君は透き通り始める

 すべての色に
 染まり終えたあとで

 それは
 詩の終わりでもある

 私は君に
 世界を見る

 ガラス越しに出会う 朝のように



 ....
さみしいアスファルトに薄い雪化粧
その上にきりとり線を描いてゆきます
おなじ歩幅で 一直線上に
きりとり線を描いてゆきます

振り返らない足あとは
戻らない昨日によく似ている

 ....
都会の人々が
いっせいに蝋燭に
明かりを灯したその夜

ひとつの灯が
消えた

わたし…
それっきり
くちびるは動こうとは
しなかった

友人の一人は
彼女の瞳は笑っていたと ....
      賽の目に
      切りながら
      豆腐一丁ぶんの
      愛がほしいと
      てのひらで
      哀しみが
      揺れる夜

 ....
明日死ぬかもしれぬのにダイエット 黄金バット七転八倒 最近流行りの小説を 独りで朗読すれば リア充ごっこ


こどもたちのおままごとがリビングで勤労感謝という勤労


ブランコで一回りしてさかさまの上弦の月のぼり続ける


まだだよが ....
資本論を乗り越えて

僕らは何処へゆこうとしているのだろう

勿論資本主義の終末では無いはずだ

文学は世の仕組みを超えて生き続ける

音楽もしかりだろう

もうプロレタリアートと ....
辛気臭いのは
いい加減止してくれ
ただでさえ寒くて
鬱陶しいのによ

うーん
おまえさあ
試しに
髪に油つけて
七三に分けてさ
鼻の下に
海苔張って
チョビヒゲにしてみ

 ....
ことばなんて

無用なときが、あるね。
{引用=

 まだ肌寒い春の
 朝が
 ひかりのプリズムに屈折して
 すきとおっている

 とおくに海をのぞむ
 住宅団地の縁をめぐる遊歩道を
 愛犬といっしょに回遊しているとき
 ....
梅雨でわたしは列車に乗った
外はすごい雨で
だけどわたしは
傘を差さずに駅まで来た
わたしの顔から
涙が綺麗に消されていた

夏で蝉が乗ってきた
六年間ずっとホームで
この列車に乗れ ....
春へと旅立つ
厚い氷のトンネルを抜けるたび
金属の車輪が鶯の鳴き真似をする
繋がって泳ぐ魚は駅に出会うたび立ちどまる

雨水が硬い表皮を滑り落ちる
やさしい雨の季節だ
ちいさな水の粒子に ....
雪がうすく残っているのは日陰のせいだ

絶対いない

キック!

手を合わせる

キック!

抱きしめたくなる

キック!

泣きそうなる

キック!

絶対いない ....
風に研がれた街の
痛い輪郭の端を
ポケットに手をつっこみながら
そそくさと歩く

研ぎ澄まされない
目と指先と頭は
言葉を紡ぐこともできずに
ただアイツを
待ち焦がれている

 ....
私は言葉を知らない
豊富な知識も 深い洞察力もない
柔らかな感性も持ってはいない

比喩や隠喩も使いこなせないし
哲学的なことはチンプンカン
コメント書いてもトンチンカン

こんな私に ....
自称「警視庁が見守る安全・安心な街」で
「自転車から降りて通行しよう。」の上にある
「公衆便所」の貼紙をやりすごしたら、
「貼紙禁止」の貼紙
「なんか面白いこと、ある」ところへ
せっかくだか ....
彼の人間性を疑う者が居るなら

架空の人間性に堕すが良い

享受出来るあらゆるを捨て

歩みを成した偉人の言葉は

あらゆる仮想的な神を凌ぐ

マーヤ婦人が命をかけて

産んだ ....
銀色の矢が空から墜ちて来るそんな夜

僕は系統樹のほとりに佇んで生命の音を聴いていた

風がちいさく闇を巻き込んで通り過ぎていった

ときはすでに多くを語らず寄り添っているような気がした
 ....
まだ歌い足らなかっただろう
貴方達が手も振らず
後ろも振り向かず
前へ前へと歩いていってしまった

