あなた、アオウミガメの背中を
  匂ったことはあって?



少女は
さして、答えを求めるふうでもなく
空と海の継ぎめを見つめたまま
潮風にふくらんだ髪を
そっと抑える


 ....
あたしの踵にね
鈴が入ってるの

歩くたびにね
動くたびにね
すごく
いい音で鳴るの

お母さんがね

入れてくれたの

うれしいときは
すごく可愛く
なるの

怒って ....
初夏の雫を集めた、里芋の
透明な葉脈の裏側で
夏風の子が
小さな産声をあげる
まだ、うまく飛べない

棚田の{ルビ畦=あぜ}に沿って
緩やかな曲線を描くと
早苗に浮かぶ蛙が
水かきを ....
明日雨が降ったなら、
遠い海へ行きましょう

灰色に曇った空と濁った海が
空と海との境界線を掻き消して
きっと遠く遠くへ
わたしを連れて行ってくれるはずだから
星と星をつないでゆく
あなたの指の先で
翼をひろげた白鳥が生まれる

古いギリシャの名前が覚えられない

翼は夜のかたち
それなのに星と星との距離を
越えることはできな ....
どんな蝶でも蜜を求める花に
好き嫌いがあるように
あなたの望む花と
わたしのなりたい花には
どうしても相容れないものが
あるのかも知れない
たとえば地味目なおんなのひとがいて
百人のおと ....
誰も足を踏み入れたことのない異境
  
  ここに私はいる 本当の私が

誰にも気付いて欲しくないから
   こんなトコに隠れてる 臆病な私

 あなたのこと考えると何も言えなくなる
 ....
暗いモリの中で僕は

ひとりで迷子になってた

どこに行くのかわからない

いったどこに向かう?

教えてよ神様

何で僕だけこんな目に遭うの?

分からないまま歩く

足 ....
囁くこともできなかった
想像することは 罪

光でみえないことにして
笑い顔だけ憶えている
異形である
僧が 泣くのである
静かに
念仏鈴の 音が
僧の 頭に かぶさるのである
ちぃん ちぃん
音が 響くのである

僧の 頬には 
蛾が 張り付いておる
蛾は 手足がない
 ....
{引用=
きみと
ぼくを
たして
にでわると
おんがくのかたちになった



 ミタクラヤシン
 
 ネイティブアメリカンの挨拶だ
 意味は君と私は同じルールの中で
 生きている仲間同士なんだよ
 仲良くしようと言う意味だ

 この言葉は人にも言うし
 植物、動 ....
暑いこの夏を乗り切るために
人々は、まるでエアコンのように
乾いた声を漏らしている。

口では冷たいこといって
おしりでは、汚いこと
吐きまくって。

暑いこの夏を乗り切るために
テ ....
1週間毒に漬け込みます

時にロマンチックになったりする

自分だけ灰色になりたい
なればいい

最後の始まり
終わりの続き

味見をするのも計算だった

しょうがないって
 ....
君の心の中はとても青く深い海だから
僕は小さな潜水艦に乗って行こう

潜って初めて知ったよ
静かに見える海の中は
本当はとても様々で
速い流れも遅い流れもあるって事

だけれども大丈夫 ....
  木はただ黙ってつっ立っているのではない




     両
      う
       で
        を
  木はかならず      立 っ て い る
       ....
ぼくは詩を書きたい

一日の中で何かを創りだし
何かを残すことが一日である

今日もまた

朝の散歩をしていると
雲に出会いました

遠くまで澄み渡る青空の中を
白い雲が静かに流 ....
雨が降ったあとに
小さな水たまりができました

大きなナマズが2ひきと
小さなナマズが2ひき
ナマズの家族が泳いでいました

泳いでも泳いでも
同じ場所をぐるぐる回るば ....
ららら〜るるる
僕が魔法をかけてあげよう

ほんのひととき
空き缶が倒れただけで
大笑いできる魔法

どれだけ頑張っても
報われないってことは
必ずある
いつか君もそれを知るだろう ....
私は訳あって英語を猛勉強している真っ最中なのだが、
その中で一つ気が付いたことがある。

外国人に「このフレーズはどうして変なの?」とか、
「どうしてこの言葉なの?他のじゃだめ」と聞いても、
 ....
海鳴りは遥か遠くでさざめいて 
波間に浮かぶ言霊たちは 
いちばん美しい響きを求めて 
たがいに手を伸ばしあう 

砂浜に打ち上げられた巻き貝は 
もはや亡骸となり果てて 
右の耳に ....
0:00を見てしまった私の
明日は重たいだろう
お疲れさま
滋養強壮ドリンクは用意してある
あとは
ブドウ糖
3000円の当たりくじ
これが現状の評価

浮き輪ひとつの遠泳は
これ ....
君の人生があり

生活があり

夢があり。


花があり

食べ物があり

あったかい風や

冷たい風があり。


春があり

夏があり

秋があり  ....
ちょっと、いちれんの投稿を読ませてもらって

どうやら

ものすごい気合を入れて詩を書いている人
趣味でてろてろ詩を書いている人

が、いるのね。

ものすごい気合を入れて詩を書いて ....
雨よりも切ない思い
小さな花は寄り添って
寄り添って

お日さまよりも
あなたを愛してしまった
わたしもまた
あなたに寄り添って
寄り添って
薫りへと目がいきがちな水仙が花も見てよと催促してる 何度でも愛しているとくり返す
    雨打つ窓にムスカリ蒼く
凍てる指よ
  松井の骨折のように外野は
  草が深い
  ぼくの夕陽から伸びる野の球。
  眼球のようにやわらかいものが骨折している
  ぼくのさみしい眼球譚が
  そうして麦笛に ....
それは
濡れた樹々の梢に透かし見た
緑の扉
明るい庭先のその扉を夢見る
光と影を刻み憧れにたたずんで
あるいは移り変わる街の喧騒の中に
待ちくたびれて
人知れず錆びついていたあの扉
そ ....
 穏やかで風もやさしい日曜の午後
 予定もなくて
 気持ちも安らか

 まだ開かぬ未来へのドア
 定まらぬ航海のいく末

 ただ漂う
 時間の波に揺られて
 
 心の目に映るの ....
るるりらさんのおすすめリスト(6712)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
回遊する少女_(アオウミガメ)- 佐野権太自由詩30*06-8-1
あたしの踵のステキな鈴- 初代ドリ ...自由詩7*06-7-20
夏風の子- 佐野権太自由詩29*06-7-20
[_遠い海へ_]- 渕崎。自由詩406-7-18
星座- yo-yo自由詩506-7-18
百合の花のように- 恋月 ぴ ...自由詩33*06-7-16
心の中の中心(カオス)- 美夜奈自由詩106-7-10
絵本の続きを書くのはあなた達だよ- こめ自由詩806-7-9
笑顔- 佐藤伊織自由詩2*06-7-8
僧と蛾- 奥津 強自由詩5*06-7-4
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灰色吐息- 仲本いす ...自由詩306-7-2
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失意- 石瀬琳々短歌9*06-5-23
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