ばあちゃんの野菜は
やわらかく
大根は一時間も煮れば
中まで味が染み込む
ジャガイモは
カレーに向かないくらい
すぐ溶ける
竹の子も灰汁がすぐに抜ける
とっても素直な野菜たち

二 ....
{画像=140510184346.jpg}


丸い小さな石が転がった。

その時なにかが動いた気がした。


ほんの小さなことが
世界を動かしている。
宇宙を動かしている。

 ....
区切るのは、窓枠
ガラスを斜めに横切る曲線
不規則な、雑巾の跡
掃除の手順は安定しない、いまだに


座る場所は決まっている
そうである限りはきっと
向こう側の風景も大体変わらない
 ....
ひなげし食べたら鳥になる、とは語呂合わせた比ゆ的な表現だと感じながら、ひなげしはどんな花かも知らずに書いたが、
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=67187 ....
日々を複雑にしているのは
自分自身

定規で線をひいて
はみ出さないように色をつけて
出来あがった図形に名札をはって
似通った図形をひとくくりにして

複雑にせずにはいられない
 ....
別れも言わず
長く引きこもってしまったのに

この話題なら私だと
連絡くれたのね

疑問にスパンと答えてくれるのが
気持ちがいいのだと
いつか褒めてくれた
答えだけじゃなくて
関連 ....
残してきました。
掠れた声も、愛の言葉も。

残してきました。
四肢の細枝も、骨の軽さも。

残してきました。
まだ見ぬ命も、おぼろの瞳も。

残してきました。
独りの寂しさも、傍 ....
君はクラスの中でただ一人
輝く褐色の肌を纏った男の子

幼児部の時は
「お母さんに会いたい」とよく泣いていた

お母さんはさぞかし優しい人なのだろうか?
遠足の日 君のお弁当は
ポテト ....
モノクロの映画が、僕の方を、じっと観ていた。
僕の黒い瞳は、、薔薇色の少女の口元だけを観ていた。
こんなにも、楽しそうに、君は笑ってくれてたんだ。まだ、君の、
弾けるような笑顔がそこにあった。
 ....
猫でした
まちがいなくねこだったと思うのですが
定かではありません

幸せだったかもしれませんし
そうじゃあなかったかもしれません
宿無しだったのはたしかです

いまでもたいして変わり ....
なんだろな
被災地つらかろに
思って見てたら

こっちも同じ
つらさがあるよ
と思いはじめていた

だから
そこにいたら
あかんよと

いつしか
おしえられる立場 ....
下ネタじゃなかったのに 青空を見ているときは
星空をわすれ

かき氷を食べているときは
雪をわすれ

かなしみが沢山のこころは
よろこびをわすれ

大人になると
子どもをわすれ

山を登る ....
{画像=140506151840.jpg}

ぼくはズンズン身長が伸びて来て
視界が俯瞰して行くんだ。

小さな町の煙突を抜け
東京スカイツリーを抜け
視野が120度、180度、、、、3 ....
覚えたての縦笛から
頼りない汽笛のような音が
飛び出したから
思わず笑って
私は手をふる

どこかへいくの?
またかえってくるよ

音を作るこどもたちが
今でもほら
とても楽しげ ....
とうとう左手小指の爪半月が
消えた

何の不具合もない
誰も知らない私の体の変化

どうでもいいことだ
でも
こんなことでも
ずっと憶えている
自分にとって
どうでもいいこと ....
電気洗濯機
洗濯もの入れて 洗剤入れて スイッチオン

電気炊飯器
お米研いで 手首まで水入れて スイッチオン

自分の奥さん
今日も綺麗だね でも怒り出す スイッチオフ

自分自身 ....
白木蓮の花びらが
届かなかった手紙のように
散り落ちている

強い風の吹く
五月の日暮れ

咲いたばかりの桜が
ちりぢりに
遠くへ吹き飛ばされていく

行かないで・・

白木 ....
座ったときの
長さが
一体なにを証明するのか
わからないまま
――座って見る景色はほんの少し懐かしいけれど
――座ってみる景色は背伸びする必要がないから
私は
計られ続けてきたけれど
 ....
私がどれほどのものでもないと認めることから、始めなければならない。それはとても恐ろしく重く苦しい作業ではあるのだが。

お気に入りのおもちゃだから容易に捨てられないだけで、おもちゃの方では案外、私 ....
 
