紙と鉛筆と分割器が置いてあるだけだ。
そして窓の夕暮れの光。充分な設備だ。 
なぜなら造船家は夕方 ....
晩ご飯の魚と目が合った日のことを、覚えていますか。
腹の中の子まで食われ白骨化してるくせに、目だけはしっかり残ってやがった。

ゲーチェなんかがそう言っていたことにして
正しさってさ、使命感の ....
そらのうえのうみは

いつもさらさら

かぜのおどるうみ


くるぶしのあたりで

さふさふ ささふ

くすぐったくて

つめたい あおいろ


あめいろのひかりの ....
統計的に晴れることが多いという日がある
八月六日もそうなのだと思う
エノラゲイは晴れた空からしか投下しないと決めていた
その女はどんな人生を生きているのだろう
人間に思いというものがあるならば ....
ぽ、と、り、ぽ、こ、り、と、あ、わ、に、な、る、

もう忘れていいのです
苦しまなくていいのです

もう昔のことなのですから
これからはほかの誰かのためにないてください
わたしにはも ....
ちっとも 眠れやしない熱帯夜
あいつは クーラーのきいた部屋で
今ごろ ぐうすか 寝てるのかしら
ダイコンみたいにぶっとい神経だから
あいつなりの 生き方をしてるのだろう

だ ....
真っ白な紙をたくさん束ねた
大きな自由帳をもらった
どんな色を使ってもいいけれど
必ず自分で決めなさいと言われた

罫線もマス目も何もない
分厚い自由帳をもらった
どこへ持っていって ....
輪の中には入ろうともせず
ただ外側から
人々の行列を
心の奥底にあるファインダーを通して
脳裏に刻み付ける
鬼の面を付けて歩く集団は
夕闇の薄暗さに溶け込んで
浮き上がって空中遊 ....
水に噛まれ
午後に噛まれ
音は深く
さらに深く


首輪をちぎり
血の手形をまとい
空へ空へ持ち上がる径
棄てられた営みのかたわらをゆく


冬へ降る冬
 ....
ひこうき!
微生物!
地上からみた夜景!

かわいげのないせみのこえ

ゴキブリがないてるみたい

ひとを払う音!
電動スクーター!
音のない抑圧!

全身をなぶる風!
バン ....
るるりらさんのおすすめリスト(6754)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
丘のてっぺん- うずら豆自由詩210-8-26
氷像- えすぷり自由詩110-8-24
真夏- ハイドパ ...短歌2*10-8-23
風紋/夏- 萩野なつ ...短歌1110-8-23
水の上の透明な駅- カワグチ ...自由詩1110-8-22
ネグレクト- 紀ノ川つ ...自由詩3+*10-8-22
忘れ物- うずら豆自由詩210-8-20
青空に- あまね短歌310-8-19
エリーゼのために- たもつ自由詩2510-8-19
植物- 乾 加津 ...自由詩3*10-8-19
どれくらい- 森の猫自由詩7*10-8-18
重力加速度- 渡 ひろ ...自由詩18*10-8-17
「イエス」と「ノー」と「たぶん」- 都志雄短歌410-8-16
- SEKAI NO RET ...自由詩2+*10-8-14
これ以上小さくなれないから- 鵜飼千代 ...自由詩19+*10-8-12
スカイ・フィッシュ- 千波 一 ...自由詩10*10-8-11
白目色- 佐々木妖 ...自由詩3*10-8-10
誰にも聞かれないように- 西日 茜自由詩4*10-8-9
波紋- たもつ自由詩610-8-9
ガーデニア_★- atsuchan69自由詩15*10-8-9
造船家_—レンブラント画より—- 非在の虹自由詩2*10-8-9
こげパンチは発火するほどバーニング- 佐々木妖 ...自由詩5*10-8-9
てんごく- 自由詩410-8-9
八月六日はいつも晴れている- 吉岡ペペ ...自由詩3*10-8-8
人魚の涙_- 緋月 衣 ...自由詩12*10-8-7
『せんぷうき』- 座一自由詩810-8-7
僕の自由帳- nonya自由詩28*10-8-7
脳内ドキュメンタリー- 寒雪自由詩210-8-7
めぐり_ひかる- 木立 悟自由詩410-8-7
洞窟のものまね- 吉岡ペペ ...自由詩210-8-7

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226