雪がうすく残っているのは日陰のせいだ

絶対いない

キック!

手を合わせる

キック!

抱きしめたくなる

キック!

泣きそうなる

キック!

絶対いない ....
風に研がれた街の
痛い輪郭の端を
ポケットに手をつっこみながら
そそくさと歩く

研ぎ澄まされない
目と指先と頭は
言葉を紡ぐこともできずに
ただアイツを
待ち焦がれている

 ....
私は言葉を知らない
豊富な知識も 深い洞察力もない
柔らかな感性も持ってはいない

比喩や隠喩も使いこなせないし
哲学的なことはチンプンカン
コメント書いてもトンチンカン

こんな私に ....
自称「警視庁が見守る安全・安心な街」で
「自転車から降りて通行しよう。」の上にある
「公衆便所」の貼紙をやりすごしたら、
「貼紙禁止」の貼紙
「なんか面白いこと、ある」ところへ
せっかくだか ....
彼の人間性を疑う者が居るなら

架空の人間性に堕すが良い

享受出来るあらゆるを捨て

歩みを成した偉人の言葉は

あらゆる仮想的な神を凌ぐ

マーヤ婦人が命をかけて

産んだ ....
銀色の矢が空から墜ちて来るそんな夜

僕は系統樹のほとりに佇んで生命の音を聴いていた

風がちいさく闇を巻き込んで通り過ぎていった

ときはすでに多くを語らず寄り添っているような気がした
 ....
まだ歌い足らなかっただろう
貴方達が手も振らず
後ろも振り向かず
前へ前へと歩いていってしまった

当たり前のように入ってきた歌を
片っ端から聴き始めている
それでもそれでもね
私は  ....
夏日の日暮れに朝に似る夏景色

夜風に響く異夜の予告

日暮れ間近の日が沈む

行く道反射用のあたりに間近の日暮れ間近の日暮れ

あー済ませ顔に浮かぶ心用あたりがみかけでために

 ....
今日の自分が 倖せか どうか
明日の貴方が 無事か どうか

信じられないのは
弱いからでしょうか

比べてしまうのも
哀しい私でしょうね

新しい画面に 打ち込む文字が
気持ちと ....
やさしくもなく平和でもない
あなたの周囲や眼にするもの
耳にするものがそうであるだけに過ぎない
僅かな痛みすら止めて貰えないひとびとが
何十億人もいることをあなたがただ知らないだけだ

比 ....
備え付けの
グレイのロッカーの扉を開けると
中に針金のハンガーが二本
ぶらさがっていた

わたしの前に
入院していた人が
使って残しておいたものだろうか

ただ一本の針金からできてい ....
はちみつ色の月の縁を撫ぜるようにして、右手の紅さしゆびが冷たい窓硝子をすべったのです。
ねむたい音楽に身をゆだねるような、それは大変に穏やかな心地で。
やがて窓硝子をはなれた指の先は、ちょ ....
雨は
嘆きを代弁しない

風は
怒りを
代弁しない

おまえを語れる
他者はない



星は
だれをも照らさない

花は
だれをも誘わない

おまえは
 ....
けがれよの ないほど ゆたかな おゆのなか じゆうときえた ねつをめで おう



ひのしたで はだしでちをふむ みみすまし ことりとおちる たましいをきく
 しぬなんておもいもしなかった
 ひとが
 海をみていた
 くっきりカゲを増した
 夕映えの
 不知火干潟で
 たぶん夢中で
 ファインダーをのぞいていたにちがいない
 もえのこる ....
いちにちに八十回くらいあのばしょを思います帰ります