ふにふにヘッドに ぷにぷにボディー

世界平和は無理だけど

守ってみせるぜ 家内安全 どすこいどすこい



 
一人ぼっちで世界に向き合う時には
マラソンランナーのような気持ちでいよう
僕は実際、血を吐きながら走ってきたのではないか
今日の夕べに眠りにつきたい

人と一緒に世界に向き合うときには
犬 ....
公園のベンチにすわって深呼吸をする。
遠くに青い山が見える。山はいつも見る風景の中に、変わらずにある。
おじいさんにもらった山である。
というのは真実ではない。
自分の詩の中で、自分勝手に自分 ....
心の庭にヒヤシンスが咲き乱れている。
私は悲しみを言葉にする者。
拙い言葉で眼前のキャンバスを汚す事になろうとも、
現実を直視し、血のたぎりを一筆で描ききる。
昨日の悲しみが今日に及ばない ....
冬が去ったとは言え
霧に覆われ風にさらされる離島礼文
ようやく萌え始めた草の緑に
きりっとしまった白い袋
鎌倉武士の母衣が花開く 

かつては
ニシン漁の男たちが
往来を始める島の ....
どうしてそんなに、大きなお口なの?
赤いずきんの少女は尋ねた。
それは至極妥当な疑問だった。
ペローならば、ぺろっとイカレ、グリムなら助かる運命の、幼気(いたいけ)な少女を、だが、もっとハルカニ ....
君が
君の石を置く
世界が君色に変わる

僕が
僕の石を置く
世界が僕色に変わる

きっぱりとした君の白
雪の淡いと
僕の
空を模したブルー

交互に
わかり合って
分か ....
人が(ことば)を綴るようになったのは
一体いつからなのでしょう?

無数の国のあらゆる時代に
(ことば)が創られるより遥かな昔
宇宙に独り(ことば)はしーんと、住み
あなたの胸に転生した( ....
「かわいい」
保育園の部屋に初めて入った周を
年長の女の子が、迎えてくれた

「じゃあね」
僕と妻はにこやかに手をふって
若い保育士さんに抱っこされたまま
きょとん、とする周をあずけてか ....
きせつはずれの

あなたは はなぐもり

きたかぜを てまねいて

ふるさとのにおいだと わらった

せまくるしい すいめんに

もうすぐ ほしのかがみが

やってくるはずなの ....
るるりらさんのおすすめリスト(6712)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ばあちゃんの野菜- 小原あき自由詩10*14-5-10
繋がっていくものたちへ_/_小さなアリが地球を回す- beebee自由詩19*14-5-10
ひろがる- あ。自由詩11+14-5-10
ひなげし- あおば散文(批評 ...7*14-5-10
一粒- nonya自由詩16*14-5-10
ひきこもりへの質問- 森川美咲自由詩4+*14-5-10
もう少し待っていて。- 一酸化炭 ...自由詩614-5-9
君に与えられた色- 夏美かを ...自由詩28*14-5-9
笑顔- ハァモニ ...自由詩4*14-5-9
猫でした- 梅昆布茶自由詩33*14-5-9
せやな- 小川 葉自由詩914-5-9
下ネタじゃなかったのに- 北大路京 ...自由詩614-5-8
いいんだよ- 小原あき自由詩13*14-5-7
地球の先でノックダウン_/_ぼくは想像する太いモヤシだ- beebee自由詩22*14-5-6
楽隊- そらの珊 ...自由詩1914-5-6
どうでもいいことについて- ichirou自由詩11*14-5-6
取り扱い説明書- 佐白光自由詩114-5-6
白木蓮- Lucy自由詩16*14-5-5
さよなら、座高- そらの珊 ...自由詩12*14-5-5
手を離す- 森川美咲自由詩4*14-5-5
どすこい- 殿上 童自由詩17*14-5-4
マラソン- 黒髪自由詩4*14-5-3
分け入っても分け入っても青い山- yo-yo自由詩9*14-5-3
岩手の父に贈る詩- ヒヤシン ...自由詩11*14-5-1
レブンアツモリソウ- イナエ自由詩14*14-5-1
赤から青のメルヘン- ハァモニ ...自由詩4*14-4-30
オセロ- umineko自由詩8*14-4-27
夢の手紙- 服部 剛自由詩914-4-25
小さい靴_—入園の日に—- 服部 剛自由詩1614-4-25
即興___真珠を真似るひと- 橘あまね自由詩1014-4-25

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224