当たり前のように入ってきた歌を
片っ端から聴き始めている
それでもそれでもね
私は  ....
夏日の日暮れに朝に似る夏景色

夜風に響く異夜の予告

日暮れ間近の日が沈む

行く道反射用のあたりに間近の日暮れ間近の日暮れ

あー済ませ顔に浮かぶ心用あたりがみかけでために

 ....
今日の自分が 倖せか どうか
明日の貴方が 無事か どうか

信じられないのは
弱いからでしょうか

比べてしまうのも
哀しい私でしょうね

新しい画面に 打ち込む文字が
気持ちと ....
やさしくもなく平和でもない
あなたの周囲や眼にするもの
耳にするものがそうであるだけに過ぎない
僅かな痛みすら止めて貰えないひとびとが
何十億人もいることをあなたがただ知らないだけだ

比 ....
備え付けの
グレイのロッカーの扉を開けると
中に針金のハンガーが二本
ぶらさがっていた

わたしの前に
入院していた人が
使って残しておいたものだろうか

ただ一本の針金からできてい ....
はちみつ色の月の縁を撫ぜるようにして、右手の紅さしゆびが冷たい窓硝子をすべったのです。
ねむたい音楽に身をゆだねるような、それは大変に穏やかな心地で。
やがて窓硝子をはなれた指の先は、ちょ ....
雨は
嘆きを代弁しない

風は
怒りを
代弁しない

おまえを語れる
他者はない



星は
だれをも照らさない

花は
だれをも誘わない

おまえは
 ....
けがれよの ないほど ゆたかな おゆのなか じゆうときえた ねつをめで おう



ひのしたで はだしでちをふむ みみすまし ことりとおちる たましいをきく
 しぬなんておもいもしなかった
 ひとが
 海をみていた
 くっきりカゲを増した
 夕映えの
 不知火干潟で
 たぶん夢中で
 ファインダーをのぞいていたにちがいない
 もえのこる ....
いちにちに八十回くらいあのばしょを思います帰ります

オレンジのひかり月のひかり花火のひかり

みどり電車のおと落ちてるセロファン系お惣菜やお料理


愛がたくさんつまっています

 ....
とても綺麗な青空だ

とても自分が

無価値な気がして

黒い塊が胸いっぱい


それでも

この花束を

君に この花束を




エッフェル塔に登 ....
るるりらさんのおすすめリスト(6754)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ガラス- まーつん自由詩11+*13-2-13
きりとり線- 川上凌自由詩5+*13-2-13
小鳥- 乱太郎自由詩22+*13-2-12
賽の目- 石田とわ自由詩18*13-2-11
- 北大路京 ...短歌413-2-11
こどもごっこ- 中川達矢短歌113-2-10
資本論を超えて- 梅昆布茶自由詩10*13-2-10
楽しいことしてくれ- 花形新次自由詩113-2-10
誕生。- 風音携帯写真+ ...313-2-10
春一番がふいた日に- 石川敬大自由詩10*13-2-9
各駅停車で、春に向かう- 小原あき自由詩6+*13-2-9
各駅停車で、春に向かう- 木屋 亞 ...自由詩5*13-2-9
キック!- 吉岡ペペ ...自由詩613-2-9
立春- nonya自由詩19*13-2-9
【_私に書けること_】- 泡沫恋歌自由詩21*13-2-9
陽のあたる街の水族館で- 中川達矢自由詩4*13-2-9
ブッダ- ドクダミ ...自由詩4*13-2-8
- 左屋百色自由詩2+*13-2-8
親父の暇つぶし- 梅昆布茶自由詩1613-2-8
Thank_you_for_everything- subaru★自由詩14*13-2-8
- ダミー短歌113-2-7
微笑えて_生ますか- 藤鈴呼自由詩5*13-2-7
世界は- HAL自由詩10*13-2-7
針金ハンガー- そらの珊 ...自由詩23*13-2-7
或る少女の日記- aria28thmoon自由詩3*13-2-6
恥知らず- 千波 一 ...自由詩10*13-2-6
かなしみのつたえかた- やや短歌2*13-2-6
さいごの一枚- 石川敬大自由詩17*13-2-6
ぼくのやすらぐばしょ様- 吉岡ペペ ...自由詩613-2-6
花々- 多紀自由詩17*13-2-5

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