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神様の瞳はいつも焦点が合っていないから
私の願いはいつも寄る辺のない空に消える
神様はただ広がり
神様はただ圧倒し
私は神様の何たるかを知らず
また知るもんかと強がっている
しかし、もし
 ....
掴もうとする指と
突き放そうとする腕は
どちらが速い?

駆け出そうとするつま先と
立ち止まろうとする踵は?

ねえ、教えてよ
みんなものごとの始め方ばかり
教えようとするんだ

 ....
君の眼はいつも遠くをさまよっている
夢の中を旋回するように生きる君の日常
その頃僕は断頭台の上で道化を演じるんだ
そんなの誰も見ていなくてね
すると君に手をひかれていくみたいに
遠く 遠くな ....
できる
できる
なんだってできるもん

田んぼのよこの小川だって
ひとっとび
とんぼだって
つかまえられる

このまえなんか
でっかいたいよう
手の中につかまえちゃった

あ ....
ちいさい秋見つけたの輪唱は
町の裏路地を通り抜け
いつしか夕日ばかりの
河原の土手へと
手をつないで駆けてゆく
そんな幼い日の幻影が
電信柱の後ろから
にっこりと顔をのぞかせ
むかし聞 ....
眠れない空虚な夜にずっくりと爪立てて食ういちぢくの実


いまここで痛みが喜びを呼ぶような一人っきりの罪をつくろう


なにもかも不器用だからならいっそ壊せ良い子の人形劇


〈わた ....
私に見えるのは青い空です
むかしむかしのお話で真っ白な山神の鹿が
かわそうな猟師に撃たれて死ぬ時に
倒れながら片目で仰いだその空です
そうしてさいごには
真っ白な鹿も猟師も病気の娘も
帰っ ....
るるりらさんのマチムラさんおすすめリスト(7)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
神様の視力- マチムラ自由詩4*12-1-8
ハロー・グッバイ- マチムラ自由詩2*11-12-20
壺中の天- マチムラ自由詩2*11-9-11
こども- マチムラ自由詩1*11-9-3
かごめかごめ- マチムラ自由詩7*11-9-2
- マチムラ短歌1*11-8-26
- マチムラ自由詩3*11-8-24

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