オレンジのひかり月のひかり花火のひかり

みどり電車のおと落ちてるセロファン系お惣菜やお料理


愛がたくさんつまっています

 ....
とても綺麗な青空だ

とても自分が

無価値な気がして

黒い塊が胸いっぱい


それでも

この花束を

君に この花束を




エッフェル塔に登 ....
  寂しいのって いやだよね
  あたしも あんたの言いたいこと
  わからないでもないのよ

  でもそのために
  自分を捨てちゃうんだったら
  それこそホントに 寂しいことだよね
 ....
冷徹な天球

荘厳な調べを奏でながら

流れてゆく冬の大気

張りつめた感覚に

シナプスは痛みを反芻する

どこに繋がればよいのだろう

どこに繋がりたいのだろう

魂の ....
{画像=130205162833.jpg}

憧れる対象は神格化されて

そぞろ歩きの視点の先が

固く寒さを耐えて

一枚

また一枚と

開くを待つ蕾に


わたくし ....
全てのものは
混沌としている
一秒だって止まることはない
絶え間なく
濁りつづけている


ぬかるみに
足をとられたとして
転んでひざをすりむいたとして
傷口がしくしくと傷んだと ....
海の見える場所に
足を止めた
海岸線は弓なりに身をそらせ
波を抱えてふるえている

少女が砂に座っている
束ねられた長い髪
白い顎の輪郭が
背景の蒼を深めている

(うまくいってる ....
ひとは知らずに響きをのこしてゆく

希望の響きばかりではないが
きみが生きた証だと信じている

それは言葉の流星群となって
僕の夜に降り注ぐのだ

そして花火のように弾けて燃えつき去っ ....
凍てついた北風に
千切れそうな私の耳が
ちぢこまって 蝸牛

冬枯れた街には
緑も少なく 小鳥もいない
鉛のような 空が重たい

春がこないかなあ……

声に出したら
一歩だけ  ....
ありがとうと
一日に一度は言いたい

ありがとうと
誰かに言ってもらうためでなく

ありがとうと
自然に言える自分でいたい


   ※


きみがいつもと違う顔で教室にきた ....
自分が書きたい詩を書くこと
読みたい詩が読めること
それだけの為に
命をかけていた



「おしん」の最終回のように
かつて、我慢に我慢を重ね
頑張る姿が人の感動を
呼 ....
累々とした屍を乗り越えて生還した父親達
遠く鴉が狙う死にかけた子供の抜け殻
栄養不良の子供たちの細い手を握りしめ
彼らは生きて行くことを決意した。
社会の再建、国家の再建を決意した。

国 ....
路地裏の朝顔が綺麗なのは
それに丹精を込めた人の息遣いや想いを
一緒に重ねてしまうから

そういった情緒を
たっぷり吸い込んだ花だから

アパートの洗濯物なんかにそれぞれの家族構成やら
 ....
子育ては子どもの頃の復習だ

幼い我が子に
昔の自分を重ねる

ああだったこうだった
言いながら
あの頃見えなかったものが
少しずつ見えてくる

あの頃見えていたものが
少しずつ ....
るるりらさんのおすすめリスト(6712)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
キック!- 吉岡ペペ ...自由詩613-2-9
立春- nonya自由詩19*13-2-9
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ブッダ- ドクダミ ...自由詩4*13-2-8
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親父の暇つぶし- 梅昆布茶自由詩1613-2-8
Thank_you_for_everything- subaru★自由詩14*13-2-8
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微笑えて_生ますか- 藤鈴呼自由詩5*13-2-7
世界は- HAL自由詩10*13-2-7
針金ハンガー- そらの珊 ...自由詩23*13-2-7
或る少女の日記- aria28thmoon自由詩3*13-2-6
恥知らず- 千波 一 ...自由詩10*13-2-6
かなしみのつたえかた- やや短歌2*13-2-6
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ぼくのやすらぐばしょ様- 吉岡ペペ ...自由詩613-2-6
花々- 多紀自由詩17*13-2-5
右に倣えば- まーつん自由詩8*13-2-5
題「冷徹な天球」- ジム・プ ...自由詩1*13-2-5
春の女神- ドクダミ ...自由詩2*13-2-5
呪ってんじゃねえ、光にあふれろ- あ。自由詩11*13-2-5
海の破断面- 佐野権太自由詩5*13-2-5
響き- 梅昆布茶自由詩24*13-2-5
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「朝おきて鏡の前でつぶやくこと」- ベンジャ ...自由詩11*13-2-5
あの時、生きることが第一だった- 鵜飼千代 ...自由詩24*13-2-4
荒れ地2- ……とあ ...自由詩8*13-2-4
路地裏- 梅昆布茶自由詩19+*13-2-2
子育て- 小原あき自由詩9*13-2-2

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